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『マイナス50℃の世界』   米原万里 山本皓一

2018.11.25 未分類   comments 0
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角川ソフィア文庫
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それでも人は生きられる。

うそー。うそうそうそー。
永久凍土の上で生きている人々。
っていうか。街があるの!

ビルが建ってるの!
マイナス40℃でも学校行くの!
市営バスも走ってるの!

万里さんは行ったのね、ココに。
いやぁ逞しい。頼もしい。

何もかもが、想定外で。
ショック過ぎて、面白過ぎる。

人間て、「慣れる」のね。どんなことにも。
この寒さに慣れると。なんとなんと。
マイナス30℃よりマイナス55℃の方が快適、となる。

はぁぁぁ・・・・

励まされるというか。
なんかなんか。癒される。
寒過ぎて、あったかいよ。

(2018.4.26)
とにかく。びっくりして。
口を開けっ放しで読んでいた。
私には「冒険」な生活が「日常」なんだもんな。
気が狂いそうに寒いと思うのだけれど。
普通に暮らしてるんだものな。
住めば都、か。うん。そうかそうか。
それがいいね。私もそうありたい。
落ち込んでる時に読むと、いい本かもしれません。
写真もたくさん載ってるし。とにかく面白い。
何より。驚きが悩みを吹き飛ばしてくれる気がする。

『アメリカエッセイ傑作選〈2001〉』

2018.11.23 未分類   comments 0
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DHC
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忘れ難いエッセイたち

序文でエドワード・ホーグランドはこう語る。

「エッセイとは、印刷物を通して語り合う手法である」

当たり前だけど。
エッセイに欠かせないのは書き手の視点。

それが。日本のエッセイとちょっと違うのかな。
生活環境もなんだかんだ違うしね。
読んでいて、ほぼ短編小説だなと感じました。

とあるジャーナリストのね。
エッセイが凄まじ過ぎて言葉を失った。
彼は異常かつ残虐な殺人事件ばかりを追っていて。

誰もが耳を塞ぎたくなる事実を発信し続けて。
それゆえに世間からも冷たい眼を向けられて。

なぜ。そんなに「知らねばならない」のか。
知ったことを、広めなければならないのか。

ジャーナリストとしての使命だなんて綺麗事ではなくて。
そこには純粋な正義感が溢れているわけでもなくて。

人間の闇を。自分の中にも見ていて。
それを非常に憎んでいて。

あー。
ここに本がない上に数ヶ月過ぎてしまったから。
正確な内容ももう思い出せないのだけれど。

ただ。
彼の苦悩が読んでいて間近に迫ってきた。
その迫力が忘れ難い。

それと。木こりの友人の話。
これも、もう一度読んでみたいな。

どちらも。
読んでいて。心の中に跫音がするようなエッセイだった。

騒がしい、というわけではない。
でも。軽やかな跫音ではない。
その響きは「ズキズキ」という痛みにも近い。
「ゴトゴト」という不安にも近い。

全体に。選び方のせいかもしれないけれど。
重量があって。どしっとしていた。

批評精神、かな。それかな。
あと社会観察、かな。そうかな。

読み応えがあり過ぎて、少しずつしか読めなかった。
そのザワザワと心を揺らす読み心地は決して嫌じゃなかった。

(2018.6.10)
アメリカに限らず。海外のエッセイを色々読んでみたいな。
著名作家のものばかりでなく、幅広い人のものがあるといいな。
他人の物の見方に私は興味があるのだと思う。
小説からもそれは知れるけれど。
エッセイはまた違う切り口や展開があっていい。
物を書くことって。
多かれ少なかれ「自分を追い込む」行為だと思うけれど。
追い込み方が小説とエッセイは違うんだな。
日本のエッセイは「軽さ」「何気なさ」を纏うことが多くて。
ギチギチと追い詰めていはいかないような気がする。
直球で豪速球ばかりボンボン投げ込んでくるような。
そういうエッセイが新鮮だった。いいね、こういうのも。

『古文書入門 くずし字で「百人一首」を楽しむ』  中野三敏

2018.10.31 未分類   comments 0
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角川学芸出版
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古文書が読めるようになりたい

是が非でもってことはないですが。
読めるといいなぁって思います。

書道を習ったおかげで少しは読めるのですが。
文章をスラスラ読めるレベルには程遠く。
パラパラと単語が拾い読みできるくらい。

手書きの文書とか写本はめちゃめちゃ難しい。
著者はそういうものを最初から読むのは無謀だと言います。

どのくらい無茶かと言うと。
全くの登山の初心者がヒマラヤ登山を志すようなものだ、と。

じゃ。どうしたらいいの?
で。本書です。著者のおススメは江戸期の通俗的な木版本。

なんでかと言いますとね。えーと。
「あ」は「安」、「い」は「以」から来てるのは知ってます?

ところが昔の仮名は。
「あ」でも「阿」「愛」「亞」とかもあるのね。もっとある。

しかも。これはあくまで「原型」であって。
それぞれが現代人には判別できないくらいに激しく崩されている。
崩し方も何パターンもあるのです。

結果、五十音っていうけど、300字以上になっちゃう。
ええ。ひらがなだけでそれですよ。読めるはずない。

版木に用いられる仮名は一音が三字くらいに抑えられている。
それに崩し方も標準的で、個性が強くない。
売り物ですから、出来るだけ読みやすいように作ってある。

ただ、著者いわく版木にも読みやすさの違いがあって。
初級、中級、上級はあるそうです。

百人一首は、歌そのものを覚えている人も多いでしょうから。
入門にはまさに、うってつけなのです。

ここから慣らして。
テキスト代わりに木版本を古書で買うといいそうです。

え!古書って!と思いますけど。
明治初期くらいのなら数百円で買えるし、読みやすいとのこと。
往来物、易占書、教科書などが入門に適しているそうで。

あとは。やっぱり、辞書はいるよね。
著者のお勧めは、児玉幸多編「くずし字用例辞典」。

私は書道の教科書とかで適当に対応してるもんな。
そりゃ、読める字のバリエーションが少ないわけだ。

ふーん。欲しいな、この辞書。
古本屋で見つけたら買おうかな。

くずし字用例辞典 普及版
児玉 幸多
東京堂出版


(2018.8.1)
なんと検索したら、図書館にあって。
辞書なのに貸し出し可能だった。
今度、借りてみよう。

『絶景本棚』  本の雑誌編集部

2018.10.26 未分類   comments 0
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本の雑誌社
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久しぶりにツイートの引用。

「絶景本棚」読了。読むって言うより、ほけーっと眺めてた。本に殺されそうだな、載ってる本棚の持主たち。古いマンションを「ブルックリンの古い印刷工場を改装して住んでいる辛辣なコラムニストの家」というコンセプトでイノベーションしたという春日武彦氏の本棚が好み。

レンガのアーチをくぐると、プレスガラスで仕切られた書斎がある・・・なんて。かっこ良過ぎるだろう。新井素子の図書館みたいな書庫もスゴい。自分は贅沢は言わないから壁の一面だけ、ぎっしり本棚にしたい。ひとんちの本棚見てたら本をいますぐ買いに行きたくなってきた。

背表紙が読めそうで読めない。それでも読めた中から気になったタイトルをメモる。「美を生きるための26章」「そこでゆっくりと死んでいきたい気持をそそる場所」「となりのツキノワグマ」「黒富士」「目の中の劇場」「エレベーター・ミュージック」「だが、虎は見える」

ちなみに、この後しばらくして。
『美を生きるための26章』を読みました。

(2018.7.1)
ツイッターに。
こうして本の感想をつぶやく時もあります。
毎日チェックもしないし、つぶやきもしないし。
あまり、自分のことはつぶやかないし。
フォローもフォロワーも少なくて。
まぁ。以前ほど(フォロワー千人時代)じゃなくても。
それなりに広げてもいいんですけれど。
なんか考えただけで疲れるので。
このまま、ひっそりでいいかな。

『暮らしの哲学』  ロジェ・ポル・ドロワ

2018.10.16 未分類   comments 0
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ウイーヴ
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実際にやってみるかどうかの問題ではない

やったら楽しい101題・・・と副題にあります。
が。やってもどうってことないっていうか。
言われるまでもなくやっているというか。
バカバカしくてやる気も起きないというか。

表題に「行動」とその「効果」が書かれています。
たとえば、「1000まで数える」の効果は、
「厳粛な気持ちになる」で。
「何もしないでただ待つ」は「気が鎮まる」で。

え。私だったら、どっちもイライラする!

著者の解説あってこそ。
行動と効果の因果関係が理解、納得できるのです。
それは読まなきゃわかりません。

その考え方、感じ方が「哲学」なワケ。
普通に感じ、考えてるだけだと哲学にはならない。

一歩踏み込んで頭をぐるぐると悩ます。
屁理屈ですか? 考え過ぎちゃうん?
うそー! ひねくれてる〜!!!

もしくは。逆に。頭で考えることを放棄して。
完全に無になって、その状況に没入する。

どちらも。なかなかできないことなんです。
忙しいしね。情報がありすぎるしね。

でも。何も無いような。ごくごく普通の日常を。
「一人哲学トレーニング」の時間にできる。
もしも、その気があれば、ですけれど。

やってみるよりも。
自分流のお題を新しく作った方が楽しいかも。

あ。冒頭で著者は「やってみることに意義がある」って。
できそうで、できないけど・・・やってみますか?

(2018.3.29)
  

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

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*ブログタイトルの由来

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