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堪忍箱    宮部みゆき

4101369224
新潮文庫
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良かったです。
まぁ・・・暗い話が多いかと思いますが。
何かかえってホッとするのが不思議ですね。

(2014.10.5)
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桜ほうさら  宮部みゆき

4569810136
PHP研究所
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宮部みゆき「桜ほうさら」読了。美談にしないところがいいんだな。善と悪をくっきり分けないのが。人間性の歪みを丸ごと受け止めている感じが。善きものを信じるけれど、そこからはみ出すものを拒絶しない。ほんわかしてるけど、胸が締め付けられて、やがて微笑みを呼ぶような・・・憂いある優しさ。

読後の感想をこんな風につぶやいていました。

さて、悪人が出てこない小説っていうのは多くはない?
でも、ないこともないですよね。たまに、ある。

だけど、悪人が出てこない時代小説やミステリは無い。
・・・でしょ? 違うかしら?

悪人がいないと成り立たない小説の形態なんですね。
あ、いや・・・探せば悪人抜きのもあるかもしれません。
とりあえず、一般的な話として聞いてください。

で。気になるんですね。「悪人」の描き方。
ここに著者の人間性や個性は如実に現れると思います。
悪人はいなくて、悪事だけがある、とする人もいますね。

私が比較的、好きになれないのは。
善人がふとした運命の悪戯で足を踏み外した的な描き方。
魔が差した・・・っていうパターン。

あの時、もしナニナニだったら、って。
この手の「しまった、やっちまった」的悪事はつまらない。

あなたも犯罪人になる可能性はありますよ、って。
それはわかるんだけれど、面白くはない。

もっと根源的な・・・あると思うんです「悪の芽」って。
それが描けていると感じられる小説が好きです。

段々、何がいいたいのかわからなくなってきましたが。
つまり、私は宮部みゆきの「悪」の描き方はとても好き。

(2013.8.16)

かまいたち  宮部みゆき

410136916X
新潮文庫
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宮部みゆきの初期の作品なんですね。
時代小説アレルギーのある私はスルーしてました。

以前、勧めて頂いて「初ものがたり」を読んだところ、
「あれ?こういうのは好きだわ!」となりまして。
宮部みゆきの時代小説ならば読めるのか。
それともアレルギーを克服したのか。

検証するために山本周五郎あたりに手を出そうと思いつつ。
先延ばしし続けて今に至ります。

いや。待て。
私の弱いオツムは歴史小説と時代小説を混同してるのでは。
苦手度数は歴史小説の方が上で、時代小説はそうでもない?

山本周五郎は何とか読める感じですが。
司馬遼太郎は到底読めない気がする。
思い込みかもしれませんけれど・・・

人が死ぬのが単に怖いだけだったりするかも。
ミステリの殺人事件とかは「個」の単位の「死」でしょ。
(ま、例外は多々あると言えばありますが)

個人の恨みつらみ・私利私欲の殺人は構わないんですけど。
「大義名分」を振りかざした殺人が受け付けられない。
いや何だろう、「団体的行動」とか「思考」がそもそもダメ。

一致団結して「藩」とか「国」とかのスケールで動くのが。
まぁ、その集団の中の「個」である苦しみとかが描かれてる、
と言うのはわかりますけれども・・・

そうか。「集団」アレルギーか、私は。

一致団結とか言われても、感動とかしないもんなぁ。
全員一つの方向を向いてるとか、同じ目標を共有してるとか、
どちらかというと気持ち悪いと感じてしまう・・・

正直、大河ドラマなんかを見ててイマイチ乗れないのは。
殿のため、お国のため、と闘う気持ちが理解出来ないからかも。

ええ、ええ。そんなこと言っても。
自分も属する場所があるから生きてられるのは承知です。
ていうか羨ましい。命を投げ出せるほど大切なものがあるって。

あれ。何の話だ?なんか妙に淋しい気分になってきたし・・・

本書は江戸の市井の人々の話なんで、そーゆーのとは無縁。
しかも宮部みゆきらしく、超常現象が加味されております。

また話は戻って。時代小説と歴史小説の違いってそもそも何?
Wikiの「時代小説」の項目に以下のように書かれていました。

一般に歴史小説との境界は曖昧であるが、
過去の時代背景を借りて物語を展開するのが時代小説であり、
歴史小説は歴史上の人物や事件を扱い、その核心にせまる小説である。

あ。なるほどね。言われてみれば。

本の感想に全然なってないですが、勝手に納得したのでこの辺で。
ひとこと言うなれば、どこか禍々しいのに和やかな味わいで好きです。

(2013.6.1)

小暮写眞館   宮部みゆき

4062162229
講談社
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家族と、青春と、生と死と。
人間模様の温かさが、心をほのぼのさせる。
その陽だまりの底に、鋭い痛みが息づいている。

加害者はたいてい、普通の人間で。身近な人間で。
積極的な悪意がないことが、その残酷さをいっそう深める。

けれど何より自らを傷つけるのは、自分自身が育む想い。
消そうとすればする程、肥大していく哀しみと憎しみ。

失くした大事なもの、それに纏わる苦い思い出。
消えることのない悔いと不安と悲哀・・・。

誰にもきっと、忘れ得ぬ痛みはあるでしょう。
支え合う者どうしの愛情でさえ、時にはすれ違うこともある。

記憶の一部を凍らせることで、「無事」に暮らしていても、
いつか「解凍」しなければならない・・・どんなに辛くても。
目をそらし、「なかった事」にして「余生」を送るわけにはいかない。

大丈夫。何度も挫けても。何もかもを消したくなっても。
再生の時は、いつか訪れる・・・そう信じさせてくれる。

旅立ちの春のように。
憂いと晴れやかさの溶け合う、清々しい切なさ。
洗いあがった洗濯物の、翻る白さに目を細める心持ちにも似て。

(2011.4.8)
登場人物たちがとても楽しい。
私は、主人公の弟のぴかちゃんが好き。
こましゃくれた、自分の可愛さをよくわかってる、お利口さん。
悔しいけど、かなわない、無敵の愛くるしさ。
主人公の花ちゃんも、心優しい、しっかり者。
彼らの両親の言動、その変人ぶりもツボにはまって笑えます。
お母さん、ぐるぐるしちゃう人なんです。私と同じだ~。


初ものがたり  宮部みゆき

4101369208
新潮文庫
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新年にふさわしいような、清々しさ。
気持ちも澄み渡るような、しんしんとした、冷たさ。
ああ、いい季節に読めて、良かったな。

時代小説が、苦手な私。
人情って、言われてもなぁ・・・哀しすぎるし。
町人暮らし、うう~ん。なんか好きくない。
って、思っていたのだけれど。

いいなぁ。何がいいのか、説明できないけど、いいなぁ。

本所深川一帯を取り仕切る「回向院の旦那」。
岡っ引きの親分と子分たちの捕物帖六作が収められた短編集。
こう説明してしまうと、私の好きな要素はまるで無いのだが。

華々しくはない、喜怒哀楽の、過剰にしんみりしない具合が好き。
食べ物がとても、美味しそうで。町の景色が・・・ううん、空気がいい。
懐かしいように平凡で、でも時々謎めいている人間模様も、心地よい。

切なさ、やるせなさが、ストンと胸におさまる。

(2011.1.11)
これも、「すぐ読めて満足感あり」な、本シリーズより。本読み人M様の推薦。
紹介して頂いてから読むまで随分と長く、時が過ぎてしまいました。
でもね、一話目が、ちょうど今の季節と重なる話で・・・
寒さと物悲しさと、新年の心新しさに重なって、印象が深くて。
偶然ながらに、とてもふさわしい時期に読めた気がして、嬉しくて。
M様、ありがとうございます!



  

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
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2014年12月20日 (土)
堪忍箱    宮部みゆき
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桜ほうさら  宮部みゆき
2013年06月17日 (月)
かまいたち  宮部みゆき

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