Loading…
 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

猟銃・闘牛  井上 靖

2016.08.14 井上 靖   comments 0
410106301X
新潮文庫
Amazon

初期の作品ですよね。いいですねぇ。私、井上靖はどちらかというと苦手な作家(思えばこの台詞、頻繁に登場しているような気も・・・)なのですが、この短篇集は気持ちよく読めました。

初期の作品にはやはりその作家の「核」となるものがぎゅっと詰まっているのだな。技術的な瑕疵はあるのかもしれないですけれど、私は例外なく、作家の処女作と初期の作品が好きになります。逆に言えば。処女作が好きでなかった作家を後に好きになることは無い・・・ような気がする(断言するのは軽卒すぎるかも)。

それにしても、緻密な文章。繊細だけれど、どこかカリッとしていて。清冽で。でも泥臭さもある。一言でいうと、とてつもなく上手い!時代を感じなくないか?といえば、感じますけれど。そしてそれが歴史というほどでもなく中途半端に昔なもので、馴染みにくい部分もないとは言えませんけれど。

それでも、なんかもう、はぁぁぁ〜っとため息をつきながら読みました。

(2016.5.12)
読まず嫌いな作家で、著名な作品を一つとて読んでいません。題材やタイトルに惹かれないのです。今更ながら、「あすなろ物語」とか「敦煌」とか読んでみようかという気持ちになっています。もしくは初期作品を掘り起こして読もうかな。ただ、この人の文章読むと自分の駄文が恥ずかし過ぎて、もう何も書きたくなくなりますね。(笑)

スポンサーサイト

遠い海  井上靖

2011.03.31 井上 靖   comments 0
廃版のため、画像はありません。

4167104245遠い海 (文春文庫)
井上 靖
文藝春秋
amazon


人間というものは、みんな遠くに見える海のようなものを持っていますよ。目をつぶると、どこか遠くに海の欠片のようなものが見える。そこだけ青く澄んでいます。

この一文に、ため息が出ました。遠い海・・・。そう、私にも、ある。

しかし、こう呟いた作中人物が愛した人は、「遠い海」を持たなかった。
この皮肉な現実を詩情を湛えてつつ、淡々と描写している。

古い小説で。風俗や言葉遣いに「むず痒さ」を感じる方もいるかも・・・。
それでも、冒頭に引用した一文が、深く心に染みとおってくると思います。

(2011.3.25)
井上靖さん、読まず嫌いでした。何故か苦手意識があって。
おそらく、歴史小説のイメージが強くて敬遠していたのでしょう。
ぼつぼつ、これから読みたいなぁと思いました。
お薦め小説がございましたら、是非、教えてください。


  

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

*初めましてのご挨拶
*ブログタイトルの由来

<別館のご案内>
Instagram
99%、花の写真です。

moleskine絵日記
ちいさな絵日記。

表示中の記事

  • 井上 靖
--年--月--日 (--)
スポンサーサイト
2016年08月14日 (日)
猟銃・闘牛  井上 靖
2011年03月31日 (木)
遠い海  井上靖

カテゴリ

最新コメント

データ取得中...

月別アーカイブ

***

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。