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競売ナンバー49の叫び トマス・ピンチョン

Posted by 彩月氷香 on 09.2010 トマス・ピンチョン   2 comments   0 trackback
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筑摩書房
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読み始めてしばらくするまで、本書をミステリーだと勘違いしていた私。
作中に鬱陶しくさえあるほどに散りばめられた文学的な言葉遊び、
歴史的作品へのオマージュと窺われる諧謔、に首を傾げつつ、
なんて文学の薫り高いミステリーかしら、と感心していた。

それにしても、それにしても。事件は起きない。変ねぇ。
そこで、やっと、表紙をじっくりと眺めた。
トマス・ピンチョン!
「重力の虹」で有名な現代アメリカ文学の!!
・・・って、読まず嫌いで読んだこと無いんだけど。

時々、作者名すら見ずに読む自分には呆れる。
今年、他にも同様のことをやらかしていて、その時も相当ビックリした。
(私のうっかりぶりを知りたい方は、こちら→水村美苗「高台にある家」

「重力の虹」といえば、文学と呼ばれるものは全て読もうという、
熱意に溢れる文学少女だったかつての私が気にかけつつも、
どうも苦手な気配が濃く読まないまま機会を失い、存在も忘れた作品。

いつかは読もうと思ってはいたトマス・ピンチョンを、
心構え読み始めてしまったことに少なからずショックを受け、
脳が一旦停止。頭をぶんぶん振って気を取り直し、読書再開。

あの、大袈裟に聞こえるかもしれませんが。
雑食系読書家な私も元を辿れば折り目正しい(?)文学少女で、
文学には変わらず敬意を抱いているわけです。
だから、ちゃんと襟を正して読んでいます。
チャンネルを切り替えて読む、って言った方が近いかな。

なのに、ミステリモードで読んでいたなんて~ショックでしょう、それは!

すみません、お馬鹿な導入部分が長くなりましたが、やっとここから本題です。

  

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