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2018年12月に観た映画

2019.01.08 映画   comments 0
foxeiga1.jpg 12/3
ボヘミアン・ラプソディ
★★★★

監督 ブライアン・シンガー
2018年 アメリカ
135分

ラミ・マレック
ルーシー・ボーイントン
グウィリム・リー


大ヒットしましたね。
ヒットの兆しが見えてきた頃に観に行きました。
全然、期待はしていなくて。正直観たいという気持ちもあまりなく。
でも。親友が良かったというので行ってみたのです。

うん。俳優がいい。脚本もいい。音楽もいい。
オーソドックスというか、ベタというか。
とても素直で素朴とも言える印象を受ける映画です。

クイーンなんて知らないよ、と思っていたら。
あれ、この曲? え、この曲も? へーぇ。
というくらい、どの曲も知っていて懐かしかった。

ファンでもなく、フレディーはヘンなおじさんのイメージだったけど。
この人、めちゃめちゃ才能があったんだな。メンバー達も。
曲作りしているシーンがワクワクしました。

音楽に魅力がなければ成り立たない映画でしたね。
格好良くて、哀しくて、少し滑稽で、美しい。
ただ、こんなの映画じゃない、とまでは言わなくても。
ドキュメンタリーとミュージックビデオの融合、
と取れてしまわなくもない内容ではあります。

だけど。フレディー・マーキュリーの人生自体が。
音楽なしではあり得ないものだったわけだから。
その音楽を極めて巧妙にたっぷりと織り込んだ構成は、
彼の魅力と才能と苦悩を描くのに適していたと思います。

クイーンを知らなかった世代も感動できるような、
気の利いた演出で彼らの音楽を聴かせるこの映画は、
フレディーへの追悼にふさわしかった気もします。

私も勢いでサウンドトラックCDを買いそうになりました。

France2cinema1.jpg 12/7
おかえり、ブルゴーニュへ
★★★★

監督 セドリック・クラピッシュ
2017年 フランス
113分

ピオ・マルマイ
アナ・ジラルド
フランソワ・シビル


ブルゴーニュのね、ワイン造りをしている一家の物語。
放蕩息子が10年ぶりに帰郷するところから始まる。
一言でいうと。ものすごいありがちなストーリー。

でも、家族の、というか兄弟だな、の描き方が良くて。
とても気持ちよく見られる映画で、私は好きでした。
長男と、長女と、次男。素敵な兄弟なんです。
長女が特にいいな。次男のいかにも次男ぽいところも。

ワイン造りについても勉強になりますね。
無類のワイン好きってわけではありませんが。
この映画を観ていると、妙にワインが飲みたくなる。

フランス人の気質とかが垣間見えるのも楽しい。
正直、長男の回想シーンが少々気障で鬱陶しかったかも。
そこもなんとなく、フランスっぽかった。嫌じゃない。

ドラマチックではなく。とことん、普通の家族なんです。
悩み方も、対処の仕方も、本当に普通。
愛されて育った、どちらかというと恵まれた子供達。

ま、ブルゴーニュの醸造家に生まれるというのは普通ではないけど。
変な意味での気負いはなくて、良い子達なんですよね。
素直に共感しやすい。

主題は骨肉の争いとかに化けてもおかしくなかったから。
それが、美しくも現実的な家族の話になっていたのが良かった。

こういう地味な佳作は、疲れた時にぴったり。
何しろ葡萄畑の景色もとびきり美しくて癒されます。

あまり映画を観なかった一年でしたが。
最後の月にそれでも、観に行けて良かった。
どちらも好きになれる映画でした。
来年は、もっと観たい!
(もう今年ですが)

2018年9月に観た映画

2018.10.01 映画   comments 0
ccnakimushii.jpg 9/20
泣き虫しょったんの奇跡
★★★★

監督 豊田利晃
2018年 日本
127分

松田龍平
野田洋次郎
永山絢斗


観てもいいか。くらいな気持ちで行きました。
とりあえず、それなりの俳優さんが出演してるみたいだし。
と、思ったら。びっくりするくらいの顔ぶれでした。

上には3人しか載せてませんが。他には。

染谷将太、妻夫木聡、上白石萌音、板尾創路、藤原竜也、松たか子、美保純、イッセー尾形、小林薫、國村隼・・・(これで全部でもない)。

贅沢ですねぇ。
藤原竜也はただの通行人だし。
妻夫木聡もたったワンシーンだけだし。
ほんとに、皆、少しずつしか登場しないのです。

板尾創路、イッセー尾形、小林薫、國村隼。
このあたりの中堅どころも主役級じゃないですか。

俳優の無駄遣い感は・・・まぁ。その割にはないかな。
地味にいい話(実話)で。
演技が下手な人が出てないのは良かった。

才能はあるけど。天才とかではなくて。
その才能も発揮し切れなくて。一度挫折して。
改めて、奮起する・・・というのはね。
そりゃ、ずいぶんと心には響きました。

そんなに泣き虫でもないですよね。
もっと泣く人、世の中にいっぱいいるし。
とにかく、主人公の子供時代の情景が懐かしい。
いちおうもう少し若いんですが。自分と年代近い。

最後の走馬灯シーンはいらないかな・・・
あと、粘土人間みたいにドロドロになるシーンも。
そうゆう小細工って好きじゃない。しかもベタだし。

なんかね。
「頑張り切れない」というのがすごくわかった。
さぼってるんじゃないんだよ。
でもね。必死になり切れてない自分を自覚してる辛さ。

好きなことをやってるのに。
めちゃめちゃ追い詰められているのに。

「頑張れない」のが凡人かな。
天才だから頑張らなくてもいいってことはなくて。
天才って、もの凄く異常に頑張れちゃう人で。
しかも、本人が「頑張ってる」と思ってなかったりする。

凡人のなかでも。才気がある人は。
自分が凡人とは思えないから、辛いよね。
凡人のつもりはなくて、周囲も才能あるって言ってくれて。
でも、本人はちょっと自分の才能を疑っていて。

人並みよりは「かなり出来る」んだよね。
頑張らないわけでもないんだよね。
だけど。中途半端で。それが自覚できてしまう。

精一杯、頑張った末の挫折でないことが。
ほんとに。残酷だなぁと思う。
自業自得かもしれないんだけど。でも、すごく共感する。

だから。よかったなぁ。しょったん。
彼を応援する人がたくさんいたの、わかるなぁ。

私、松たか子がなぜか苦手で。
今回もそれは変らなかったんだけど。
それでも彼女が演じた先生が最高だったわ。

あんな先生に出会えたら、幸せだと思う。

実際は星つけるとしたら、3.5くらいかなぁ。
だけど。良い気分になれたので。ちょっとオマケ。

2018年7月に観た映画

2018.08.01 映画   comments 2
cc70715_8.jpg 7/9
七人の侍
★★★★

監督 黒澤 明
1954年 日本
207分

三船敏郎
志村喬


映画界に燦然と輝く名作と言われる本作。
一度、機会があれば観ようとは思っていました。

午前十時の映画祭でも常連作なのに。
何年も何年も見逃し続けて。やっと!
なんだか、宿題を終えた気分です。

しかし。良かった。うん。
やはりこれは機会があれば観ておくべき作品。

難をひとつだけ挙げるなら。
字幕をつけてくれーってくらい言葉が聞き取り辛かった。
画像は4Kデジタルリマスターで、鮮明なのだけど。

でも。なんだろう。隅々までビシッと決まってる。
語り過ぎず、でも画面に写らぬ部分の物語が読み取れる。
ひとことで言って、素晴らしい!!!

この映画を観た時、心が死にかけていたから。
なおさら作品の世界に没頭できたかもしれない。

七人の侍たちのキャラクターだけでなく。
ほんの端役まで、緻密に人物像が作り込まれていて。
その表現方法が説明的にならず、さりげない。

ある意味、さっぱりと描いてあるのだけれど。
暗示の仕方が秀逸で。背景がちゃんと見える。
下手すると、吐きそうなくらいあざとくなるだろうに。

バランスがいいんだな。抑制が利いている。
でも。画面の迫力も凄い。俳優もいい。
3時間越えという長さをまったく感じなかった。

侍の中で誰が一番好きかといえば。
私はやっぱり、なんといっても久蔵ですね。

誰かのためにというでなく、ただ自分のために腕を磨き。
口数少なく、いかにも孤高の存在で、でも根が優しい。
こうありたいな。こんな風に死にたい(ありえないけど)。

2018年3月に観た映画

2018.04.01 映画   comments 0
ccjhYsy8a.jpg 3/6
しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス
★★★★★

監督 アシュリング・ウォルシュ
1983年 スイス・ドイツ
126分

サリー・ホーキンス
イーサン・ホーク


サリー・ホーキンスとイーサン・ホークが絵になる。
風景と二人の姿も似合っていて。

欲張らない二人だから。幸せだったんだな。
同じ状況で不幸になることはいとも容易いことだと思う。

心が欲することに向かってまっすぐに生きたモードと、
それをいつの間にか全力で支えていたエベレット。

麗しい夫婦愛というには無骨で不器用で、だから心を打たれた。
風景も、服も、暮らしぶりも素敵。
質素だけれど、とんでもなく豊かだった。

それにしても。誰が演じるかが肝心、としみじみと。
サリー・ホーキンスとイーサン・ホーク、ほんとうに良かった。
どちらの役も、他の人は考えられない。

2017年12月に観た映画

2018.01.03 映画   comments 2
ccorient.jpg 12/8
オリエント急行殺人事件
★★★

監督 ケネス・ブラナー
2017年 アメリカ
114分

ケネス・ブラナー
ジョニー・デップ
ミシェル・ファイファー


公開初日に観ました。
気合いが入っていたわけではありません。
たまたま、その日が休みだったのです。

とにかくキャストが豪華。それに期待をかけて行きました。
でも。ポアロが・・・ポアロが・・・。
懸命に「これはポアロだ。」と脳に言い聞かせる必要が。

映像の美しさもCGバリバリでリアリティが薄いんですよね。
皆さん、青いシートの前で演技頑張ったのねとか思ってしまう。

悪いとまでいかないんだけれど、味わいが薄いんだよなぁ。
クリスティの作品に欠かせない品位というかコクが無い。
その分、無駄にスタイリッシュではあるという感じ。

久しぶりに原作を読み返したくなりました。
(読んだのは干支ふた周り以上昔の話・・・)

今年の締めくくりの映画がこれじゃ、淋しい・・・
  

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

*初めましてのご挨拶
*ブログタイトルの由来

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