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『マイバッグ』ドミニック・ローホー

4062205157
講談社
Amazon

3つのバッグで軽く美しく生きる


これ、副題です。
いやー。絶対に無理だわ。
私、バッグが大好きなんですよ。

私たちに似合うバッグというのは
誰かが持っているバッグではなく、自分の個性にあったバッグ。
バッグで失敗する人は自分をよく知らないのです。

こう、ローホーさんはおっしゃいますが。
私、バッグで失敗することは少ないの。
買ったバッグは、がっつり使って、使い切る!
失敗したバッグは結構あっさり、手放しているし。

むしろ、欲しいバッグのイメージがはっきりしているのに。
そういうバッグに出会えないことが問題。
ま。でも。持っているバッグが多過ぎることは認める。

というわけで。本書より、気になったところを引用。
(多少、編集している箇所もあります)

「失敗しないバッグを選ぶための質問」

1 幅、深さ、マチなどが自分のニーズにあっているか
2 肩や腰に負担がかかる重さではないか
3 ショルダーが肩からすべり落ちる、開閉が面倒など、使い勝手はどうか
4 自立するバッグか
5 革の質、縫製など、品質面の問題はないか
6 余計な装飾(金具や飾り、フリル)がついていないか
7 機能的で便利なだけのバッグではないか
8 派手すぎないか、または、地味すぎないか
9 フォーマルバッグのように用途が限定されていないか
10 あちこちで見かける流行すぎのバッグではないか
11 セールでお得になっていたとして、本当に必要なのか
12 恋人とお店に行きプレゼントすると言われ、それほど欲しくもないものを安易に選んでいないか
13 お店のディスプレイやライティングに惑わされていないか
14 ドラマで見たものや、友達と同じものを買おうとしていないか
15 あえて中古で買わなければいけないほど価値のあるバッグか
16 疲労とストレスによる衝動買いではないか(その日のバッグが重すぎる、小さすぎるなどからイライラして)
17 すぐに飽きそうなデザインではないか
18 私らしいバッグか

著者にとっての理想のバッグとは。

流行に左右されないベーシックなデザインで、
服装を選ばず、どこにでも持って行ける品のよいバッグ。

外出の際に、無意識に手にとり、違和感なく持て、
存在を忘れてしまうほど自分と一体化している。

毎日使っても、ほかのものに交換したいと思わないくらい便利で
自分らしさの感じられるバッグ。

サイズは、全身がスッキリとして見える。
横30センチ×縦20センチ×10センチのミディアムサイズ。
その日必要なものは十分収納できる最適なサイズ。

スタイルとは、自分の生き方やエッセンスを表現する手段です。自分の内面と外面を、バランスよく調和させることです。どんなに素敵な服を着ていても、もしそれらが体型にあっていなければ、絶対におしゃれには見えません。スタイリッシュになるということは、自分のすべてをよく知ることです。

 私たちには、あうバッグとあわないバッグがあります。みんなにあうものなど存在しません。

 スタイルを決めることは、いらないものを見分け、軽やかに生きること。あとは、年齢やTPOにあわせた変化や遊びの要素を加え、自分のおしゃれを楽しむだけ。流行には寿命がありますが、スタイルは永遠なのです。

 どんな大きなトートバッグでも、800グラム以下の物を選ぶ。

 カナリア色の財布、青りんご色のコスメポーチ、さくらんぼ色のキーケース、まるでシャガールの作品のようでしょう? モネやルノワールなどの印象派の画家たちの多彩な色合いを参考にポーチの色をコーディネートすれば、バッグを開けた時に華やかで優しげな絵画を眺めているような気分になります。

 A4サイズのビニールケースを仕切り代わりに。
(ファスナー赤などがおすすめ、ファスナーは開けたまま使う)
100均で売っているものでOK

新しいバッグを持ち始めるときには、少しずつ自分を訓練。まず正面と裏面を決め、中の整理を繰り返して自分の手にポケットや中身の定位置を覚え込ませる。まし鍵や携帯電話を間違えた場所に入れてしまったら「エラー」と自分に警告する

著者のバッグの中の必需品

・ミニペットボトル(容量200ml以下)
・ミニお口グッズポーチ(爪楊枝2本、ガム2個、ミニ歯磨きセット、口紅)
・ナイロン袋(エコバッグの代用品にも)
・香るウエットティッシュ(個包装)
・シンプルなコットンハンカチ
・ミニ救急袋(ミニ爪切り、爪ヤスリ、耳かき、絆創膏1枚、アスピリン2錠、耳栓、針2本と糸少々、ミニはさみ)
・薄手のシルクスカーフ
・2in1の眼鏡ポーチ

その他、バッグに関するアイデア

・大きなバッグの中に小さなバッグを収納
・「少ないもので暮らす」と時間が増える
・「キット」を作る(文具キット、旅行用キットなど)

何もない山脈にこを息を呑むような絶景が広がっているように、ものが少ないからこそ、また自分の使いやすいようにルール化するからこそ、身も心も自由に活動する時間が生まれ、精神的なゆとりを持つことができるのです。


(2017.11.5)
私たしか、「もうドミニック・ローホーの本は読まない」って・・・
この人はミニマリズムの面から言えば斬新ではなくて。
「自分のスタイルを作る」ことにこだわりがあるところが魅力。
そして、そこが少し、窮屈でもある。
やっぱり。また読んでしまうのかもしれない。

 

『シンプルだから、贅沢』ドミニック・ローホー

4062199661
講談社
Amazon

モノから自由になるための贅沢な道

共感と、少しの反感を抱いて読み終えました。

私は贅沢が好きです。一方でかなりの節約家です。
けれど、ムダも必要とも信じています。

ローホーさんはそもそも、お金持ち。
基本的に潤沢な資金があることが前提の「シンプル」です。

だからと言って、
貧しい人がそこから学べないわけではありませんが。

そして。
物が「買え過ぎてしまう」時代だから彼女の言葉が響くのですが。

上質なものにこだわり続けることは。
私自身が志向していることでもありつつも。
何だか「硬直してる」ように思えても来ます。

最後には、そこからも離れていくことを暗示してはいますが。
それこそ、その道中が贅沢です。

あ。でも。私、贅沢は好きですが。
ま。でも。もう、ローホーさんの本を読むことはないかな。

一貫して同じことを書いておられます。
それで良いのですけれどね、もちろん。

その繰り返しに安心する読書の時間は勿体ない気がする。
彼女の文章には気品があり、心地よく読めてしまうのですが。
たぶん、もう読むことはないだろうと思います。

以下、ざざざーっと、引用。
(「引用貧乏」な自分も卒業したいところ)


 「エレガンス」はシンプルな心から生まれます。
 美しい人は「私は美しい」とつねづね自分に言い聞かせているものです。それだからこそ美しくいられるのです。
 人を魅了するためには、まずは自分を好きになること。そして自分を好きになるためには、自分の価値を高めながら思いっきり楽しむことです。
 自分の容姿の欠点は隠さなくてもいいのです。それがあなたの魅力でもあると自覚してください。
 自分に対してよいイメージを抱くことで、実は人生はかぎりなくシンプルになることを知って欲しいと思います。

自己を愛することが生涯にわたるロマンスの始まりである。  オスカー・ワイルド(オスカー・ワイルド全集3)

贅沢とは自らの生き方、健康、幸福の追求を嬉々として制御できることである。  アンドレ・レオン・タリー(アメリカの「ヴォーグ」エディター)

 上質なものの役目とは、それによって五感を刺激し感動させることです。
 一見矛盾しているようですが、金銭的にゆとりがないとき、気分が落ち込み不安なとき、悲しいときこと上質なものを最優先に求めるべきなのです。
 上質なものは私たちを癒してくれます。

 シンプルライフについての著書を多く執筆しているアメリカ在住のイギリス人エッセイスト、トワネット・リップは、お金は「日常生活の歯車に油を差す」ために用いられるべきだと語っています。
 彼女のポリシーは、いくら出費したかなどの計算はしない。その代わり、必要以上のものは絶対に買わない、また自分が消費する量を超える買い物はしないことだそうです。

 品質を見定めるためには、テクニックとちょっとしたコツががいります。それを支えるのは、知識と時間、お金、忍耐力と良識です。
 すべてを知り尽くすことは不可能ですが、月並みではない最高の品質を求め、自分に正直に日々研鑽を積んでいくことで、それがたとえアスパラガスの味の違い、あるいは綿糸の繊維の長短であったとしても、ものの品質の良し悪しがわかるようになってきます。

 ここでいう「美」とはハーモニー、「調和」のこと。この調和が私たちを取り巻くものすべてと、私たち自身の関係を和解させ修復してくれるのです。
 美しいものはそれが与える感動、そして喜びのために求められるべきです。それは高額商品に代えられない多くの喜びを、私たちにもたらしてくれるのです。

何もしないとは、忙しさを主張する人よりも多くのことをしている。
なぜならば、それは思考、瞑想、心に空間を作るため、
思考の放浪、メンタル的なものの彷徨に費やされる時間だからだ。
ミシェル・オンフレ(フランス哲学者『コスモス』より)

 幸福はとてもシンプルな法則から生まれるのですが、これは案外見えないところ、たとえば足元に隠されていたりするのです。先のことを想定する「心のゆとり」を持つこと、これも日常のささやかな贅沢のひとつではないでしょうか。

 
(2017.10.10)
良い物が好き、美しいものが好き。品質の良いものを選びたい。
その欲望を満足させることと、シンプルであることを両立する道は。
価値判断や美意識を研ぎ澄ませることに時間とお金と労力がかかる。
この頃、それが不自然にも思えてきたような・・・

屋根ひとつ お茶一杯  ドミニック・ローホー

4062193426

講談社
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相変わらずのドミニック・ローホー節。
そろそろ飽きてきていなくもないですが。
ついつい、読んでしまう・・・

なんていうか、クセになる味わい。
というわけで、感想は割愛します。

以下、雑なメモ。

ギュスターブ・フロベールのクロワッセにあるパビリオン。
マラルメが晩年過ごした小さな館。
ブルターニュ地方のケネス・ホワイトの家。
南フランスのル・コルビジェの小別荘。
モスクワの木造のトルストイの家。
ノルウェーのグリーグの家。

たとえ住まいが慎ましくとも、持ち物が自分で最小限に絞り込んだものならば、いくらでもそこに優雅さやセンスを投入できます。優雅さ、センスという価値観は必ずしも金銭と関係するものではありません。

自分の年齢、必要に見合った生活を選択し、生活をシンプルにしていく。

 いちばん大切なことは、つねに新しい視点で、人生のさまざまな局面で遭遇するものごとを見ること、その見る目に冷静さと柔軟性を持たせることだと思います。
 しかし、違った目で「見る」だけでは駄目です。その後「行動に移す」ことが重要です。

(2015.7.31)

99の持ちもので、シンプルに心かるく生きる  ドミニック・ローホー

4062174782

講談社
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持ち物を、99個に絞る。
100ではなく、100よりもひとつ少なく。

物が少ないことこそが、最上の贅沢である、と。
心に繰り返し繰り返し言い聞かせても。
なかなか、ここまでの境地には至らないものだ。

ものを減らす過程で心も整理され、自分も周りも慈しむ生活が始ります。ていねいに暮らす、上品に生きるとは、すべてに感謝しながら日々を送るということなのです。

著者のこの言葉には心から頷けますが。
でもね、でも、でもでも・・・と言い訳が湧いてくる。

本書に載っている写真を拝見して感じたことでもありますが。
スタイルという面で、ストイックかつ、ド定番過ぎないかしら?

ものを少なく絞り込みつつ、贅沢と上質も追求すると。
色や素材が「よくある感じ」になってしまうのですね。

女史の持ちものと服はモノトーンの無地が主体。
これは大変、まとまりの良い、失敗のないスタイル。
でも、これは誰にでも似合うわけでもないと思うのです。

私はもう少し、遊び心や装飾がある方が好きだし、似合う。
女史の持ち物は静謐で美しくはあるけれど。楽しさがないなぁ。
ひとさじの、意外性が欲しいところ。スパイスというのか。

私は99個で暮らすのは望んでいないのだとわかりました。
壁いちめんの大きな本棚、は絶対に諦めたくないのです。
装うことにも、もう少し伸び伸びと無駄の要素も加えたい。

それでも、今の半分にはしたいかな・・・持ち物の総量は。
いったい、それが具体的に幾つになるのかは未確認。

300くらいに収まれば、少ない、と言えるのかな?

(2012.8.27)
全体的に、好きな雰囲気ではあるのです。
ローホーさん、ステンレスが好きなんだと思うんですけど。
私も大好きなのですよ。そこのとこ、シンパシーを感じます。
あと、金色の金具が一切見当たりませんね。ここも私の好みに合致。
爪切りと、歯ブラシとデンタルフロスは、たまたま私も愛用中のもの。
IHじゃなく、ガスコンロ派なのも、同じだなぁ。
ただ、食器を著者並みに絞り込むのは苦難の道になりそうです。


シンプルに生きる モノを持たない暮らし  ドミニック・ローホー

4344019962
幻冬舎
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いかにモノを減らすか。
ただ少ないだけでなく、その数少ない物の全てが美しくあれるか。
そのための心構えをコンコンと説く、という内容です。

この手の本を読み漁ってきた私には目新しいことはゼロ。
わかってます。ハイ、言われなくても承知してます。
・・・でも、出来ない。

理屈を理解するのと、実際に行動に移すのとの間の深い溝。
乗り越えるのは、やっぱり簡単ではありません。

捨てるには勇気が必要です。処分することが難しいのではありません。必要か否か判断することが難しいのです。特定のモノとの“別れ”は辛いものです。でもそれができたときの満足感には格別なものがあります。

そうなんですよねぇ。「必要」を絞り込むのは困難。
私の場合、すでに散らからない程度には物は減っているので。
不要と言い切れるものは身の回りに見当たりません。

もう一歩進むとなると、生き方の美学の問題になってくる。
自分の好みの把握も厳密・厳格であることが求められる。

少なければいいわけでなく、全てのものが調和しているのが理想。
となると。となると。まだまだ道のりは長いです・・・

ほどほどに雑然としてるのも良いんじゃない?と。
思えて来たりもしなくもないんですよね、正直なところ。
ただ・・・心のどこかで「美しくないもの」は拒否してますね。

勿体なくて処分できないけど実は要らない物はあるのです。
それを自分自身でも認められないだけなのだと思います。

著者は敢えて贅沢であることを推奨します。
素材にはとことんこだわること。品質のための投資を惜しまないこと。
安物や中途半端は駄目、と。完璧なものしか持つな、と。

随分、窮屈な思想のようにも感じられるでしょうが。
シンプルな美というのは、そういうものだと思います。

キーワードは「妥協を一切しない」。

ずーっと。そのようにありたいと思って実現できていない私。
凡人には随分と高過ぎるハードルなのです。
ただ言えることは。妥協して買ったものは遠からず嫌になる。
思い返せば、必ず新たに買い直す羽目になっています。

しかし・・・見る目も養わないと。
良い物であり、かつ自分に合う物を選ぶことが出来ないわけです。
やはり、なかなか到達することは難しい領域ですね。

(2012.6.6)
今まで彼女が提唱してきたことと何ら変わりありません。
コンパクトで要領よく内容がまとめられているので、
気が弱った時に読み返して「妥協」を追い払うのに役立ちそう。
本書に貼った付箋の数・・・28枚。


  

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

*初めましてのご挨拶
*ブログタイトルの由来

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