『作家の珈琲 』コロナブックス編集部
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珈琲のある景色。
この「作家の〜」シリーズは癒し。
「作家の家」も「作家のおやつ」も良かった。
まず、写真がいいし。構成もいいし。
興味ある作家であれ、そうでもない作家であれ、
物書きの好みや感性って、目に楽しいんですね。
お書きになった物をひとつも読んでいないですが。
常盤新平氏のお気に入りの喫茶店が気になった。
明石屋という、秋葉原にあるザ・昭和な喫茶店。
ワンモアというお店のフレンチトースト。
絵になるんですね。
見てるだけで、なんとも味わい深い。
彼は「東京の小さな喫茶店」という本を出しているそう。
今度、読んでみよう(絶版だが図書館にある)。
茨木のり子が気に入っていたという、
吉祥寺のくぐつ草も、一目惚れしてしまった。
まぁ。写真と実物は違って。
がっかりすることもあるんですけれどね。
こればっかりは。相性ってもので。
その場所に漂う空気は吸ってみないとわからない。
降り積もった時間を感じる場所っていいな。
古ければいいっていうんじゃないけれど。
そういう珈琲店が歩いていける場所にあるのが理想。
(2018.5.8)
若いお母さんを蔑視するつもりはないですし。
楽しく会話する場所も必要とは思うのですが。
ママ友の集会所になっているカフェは苦手。
いえ。大声で喋る集団は年代・性別問わずダメ。
でも、静かな喫茶店やカフェが「正しい」とも言えず。
その日、その時によって様々な表情があっても面白い。
とは思いつつも、つい「静けさ」を求めてしまいます。
写真で見る喫茶店が魅力的なのは。
「とても静か」な佇まいだからなんだろうなぁ。