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略奪   アーロン・エルキンズ    

Posted by 彩月氷香 on 17.2010 アーロン・エルキンズ   0 comments   0 trackback
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講談社文庫
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「古い骨」以来、あまり魅力を感じる作品がなかったエルキンズ。
達者な作家で、常に水準には達したミステリを書いてるのだけど。

これは久々の当たり。
個人的に作品のディティールが好みに合ってたのかも。
なにしろベラスケス(この作品の重要なテーマ)は、私の思い出の画家。

物心ついて、初めて観た本物の絵画が、ベラスケスで。
6歳の私は、ベラスケスという名前も覚えられないくらいだったけれど。
いたく感動し、母に買ってもらった「マルガリータ王女」のポスターを
飽きることなく、うっとり眺めて夢見心地で過ごしたものです。

仲良しの友達に「あのね昨日、生きてるみたいな絵を見たよ」と報告したら、
早熟なその友人は「へーぇ。天才画家なんだねぇ」と答えましたっけ。

天才とは変人、もしくは訳のわからない物体の作者と勘違いしていた私は
(岡本太郎のイメージ?)、「違う!」と反論した記憶がある。

それは、さておき。
美術探偵(?)の主人公の、絵画に関する薀蓄が楽しい。
読んでいるだけで、自分も美術に造詣が深いような錯覚に陥ります。

・・・心なごむ勘違いですけれど。

(2003.1.5)

  

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