『ジョーカー・ゲーム』柳 広司
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陸軍中野学校がモデルで。
この学校の生みの親の秋草俊陸軍少尉をモデルにしているそう。
ただし、本書に出てくる結城中佐は作られたキャラクター。
映画化されましたよね、最近(見てませんけれど)。
うーんとね。何だろう、期待していたほど面白くなかった。
柳 広司さん、好きなんですけれどねぇ。
スパイっていうのも、私の好物要素ですし・・・
良くも悪くもシンプルで淡々としていて。
もともと、作風もそうだったけ?と思いながらも、
少々物足りなく感じてしまいました。
ていうか、著者の作品の中では出来が悪いですよね。
もしくは、今まで見落していたけれど、
この人の悪い癖が散見されるとでもいいましょうか。
悪い癖って何だよ、とか突っ込まないで下さい。
この感想を書いているのが読後から数ヶ月経っていて、
具体的に説明は出来ません・・・ただの印象です。
ひとことでザックリ言うと、看過できない不自然さ?
うーん。違うかも・・・
いや。ホント、なんだか申し訳ないです・・・
(曖昧な記憶でもって、作品を貶す私って。ううぅ)
それでも著者の作風を好きなことには変わりはないです。
続篇を読みたいかというと微妙ですが。
このシリーズ以外のを、読んでみようかな。
(2015.2.4)
この世界観が好きな人には魅力ある作品だと思います。
なんか、ただピンと来なかったのですよねぇ。