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暮しの手帖 4世紀81号

2017.03.28 未分類   comments 2
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暮しの手帖社
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ホッとする。普通の、日々の暮らし。

例によってバックナンバーを借りてきました。
買うこともあるのですよ(古本屋で見つけた場合は)。

さて。この号には私の好きなものがたくさん載っている。
表紙の文字を読んでみましょう。

「チャーハンの極意」
「春の刺しゅう」
「あんこの幸せ」
「20分でつくる和のお弁当」
「あの人の花びんと花」
「温野菜をたっぷりと」
「しずこさん」

どれも、私の「好き」の王道である。
決して「きらびやか」ではないところがいい。
実直で、でも実用本位過ぎず、「生活の美」たり得ている。

写真も素直で、レイアウトも端正で。
息苦しくない真面目さで。
広告がない点もやはり素晴らしい。
(もっとも、広告だらけの雑誌も私は面白がるのだが)

読み物も充実している。
寄稿している顔ぶれが良い。

私は佐藤雅彦氏の「考えの整とん」が気に入っていて。
今号の「ビニール傘の所有権につきまして」も楽しく読んだ。
以下の考察がステキだと思う。何気ないことなんだけれども。

世の中には、「はっきりしていること」と「曖昧なこと」があるが、実は、その間に「はっきりと曖昧なこと」があるのである。
 誰のものかは分からないけれど、誰かのものだということは明確に分かる、そんな状態があるのである。


(2017.2.25)
久しぶりの更新となりました。仕事で異動があったため、身辺も落ち着きませんが、パソコンの調子も悪いのです。そろそろ買い換えねばならないだろうと感じています。とりあえずは両親のパソコンをしばらく借りることにします。
Macにすっかり馴染んでしまったため、Windowsの使用感に戸惑っています。ブログの更新がスムーズに出来るよう様々な小技を仕込んであったのが、こちらでは使えないのも少々、不便。

戦火のバグダッド動物園を救え  ローレンス・アンソニー  グレアム・スペンス

2017.02.22 未分類   comments 0
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早川書房
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ああ、無謀!でも動き出せば何とかなるものだ!? 

こんなに面白くていいのかというくらい面白いし。
毎ページ毎ページ、びっくりするし。
著者の行動力、凄過ぎませんか。
なんとも無謀。ご自分でも度々嘆いておられますが。

なのに、ちゃんと彼の意志は通じて行くんだな。
それにしても。それにしても・・・

私だったら「気持ち」はあっても、へこたれる。
動く前に心が折れていると思う。
そして度重なる解決不能(に見える)な問題に挫ける。

それを。著者は。
「とにかくやるしかない」の精神で乗り越える。

ただ動物愛護家が動物を救う話、ではない。
人種問題、社会問題、そこからこぼれ落ちる感情。
敢えてすくいあげはしないけれど、きっちり描かれている。

深く掘り下げずに話は進んで行くが。
一瞬の目線の中に「哲学」や「道徳」がある。
悩み過ぎて身動きが出来なくなりそうな局面でも。
現実的に対処して進むことを選ぶ著者の強さ。

文章にする上で切り捨てたであろう葛藤の重みを想う。

この惑星を救う戦いはまだ終わっていない。その兆しすら見えていない。

あまりにも哀しく理不尽な事件の後の彼の言葉だ。
彼は自分の仕事はちっぽけだと言いながら、
「あってはならないこと」から人間を救おうとしている。

そう。彼は動物を救おうとしているだけではない。
動物を殺してしまう人間の人間性を救おうとしている。
むしろ、そちらが主軸だと言ってもいいくらいだ。

冗談や洒落でなく、「惑星を救う」気概を持っている。
それが可能だと信じているわけでもなくて。
それをやらねば、と思っている。
無理と承知でも、できることを自分はやろうと決めている。

動物園の動物を助けるよりも先にやることがあるだろう、と。
そういう意見があることは当然、彼も承知だ。
ただ彼のこの問いが、彼の行動の動機を物語る。

人間の愚かさの代償を命で支払うのは、いつもほかの生き物なのか?

いえ。人間が人間の愚かさの犠牲になる例も尽きませんが。
それだからと言って、この問いの重みは減りません。

(2017.1.2)
著者の優しさに、着実な行動が伴うところに感嘆させられた。
心優しい人は、その優しさゆえに立ち止まってしまうことが多いのに。

お手紙ハンドブック

2017.01.10 未分類   comments 0
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プチグラパブリッシング
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あれば便利な手紙マナーの本。

手紙の基本がコンパクトにまとめてあります。
そんなん知ってるわーという人には不要かな。

私は正式な手紙を書く時には悩むのです。
縦書きの手紙を書くのが実は苦手。

幸か不幸かビジネスレターとは無縁で生きて来ました。
でも、お客様に手紙を書く時は略式過ぎちゃ失礼よね。

新書判の小さな紙面にぎゅーっと詰め込んであって。
う。見にくい・・・と感じる部分はありますが。

まぁ。一冊あれば、役に立ちます。
この手のお役立ち本は見た目が騒がしいことが多いので。
すっきりした外観だけでも、ポイントは高いです(笑)

(2016.12.3)

70歳の日記  メイ・サートン

2016.12.29 未分類   comments 0
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みすず書房
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瑞々しく歳を重ねる。

70歳ですもの。若くはないのです。
だけど。「老い」は感じない。

歳をとることも。孤独も。
そんなに怖がることはないのかもしれないな。

ただ穏やかな日常、というよりは。
まだまだ「試行錯誤」して。
より良い自分、より良い明日を探している気配があって。

単純に「励まされた」と言うには。
著者とは住む環境や資質が異なり過ぎる気もするのだけれど。

それでも。なぜか親しみを覚えるのは。
著者が切実に必要としている「独り」の時間を、
わたしも求めているからなのだと思う。

きっと。それは変わらないよね。
うん。変わらない。

(2016.11.17)
この本は手元に置いて。数年ごとに読み返したい。
私は70歳になった時に。メイ・サートンのように。
「若い時より今の自分の顔が好き」と言えるかな。
言えるようでありたいな。

フランチャイズ事件  ジョセフィン・テイ

2016.12.08 未分類   comments 0
4150001383 (Hayakawa pocket mystery books (138))

早川書房 1954-09

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(絶版のため画像なし)

ジョセフィン・ティ、大好きです。
大昔に「時の娘」を読んだだけなのですが。

そ、それにしても、翻訳古いわー。
言葉遣いが、昭和初期。
あ、1954年の発行だったら無理もないわね。

「しまった」が「しまつた」とか。
「こまった」が「こまつた」とか。
読み慣れるまで、笑えてしまいました。

でもね。そのうち、これも味になってきます。

ストーリーは最初、もどかしいんですけど。
読み進むうちに、じわじわーっと来ます。

人物造型が、カッコいい。
派手じゃなく、地味にカッコいい。

ナニナニナニ、最後が格好良過ぎる。

ミステリーとしての推理の楽しさというより。
登場人物の心模様の変遷を見ていて面白い。
あくまでも、それが劇的ではないところが良い。

うん。奥ゆかしいんですよね。
でありながら、最後にカタルシスがある。

気持ち良い読書でした。

(2016.10.18)
「時の娘」より地味ですが、好き。
マリオンっていう女性、素敵ですねぇ。
  

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

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