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無題

Posted by 彩月氷香 on 10.2012 迷いの森   0 comments   0 trackback
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どうして そんなに私の言葉を曲げてとるのですか

そんなに 私の言葉はわかりにくいですか
不十分ですか 不適切ですか

そんな風に読めるとは 思いもしなかった

それは 私に思いやりがないからですか

言葉に敏感な人ほど 言葉の意味を自分で作る
余白を 自分の思いで染め上げる

私だって たぶん そういうところはある

発した人の意図と まったく違うところで独自に理解する
可愛らしい間違いにも思えるけれど

それで こんなにも傷ついたと そう言われたら
そんなつもりじゃなかったとは 言葉を発した者には 言う権利はなくて
それでも ただ ただ ただ 哀しくて 苦しくて

言葉の意味を読み取る時に 私の人格も決定されていて
なんて なんて 非道な人間なのだろう ぞっとする

そんな風に私は見えますか
そんなにも 心のない人間にしか見えませんか

いいえ たぶん あなたがたが正しいのでしょう

そう見えた という時点でそれは真実なのだ

何も言わない 何もいいたくない

私の言葉が一人歩きさせる 私の姿をもう見たくない 

恐ろしい化け物がいる それが私の本当の姿ですか?

そうかもしれない そうと開き直った方がいいかもしれない

だったら お化けは森の中で一人で泣こう 
自分は人間じゃないのだから ずっと森にいよう

わかってもらう努力も もう疲れちゃった・・・


森の道

Posted by 彩月氷香 on 08.2011 迷いの森   4 comments   0 trackback
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また同じところを迷ってる ここは前にも来たよ 
やっと抜け出せたと思ったのに 迷い道は円を描いてる

誰かに面と向かって言われたわけでもないのに
おまえは心が狭いねって 責められている気がする
あんたの心は汚いねって 罵られている気がする

自分の心は自分で洗うしかないのだろうか
どこかに腕のいい クリーニング屋さんないかしら

二三日か一週間 預けておいたなら
綺麗に汚れも落ちて しゃきっとアイロンがかかって
生まれ変わったようになって 帰ってこないかしら

そんなムシのいい話があるはずない
こびりついた心の汚れが 簡単に落ちるわけがない
無数に刻まれた皺が あっさり伸びるはずがない

出口を求めて彷徨いながら 見晴らしのいい場所を探す
高いところから見下ろせば 正しい道が見つかるかもしれない

いいえここは深い森 木々に埋もれて道など見えない
向かうべき方角もわからぬまま ただ休まず歩き続ける・・・


雪の朝

Posted by 彩月氷香 on 12.2011 迷いの森   0 comments   0 trackback
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寒さが運んでくる 空気の肌ざわり
固くて透きとおっていて 強くて脆くて
ほんの少しつついたら パリンと割れそうな

ギリギリまで張りつめたものは なぜか美しい

私の気持ちも しーんと平らになる
その奥に蠢くものを 閉じ込めたまま凍りつく

たくさんのしがらみが 薄く張った氷の向こうに
まるで箱庭のように 妙に愛らしく収まっている
どうしようもなくもつれていたのが 嘘のように整然と

心の整理なんて必要ないのかもしれない 
誰かが知らぬ間に すっきりと片づけてくれた

きっとこれは夢 覚めたらまた足元には絡まった糸が
以前にも増して ぐるぐる渦巻いているにちがいない

冷たい空気が贈ってくれた ひとときの安らぎ
果てしなく広がる 静止した真っ白な世界
欠落が生む平穏はただの錯覚?まやかし?偽物?

終わりの見えない余白に ゆったりと時間が降り積もる
ふだん聞き逃している微かなささやきが鼓膜を震わせる
こういう日があってもいいのだ たぶん

不完全な心に映る景色は なぜかとびきり美しい


疲れて ただ疲れて

Posted by 彩月氷香 on 11.2011 迷いの森   2 comments   0 trackback
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疲れて ただ疲れて 息を吸うのも一仕事

疲れて ただ疲れて 何も見えない聞こえない

疲れて ただ疲れて 立ち止まる力もない

疲れて ただ疲れて 空白の頭をよぎる影を見てるだけ

疲れて ただ疲れて その理由も見当たらない

疲れて ただ疲れて 息を吐くのが精一杯

吸い込んだ息を吐く ただそれだけに 
こんなにも集中してる自分を 少し嘲笑ってみる 

疲れて ただ疲れて なのに自分に馬鹿にされたくない

疲れて ただ疲れて それでも残る小っぽけなプライド

疲れて ただ疲れて でもきっとすぐに忘れケロリとする

疲れて ただ疲れて それも今だけのこととわかってしまう

先が予測できるほどに 自分の窮状にも慣れてしまった
そんな我が身を ほんの少し憐れんでみる

疲れて ただ疲れて でも図太い自分なんて認めたくない

疲れて ただ疲れて 弱さを儚さと美化する気力もない

疲れて ただ疲れて 醜いものを拒む力もない

だからこれは私の真実 単純な生きている証拠
そう思い込もうとする空々しさに 小さく苦笑いする

疲れて ただ疲れて 大きな柱にぶつかりたくなる

疲れて ただ疲れて 夢を見ずに眠りたい

疲れて ただ疲れて 高いところから飛び降りたい

疲れて ただ疲れて 思いっきり泣きたい

疲れて ただ疲れて 強がる気持ちを消し去りたい

大声で叫んでみてもいいけど 叫ぶ言葉も浮かばない
自分の気持ちも把握できない愚かさに ため息も出ない

疲れて ただ疲れて でもまだ自分を信じてる

私は今 どこにいるのだろう?

Posted by 彩月氷香 on 09.2011 迷いの森   2 comments   0 trackback
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ふいに襲ってくる哀しみに わけなんてなく
急に心の中で 音を立てて停止してしまった何かを
途方に暮れて見下ろしている心細さ・・・

私は今 どこにいるのだろう?

また動き出すものなのか もう動かないものなのか
止まったままでいいのか 修復するべきなのか

いつか動き出すまで 待ってみてもいいけれど
いっそ壊してしまえば すっきり心が晴れる気がする

静かに少しずつ 身のうちに満ちてくる喪失感
あれは 失ってはならないものなのだろうか?

問いかけが虚空に吸い込まれ 消えゆく尾が白く輝く
何だかそれがとてもきれいで ひっそりと微笑む

凍った哀しみが結晶になって 澄んだ音色を響かせる
この冷たい世界はいつまで 私を包んでいるだろう

この場所で育つものは 懐かしいものか未知のものか
きっとそのどちらでもあり どちらでもなく・・・ 

とりあえず吐息を 丸くふんわり雪玉のように固めてみる
その白さが眩しくて 思わず少し目を細める

私は今 どこにいるのだろう?


  

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

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