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スキッピングクリスマス  ジョン・グリシャム

4094054049
小学館文庫
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グリシャムが描くホームドラマ・コメディ。
何とも「ザ・アメリカン!」なクリスマスの光景。

ひとことで言えば。底抜けに陽気。ド派手!
しかし、ストレス満載な忙しさ・・・、何といっても。

お金がかかる! 
否、かかり過ぎる!

キリストの生誕を祝う気配はなく。
商業主義に振り回された馬鹿騒ぎとしか・・・

さて。
そんなクリスマスの狂騒から逃れようと目論んだ夫婦。
次から次へと試練が舞い降ります。
その火の粉を振り払う過酷な日々!

頑張れ!負けるな!とつい応援してしまいます。

で。終盤。やはり来ました。
ガーン!
うっわー最悪!

ほのぼの系では・・・ありませんが。
結果的にはハッピーエンドのドタバタ劇。

時には、こういうクリスマスも良いですね。

(2012.12.12)
地域の行事ごとの裏には悲喜劇が渦巻いてます。
笑えるような、笑えないような、やっぱり笑える。

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ミステリアス・クリスマス  ロバート・スウィンデルズ他

4894192152
パロル舎
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「クリスマスにゴーストストーリーを」という慣習がイギリスにはあるそうで。
それに基づいて作られたアンソロジーなのです。
原作は38篇あったそうですが、そこから7篇選んで翻訳したもの。

スプラッタじゃない怖さで。こういうの、好きです。
じわじわと恐怖がしのび寄る・・・。変化にも富んでいて楽しめます。

ええ。まったく、心温まりません(笑)。

現代作家とは言え、古き良きイギリスの香りが漂っていて。
7人の作家たちの他の作品も読んでみたいなぁと思います。
・・・が。翻訳されてる作品は無さそうな気配です。残念。

私が好きなのは、呪われた絵の話(すみません、タイトルは失念)。
病気の母と暮らす、主人公の少女の心模様に共感しました。
それだけに、ラストには絶句。

明るくないクリスマスも悪くない、と思う方はぜひ読んでみて下さいね。

(2011.12.20)
す、すみません。今頃クリスマスの本の紹介で。
とっくに読み終わっていたのですが、感想書くの忘れてました。
どうやら、このシリーズ②も出版されているらしいので。
今年のクリスマスが近づいたら読みたいなぁと考えています。


特別料理   スタンリイ・エリン

4152087412
早川書房
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大どんでん返し!というのではない。
それだけに細部の上手さが光る、後味の悪い奇妙な短篇集。

じわじわっと来る。怖さ?気味悪さ?哀れさ?

決して。幸せな結末ではない。
だけど。そこが、腑に落ちる。妙に納得できる。

だからだろうか。不安でなく、安らぎすら感じる。
そう思う自分が、病んでいるのだろうか?

いや。たぶん。現代は、そういう人も多いはず。

上手いのは。「やり過ぎていない」こと。
そこが、現代風の「ジェットコースター式スリル」に慣れてしまった人には、
もしかしたら、物足りない・・・ということもあるかもしれない。

でも。
想像がつく結末に向かいながら、読者を楽しませることのできる力量は。
文章力も構成力も、地味ながらに磨き抜かれているからだろう。

「クリスマス・イヴの凶事」という短篇が収められているので、
クリスマス向きの本の一冊にあげていますが・・・
かなり、このチョイスはブラックだとは思います。

ハッピーエンドだと、空々しく感じてしまうアナタに、お勧めの一冊。

(2011.12.25)
表紙をよくよく見ると。「異色作家短篇集11」と書かれていて。
ほほ~ぅ。これは「異色作家短篇集シリーズ」のうちの1冊なのですね。
いやはや、どんなラインナップなんでしょう? ワクワクします。

さっそく、検索してみますと。
ロアルド・ダール、フレドリック・ブラウン、シオドア・スタージョン、
リチャード・マシスン、チャールズ・ボーモント、マルセル・エイメ・・・
といった顔ぶれ。これは期待できますね。きっと、また読みます。

ちなみに、私は最後に収められた「決断の時」が一番、好き。
ちょっと思うのは、原文で読んだ方がきっと素敵な小説なんだろうな・・・と。
(翻訳者さん、生意気なことを言ってごめんなさい)

輝く夜   百田尚樹

4062767783
講談社文庫
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上手い。上手すぎる。
ベタと言ってしまえば、この上なくベタ。
着地がイヤミなほど、ピタリとキマる。

天の邪鬼な私としては、こんなにイイ話で泣くなんて、
悔しい!ヤダ!とぐぐっとこらえたけれど・・・。

ああ、負けた。不覚にも涙ぐんでしまった。
背表紙の紹介文に「5編の泣ける奇跡」とあるのはウソじゃない。

確かに、「デキ過ぎ」と言いたくなるような夢物語だけど。
時には、優しさと救いと希望に、素直に癒される夜もあっていい。

「こんな時代だからこそ希望のある物語を書きたい」という、
著者の強いメッセージが胸にじーんと響きます。

ストレートでわかりやすいのに、陳腐にならない。
売れっ子放送作家の力量、おそるべし。

(2011.5.20)
ご近所さんの(?)かっぱのしんちゃん様が紹介してくれた本です。
(読んでると関西人の血が騒ぐ、おもろいブログを運営されてます)

これね、「クリスマスに読みたい本」。聖夜が題材なので。
現代的ではありますが、普遍的な安らぎにホッとさせらます。
教えてもらわなかったら読んでなかったと思います・・・ありがとう!

余談ですが、今年の年末もクリスマス本特集、やりますよ~。


十四の嘘と真実  ジェフリー・アーチャー

4102161228
新潮文庫
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年末に、え~っとジェフリー・ディーヴァーに似た名前の作家、
う~ん、誰だっけ?わからん。アがつく名前・・・と。
誠に失礼な発言をしてしまった、ジェフリー・アーチャー。

詳細を知りたい物好きな方は、こちらの過去記事へ。
→「クリスマスプレゼント」ジェフリー・ディーヴァー

お詫びというわけでもないですが、久々に読んでみました。
いやぁ、上手い。やっぱり、上手い。これぞ、職人芸。
ディーヴァーとは、違うね、かなり。

どちらも、職人肌な小説家だとは思うけれど、
ドンデン返しが得意ってのも共通するけれど、
何が違うって・・・これは、詰まるところ、お国柄?

ディーヴァーは、アメリカだわ~。
アーチャーは、イギリスだわ~。
・・・としか。説明できない自分が悲しい。

どっちも、好きですよ。
でも、なんていうんでしょう、
アーチャーの方が、捻り具合に文学の香りがありますね。
ディーヴァーの方が、わかりやすいドッキリな感じ・・・。

いや、正直になろう。
やっぱり、短編の上手さはジェフリー・アーチャーに軍配が。
よく出来てるなぁ、面白いなぁ、の一歩上行く、磨かれた技だ。
洗練されててね、人生の皮肉が、小気味よく響きます。

その見事さに、舌を巻きます。唸ります。
これが絶版だっていうんだから・・・あ~あ。

(2011.1.20)

  

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

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