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『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』エレイン・N・アーロン

2019.06.10 未分類   comments 0


HSPの生き辛さに寄り添う本。

付箋を剥がすのが大変だった。
その数、なんと112枚。 

その中で特に重要と思ったページ。
(付箋が横向きに貼ってあったところ)

110
138
205
212
249
252
268
282
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307
332
356
381

HSPかもしれない、とか。
私はHSPだ、と思う人は読んで損はないでしょう。

一箇所だけ。心に残った文章を要約します。

寒くて不快な時。
我慢することもできる。
もっと自分に適した環境を探すこともできる。
コートを羽織ったり、エアコンの温度を上げることもできる。
ここでやってはいけないのは、寒さに弱い自分を責めることだ。

あー。責める責める。猛烈に責めるよね。
自分を責め続ける人生だったと言っても過言ではない。

一つと言ったけれど、もう一つ。

家族の中で一番敏感な人が、一番「歪み」を受けやすい。
いちばん敏感な人が、調整役、標的、殉教者役、親役などを請け負わされてしまうのだ。

これは精神科医の中井久夫氏も同じことを言っていた。
強く印象に残っていたから、あ、と思った。

読んでいて。
いかに自分が生きづらい人生を生き続けてきたかを。
再確認させられすぎて、しんどくなるくらいでしたが。

私だけではないという実感も持てたし。
敏感であることの恵みも思い出すことができました。

でもね。
私はHSPである辛さを捨てるために。
HSPの長所も捨ててしまってるようなところがあるかな。

いや。本質だから捨てられはしないんだけれどもね。

言えるのは。
HSPにとっては、普通の環境を生き抜くのが厳しい。
自分にあった環境を生み出せると一番いいんだな。

表紙のデザインがチャラチャラしてるのが惜しい。
内容は今まで読んできたHSP関連の本の中で一番良かったのに。

(2019.1.4読了)
HSPってナニ?
という人は、こちらの記事を読んでください。

『ひといちばい敏感な子』エレイン・N・アーロン

『脳は「ものの見方」で進化する』ボー・ロット

2019.05.18 未分類   comments 0

「思い込み」で自己を守る

あ。それが悪いって言ってるんじゃありません。
そもそも、脳が「思い込み」を推奨してるのです。

「不確実」ということを人間はとても恐れる。
それは、その方が生き延びるのに有利だから。

不確実なものを、確実なもの、予想できるものに変える。
それが自らを守る「安全・安定」となる。

だけど。確かに。そのやり方だと。
世界を型にはめることになる。
創造性も、他者への理解も、思いやりも勇気も、失われる。

不確実な世界をむりやり確実にすることで、私たちは自由を失ったのだ。


では。どうすれば。自由になれるか。
創造性を取り戻せるのか。

ま。それこそ。想像がつくと思いますけれど。
「自分の思い込みを疑う」ところからスタートします。

あなたが見ているのは、あなたの脳が作り上げた現実。
他の人の方が現実をよくわかっているかもしれない。
まずは謙虚になりましょう。

疑うことは、常識の外にある可能性を生み出します。

言って見れば。内容はこれだけです。
なのに、分厚い本になるのは何故かといえば。
「思い込み」の実例が体感できるよう編集されているから。
読んで(見て)実感できる工夫が凝らされています。

「人間の脳は超ハイスペック意味づけマシーン」と著者は言い。
そのことが、もくもくと湧き出るような実例で語られます。

なるほど。なるほど。へーっ。の連続。
なんと人間にも渡り鳥のような能力が具わっているそう。

それを実証する実験が面白くて。
いいなー。私も被験者になってみたい。
(特殊な器具がいるので自分では出来ない)

人間が柔軟に適応し、変化できるのは、むしろ現実がありのままに見えていないからだ。現実をありのままに見ないことは、適応する能力にとって欠かせない資質なのだ。

脳はいつでも。
無意味な情報から意味をつくり出そうと頑張っている。
簡単に脳を変えるには、環境を変えることがいちばん。
ただし、環境を変え過ぎると今度は適応に失敗する。

ま。よくわかる話ですよね。

色の問題も大きく取り上げられていて。
色に関して偏執狂気味にこだわりある私には面白かった。

「正しい」っていう概念がガラガラ崩れます。
脳はそもそもありのままの現実を見るよう進化していない。
何をみるかを常に自分で選んでいる。

だったら。客観性なんて、あり得ないじゃない?
主観の「正しさ」って。質の違いこそあれ、エゴだよね。

でもね。いわば自分自身の「錯覚」で生きているってことは。
何を錯覚するかを選びなおせば、生き方も変えられるってこと。

あなた自身が文脈だ。


本書の中でも太字で書かれていたこの台詞、惚れました。

知覚には偏りがある。
経験の解釈が「ポジティブ」か「ネガティブ」か。

いわゆる、ほら、よく例に挙がるアレ、
「コップに水が半分も入っている」(楽観主義者)
「コップに水が半分しか入っていない」(悲観主義者)

著者はこう言います。
真の楽観主義者なら、半分とかそういうことにこだわらず、
ただ飲み物があるだけで嬉しいだろう!って。

はは。まったくそのとおりだ。

でね。これ、変えるのは簡単ではありません。
しかし。不可能でもないそうです。

知覚や想像を繰り返せばより本物らしくなるのです。
要は。今日ポジティブなことを考えれば。
明日もポジティブなことを考える確率が上がる。
それを根気よく続けて行けばいいってこと。

「くりかえすことで強化される」
これはネガティブにも発揮されるし。
他人からの擦り込みとしても威力を持ちます。

なんか、もう。キリないから。辞めましょうか。
随所に表れる著者の「キメ台詞」が個人的にツボで。
いちいち、きゃっきゃとはしゃいでおりました。

解説抜きで幾つか並べてみます。

人は誰でも、自分なりの脳の癖がある。

人間は自分の意見しか聞かない。

人を着ているもので判断するのは、他人だけではない。
(自分自身も、自分の着ているもので自分の能力を判断している)

人は他人に対して自分をよく見せようとするだけでなく、自分に対しても同じことをしている。

新しいものの見方は、まず自覚することから始まる。

過去を変えることで、未来を変えればいいのだ。

情報はあくまでニュートラルであり、意味はニュートラルではない。ある知識からどのような意味をつくるかは、すべてあなたしだいだ。

「創造性は誰でも手に入れられる」

「私の中には大勢の私がいる」

感情は、自分の思い込みを知る手がかりになる。

自分の思い込みの正体がわかっていれば、感情的なリアクションも小さくなる。

幸せとは、何かを楽しみにすることの中にある。

思い込みの存在に気づけば、選択肢も手に入る。

能動的に違いを探すことは、変化の原動力となる。

思い込みが柔軟であるほど、脳の動きがよくなるだけでなく、人間関係を円滑になる。

本物の試行錯誤こそが、脳の動きをもっとも活発にしてくれる。

新しいものの見方を獲得するもう1つの方法は、人生で楽な道を選ばないことだ。

不確実性を避けようという強い欲求は、私たちの知覚のほとんどを支配している。

何が起こるかわからないという状況は、悪いことが確実に起こるとわかっている状況よりも、ストレスが大きい。

不確実性を歓迎せよ!

ただ止まれ

自分の思い込みを自覚し、無意識の反応を止める。

衝突の中にこそ、その人の本当の人格が現れ、そして人格が創造されるとも言えるかもしれない。

人間の自由意志とは、A地点に行くことではなく、A地点に行かない選択をすることにある。情報に対する過去の意味づけを変え、未来の反応を変えることだ。

可能性の空間は、抽象的な確率ではなく、あなたが何を見るかで決まる。

何を見るかによって自分という人間がわかるように、何を見ないかによって、新しい自分を創造することができるのだ。

あえて「普通」の外に出ることをする。

脳はつねに「普通」を再定義し、動的な均衡を探している。

創造性がないものは、適応力もない。

人間の脳は、完璧であることを目指しているわけではない。

衝突したときだけでなく、いつも止まる。そうすれば、自分の聞き方を変えることができるだろう。

自分という人間がわからないのは、五感で知覚する世界が現実の世界だと勘違いしているからだ。

「幾つか」引用するって、私、言いましたっけ?
「幾つも」の間違いでしたね。いえ。「幾つも幾つも」

それだけ。納得できる言葉だったわけです。
正直、凡百の自己啓発本も同じようなこと書いてますよね。
思い込みを自覚しろとか、創造性は誰にでもあるとか。

しかし。
なぜ、人間がそのように強く「思い込む」かを書いてない。
人類が進化する上で、生物として生き延びるために必要だった、とは。

脳は「生存」のために有利な働きをしようとする。
それは、「非創造的」な思考や行動へ繋がりがちだということ。

脳は「クリエイティブ」だなんて。幻想なんだな。
いや。「クリエイティブ」でもあり得るけれど。
それが普通の状態っていうわけではない。

思い込みの強さには、私もそこそこ自信があります。
一方でその強固が思い込みが一瞬で変り得ることも知っている。

うーん。となるとやはり別に思い込み強くはないのか。
いや。「思い込もう」と必死になることはたぶん、ある。
その方がラクだ、安全だ、とわかっているから。

だけど。自己を守ることよりも。
自己を攻撃するほうが得意な性分だから。
思い込みを持っているということを自覚していて。
その思い込みを壊したい、破棄したい、という気持ちも強い。

思い込みが一つでも壊れたら。
その瞬間、青空が見える気がする。
パッと、晴れる。そのうちまた曇るけれど。

守るほどの自己なんて無いさ、とうそぶきたいね。

思い込みを壊したら。
また新しい思い込みが作り上げられる。
刷新するといえば、格好良く響くけれど。

大抵の人には、それほどの勇気や革新性はないから。
思い込みを上塗りしていく人生なのかもしれない。
残念ながら私自身も含めて。

せめて。
今の思い込みに「違和感」を感じたら、立ち止まろう。
些細な違和感を敏感に察知できる感受性を保とう。

そして。ゆっくりでいいから。
より前向きな「思い込み」を作り上げられる創造性を持とう。

脳が大昔の人類の経験から作り上げた「思い込み」に。
支配されて生きていくなんて、つまらない。

一方で。
思い込みという言葉では片づけたくないような。
魂の中に刻まれた年輪か歴史のようなものもきっと、あって。
それは消せないし、消さなくていいのだろうとも思う。

どちらにせよ。
既製の思い込みに乗っかって生きたくはないな。
どうせなら。思い込みも自作したい。

(2018.11.28)

大人の日帰り

2019.02.25 未分類   comments 0
4874354548
京阪神Lマガジン
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日帰りできる名所は行き尽くしたかも。

だーめだ、こりゃ。
ド・定番しか載っとらん!
もー行きましたわ。どこもかしこも。

いやいやいや・・・
行ったとこないとこがほぼ無い!
ベタ過ぎる! つまらん!

ここに載ってはいませんが。
私がまた行きたい本屋、長谷川書店へ行った際には。

14分ほど歩きますが。
水無瀬神宮に立寄り、名水を頂くとしよう。
うん。ここだけ気になる。行ってみたい。


水が良かった。伏見の御香宮神社の水と同じくらい良かった。
(google地図の口コミより)

あ。伏見もいってないわ、あんまり。
ていうか。京都の神社の名水巡りとかいいかもね。

(2018.9.1)
「日帰り」というのは。関西圏での話です。
「長谷川書店」というのは。
憧れの京都の「三月書房」に次ぐ、素敵な本屋さん。
小さな本屋さんですけれど。品揃えが最高。

『日帰り関西 大人プラン』

2019.02.17 未分類   comments 0
453310715X
ジェイティビィパブリッシング
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知ってるとこしか載ってない。

まぁ・・・仕方ないっちゃ仕方ない。

それでも、ま。行けてないところもあるな。
美山とか。うん。
美山に言ったら、かやぶきの里と、美山おもしろ農民倶楽部と、
美山粋仙庵と、はーばりすとくらぶ美山と、美山かやぶき美術館へ行く。

しかしだな。車で行くべき・・・となると厳しい・・・
以前、途中で気分が悪くなって引き返したんだよ。
(めっちゃ、車酔いする山道でした)

あとは、大神神社。ここなら車でも電車でも行けそう。
車の運転が苦手のため、電車の方がいいかな。
5月4日〜10日頃、上手くしたらGW後くらいに、
ちょうど神社内のささゆり園がささゆり見頃らしい。

福神堂というところでにゅうめんかおでんを食べよう。
できれば三輪山にも登る、と。
で、白玉屋榮壽 本店で、「みむろ」という最中を頂く

登山道の入口にある狭井神社にはご神水が湧き出ているそう。
水筒を持って行くのがおすすめとありました。
うん。わかった。持って行くよ。行くことがあったら。

今西酒造では日本酒アイスを食べる。
酒粕かりんとうも買いたい。
甘酒も美味しいらしい

三諸杉 という日本酒も気になる。

ふむふむ。
車で行けたら、長谷寺と。
やまびとのこころ店にも行こう。

あとは。
綿業会館でのランチをしたいなぁ・・・
ガスビル食堂もいいなぁ・・・
ずーっと生きたいと思っているんだ。

あれ。意外と、行ってみたいところあったし。
参考になる情報もあったね。

(2018.8.12)
その後。綿業会館でのランチは実現しました。
また行きたいと思える素敵な場所でした。
見学ツアー付きなので、楽しいですよ。

『アメリカエッセイ傑作選〈2001〉』

2018.11.23 未分類   comments 0
4887242352
DHC
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忘れ難いエッセイたち

序文でエドワード・ホーグランドはこう語る。

「エッセイとは、印刷物を通して語り合う手法である」

当たり前だけど。
エッセイに欠かせないのは書き手の視点。

それが。日本のエッセイとちょっと違うのかな。
生活環境もなんだかんだ違うしね。
読んでいて、ほぼ短編小説だなと感じました。

とあるジャーナリストのね。
エッセイが凄まじ過ぎて言葉を失った。
彼は異常かつ残虐な殺人事件ばかりを追っていて。

誰もが耳を塞ぎたくなる事実を発信し続けて。
それゆえに世間からも冷たい眼を向けられて。

なぜ。そんなに「知らねばならない」のか。
知ったことを、広めなければならないのか。

ジャーナリストとしての使命だなんて綺麗事ではなくて。
そこには純粋な正義感が溢れているわけでもなくて。

人間の闇を。自分の中にも見ていて。
それを非常に憎んでいて。

あー。
ここに本がない上に数ヶ月過ぎてしまったから。
正確な内容ももう思い出せないのだけれど。

ただ。
彼の苦悩が読んでいて間近に迫ってきた。
その迫力が忘れ難い。

それと。木こりの友人の話。
これも、もう一度読んでみたいな。

どちらも。
読んでいて。心の中に跫音がするようなエッセイだった。

騒がしい、というわけではない。
でも。軽やかな跫音ではない。
その響きは「ズキズキ」という痛みにも近い。
「ゴトゴト」という不安にも近い。

全体に。選び方のせいかもしれないけれど。
重量があって。どしっとしていた。

批評精神、かな。それかな。
あと社会観察、かな。そうかな。

読み応えがあり過ぎて、少しずつしか読めなかった。
そのザワザワと心を揺らす読み心地は決して嫌じゃなかった。

(2018.6.10)
アメリカに限らず。海外のエッセイを色々読んでみたいな。
著名作家のものばかりでなく、幅広い人のものがあるといいな。
他人の物の見方に私は興味があるのだと思う。
小説からもそれは知れるけれど。
エッセイはまた違う切り口や展開があっていい。
物を書くことって。
多かれ少なかれ「自分を追い込む」行為だと思うけれど。
追い込み方が小説とエッセイは違うんだな。
日本のエッセイは「軽さ」「何気なさ」を纏うことが多くて。
ギチギチと追い詰めていはいかないような気がする。
直球で豪速球ばかりボンボン投げ込んでくるような。
そういうエッセイが新鮮だった。いいね、こういうのも。

  

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

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