本。たくさん読めばよむほど。どんどん忘れます。
忘れたっていいんだ! 何かエッセンスは残るはず!
しかし、著者もおっしゃられていますが。
昨日の夕食も覚えてないのに、本だけは特別というのは。
残念ながら「そうあって欲しい」という願望でしかない。
でも。「残したい」ですよね。せっかく読んだんですもの・・・
著者は「ノート術」で一世を風靡?した方なので。
当然、忘れないためには「ノートに書くべし」と。
読んでから書くだけではなく。
本選び、いやそれ以前のアンテナを貼る時点から、
じゃんじゃん、ノートを書いて行く。
本題は読後のノートの作り方だと思うのですが。
それ以上に「探書ノート」と著者が名づけた、
本を探す為のリスト作りが私には参考になりました。
読みたい本リストを作ってはいるんですよ、昔から。
でも、上手く機能せず。どんどんリストが長くなる一方。
デジタルのパワーを得て、近年その暴走っぷりが激しい。
手で書く手間を経ることで。
何のためにこの本を読みたいのかを意識できる。
もしくは、自分の本当の読書のニーズがわかる。
そう上手く行くかどうか確信はありませんが。
以前からモヤモヤしていた部分なので。
自分なりの探書ノート作り、即効スタートさせます!
さて。読書ノートを作るのは。正直、著者を見習うと大変。
ただ著者自身書いておられますが、とりあえず一行でもいい。
まずは書く習慣をつけ、徐々に進化させればいいのです。
ノートをつけるのは本の内容を忘れないためではありません。
忘れたくないのは、その内容に対しての自分の想いや考え。
本が教えてくれたこと、感じさせてくれたこと、
考えさせてくれたこと、思い出させてくれたこと。
それを少しでもいいから、残しておきたいのです。
いずれ大半は忘れてしまうことだからこそ。
自分の書いたものを読み返して、また出会えるように。
本と、本を読んだ時の自分の気持ち、思考に。
そして考えたり、思ったりする内容を深めるのにも。
読書ノートをつけることが役立ちます。
奥野氏はこう書いていました。
本によって、ある程度のところまで連れて行ってもらったら、そこから先へ、少しでも自分の頭で考えることが大事だと思います。
近頃それが出来ていないという自信があります(笑)
だけど。それは読書の楽しみを減らしてるな、もったいな、と。
(2015.4.13)
私が「読んだ本すべての感想を書く」ことにこだわっている理由も。
本書を読んで改めて再確認でき、それを貫く決意も固まりました。
問題はその舞台が「ブログ」なのか「ノート」なのか。
もしくは双方を上手く棲み分けさせて行くのか、ということです。
この課題には、じっくりと取り組んで行こうと思っています。
- 関連記事
-