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『大阪人の胸のうち』益田ミリ

 知恵の森文庫
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私は大阪人ではないかも(大阪在住だけど)。

ていうか。生まれも育ちも大阪やし。
ずーっと。何十年も大阪に住み続けてるんやけど。

この本を読んでて思うのは。

わかる、わかる、いるいる!
こういう人!

わかる、わかる、あるある!
こういうこと!

当事者というより観察者の立場なんやね。
私もそう!・・・ではなくて。
私の周りはそう・・・って感じ。

でね。
大阪って言っても、地域性あるねん。

私は北摂と言われる京都寄りの地域に住んでて。
その北摂の中の、三つの市に住んだことがあって。
今、通勤しているのは四つ目の北摂の都市。

あ。もったいぶらずに実名挙げましょうか。

豊中市
池田市
箕面市
能勢
吹田市
高槻市
茨木市
摂津市
島本町

この中のどれかやで。
ま、住所は内緒で。

うち、とある市なんかは。
京都出身者が多く存在する・・・ていうか。
通勤してきてる人のまぁまぁの割合が京都人。

全ての市に共通するのは。
転勤族が割と多いってことやと思う。

つまり。親の代は他府県の人。
私とか。私の友達の大半がそう。

言ってみれば。大阪の純度が低いっていうか。

私にとって。
大阪と言っても。堺とか岸和田は遠いねん。
京都や奈良より遠い感覚やわ。

あの辺は「本気の大阪」って感じがする。

ミリさんのこの本を読んで思うのは。
ミリさんが25歳で大阪を離れてるってこともあるやろうけど。
コテコテちゃうなァってこと。

ミリさん、北摂出身なんちゃうかしら。
まぁ。彼女のお父さんとかお母さんは、ザ・大阪感あるけど。

めっちゃ、か。
むっちゃ、か。
むちゃむちゃ、か。
むっさ、か。
もっさ、か。

彼女が自分は「めっちゃ」だというので・・・
あと、なんか雰囲気でそんなような気する。

あ。「気」の後に「が」は入りません。大阪弁的に。
「気」は「きィ」と発音します。

それはさておき。
 
うん。そうそうそう。
誤解されがちな「大阪人」の言動の真意をうまく説明してはる。

要は。
サービス精神が旺盛ってことやね。
おもろく(=面白く)あろうという意識の源は。

で。滑ってんねん。けっこう。

ボケとツッコミを日常会話でやるか言うたら。
まぁ、振られたら、乗りますけど。
これも相手と呼吸が合う合わないがあるしなー。

ツッコミ専門みたいなキャラの人はおるね。
あと、一人でボケとツッコミやる人もおる。

どっちもやらん子もおるねんけど。

大阪人は。
期待されてる「大阪人像」に。
寄せて行かな、と使命感持ってるとこ、ある。

私は。「大阪ぽくない人」の範疇に入るねんけど。
ザ・大阪のノリについていけるスキルは確実にある。

ちょっと。そういうモードのスイッチを入れんねん。
で。入ってしまうと、楽しいねん。

そーゆーとき。
自分のことはあんまり考えてへん気する。

会話も場を盛り上げる感覚でつなげていくから。
素の自分よりテンションが高いっていうか。
いやいや、ある意味、演技っていうか。
別人になってるってゆーか。

それって。案外、ええかもね。
何かしら「中和」されるねん。

正直、キツすぎるツッコミは。
それ、笑い目的なん? 本気なん?と。
怖なるときあるけど・・・

ま。大阪人は。そういう時も。
相手が引いたのを見逃さず、バーンと、肩を叩いて。
「冗談やがな」と言うんやけど。

そうは言わんと。もっとキツく攻め込んできて。
ツッコミをさらにバンバン重ねることで。
逆に「笑い」なんやと分からせるって技を使う子もおるな。

え。だから。えーと。なんやっけ。

この本の感想?
うん。大阪人を説明する時に読んでもらうとええと思う。
特に大阪人に苦手意識や恐怖心を持ってる人にええかも。

うん。あと。大阪が懐かしくなった人にも、ええんちゃう。

(2019. 読了)
「おおいもんがーちでいんじゃんほい」というのが出てくんねんけど。
「おいもんがっちでインジャンホイ」って私には聞こえたなぁ。
やっぱ、地域がちょっと違うんやろか。
年代もまぁ、ちょっと違うねんけど。
あと。関西人、と括るんもナシではないんやけど。
大阪人と京都人と神戸人と奈良人は違う。
私、京都人はすぐ見分けられる自信ある。
神戸もなんとなく・・・ていうか言葉でわかる。
服装もそれぞれ、それっぽさが割とある。
ごめん。奈良の人はあまり周囲におらんから分からん。
ただ、若い年代になってくると、差がないんかもなぁ。
そういえば「めっちゃ」もいつの間にか全国の人が使ってはるし。

『オトーさんという男』益田ミリ

4344424387
幻冬舎文庫
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ミリさんらしさはあるのですが。
うーん。この「オトーさん」は苦手かも。
ええっと。共感しづらい。

これはこれでいい?のか?

ええ。なんだかんだで和むわけですよ。
困ったヒトなんだけれど。
不器用で誠実で家族を大事にしている。

性格はまるで違うにしても。
父なるものに共通する何かを醸し出している。
・・・と思います。

(2016.3.8)
「お母さんという女」という作品も描いてらっしゃるんですね。それにしてもなぜ、「お父さんという男」ではなかったんだろう。「オトーさん」という表記は私にはピンとこないのです。

『みちこさん英語をやりなおす』益田ミリ   

490390850X

ミシマ社
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「am・is・areでつまずいたあなたへ」と、副題にあります。
さすがに、そこでつまずいてはない!と言いたいのですが。
まぁさほど遠からずな気もします。

英語についてよくわかる!というのとは違っていて。
日本語と英語の違いが浮かび上がってくる感じ。
英語も日本語も、言語として再発見するというか。

その中でも特に印象的なのは。
英語は最初からより正確に伝えたい言語、
日本語は全部言わなくても察してもらいたい言語、っていうとこ。

ああ確かに。そういう日本語の「性格」ってあると思う。

あと。英語の話とは関係ないけれどいいなと思ったのは。
みちこさんの娘さんが
「あたしって楽天的?」
「人って楽天的な方がいいの?」と訊ねる場面があって。

みちこさんはこう答えます。
「すごくいい質問だね!」
「楽天的な自分もそうじゃない自分もふたついていいんじゃない?」
「いつも、どんなときも明るく元気なんて、ママだって絶対ムリだもん」

いい気分で読める本、否、漫画です。
学ぶことって楽しいな、って思えます。

(2014.12.3)
以下、本書の中でさりげなく(?)紹介された本たち。
どれも読んでみたくなりました。

『「わかる」ということの意味  』佐伯 胖
『弱いロボット』岡田 美智男
『二重らせんの私―生命科学者の生まれるまで』柳澤桂子
『日本語はなぜ美しいのか』黒川伊保子
『世界を、こんなふうに見てごらん』日高敏隆

『僕の姉ちゃん』益田ミリ

4838723377

マガジンハウス
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弟の目線から姉(婚期かなり遅れ気味)の姿が描かれます。
う・・・・これ、私んちとかなり似てる!

収納本もダイエット本も「癒し本」という姉。
要するに、やればできる。
でも今やらないだけ、と自分に実感させて安心する。

あ、わかるわ・・・

男に言われたらうれしいセリフ。
「オレが好きなのはお前の顔だけだ」

ははは。一度くらい言われてみたい!(笑)

なんてゆうか、女って、
かわいいが正解みたいな中で大きくなっていくでしょ。
けど、正解なんて誰もが出せるわけじゃない。
だから、せめて持っていたいんじゃない?
簡単に手に入るかわいいを。


↑ これ、「姉ちゃん」がネイルサロンから帰ってきて、
  自分の爪をうっとり眺めながら言う台詞。

弟くんは「それが爪?」とツッコミますが。
彼女は華麗に(?)「さーねー」と流します。

正直な感想は・・・
「あ、私の苦手な『女』がここにいる。」です。

(2014.7.31)
ちなみに本書は漫画。
マンガは読みませんと公言しているくせに、
うっかり間違えて借りて以来、著者のファンです。

『週末、森で』益田ミリ

4344017307
幻冬舎
Amazon

タイトルどおり、週末を森で過ごす女性たち。
なんか身につまされるような「よくわかる」感覚。
家庭を持たない(持てない?)女性ならば、特に感じると思う。

しみじみと沁みて来るのは、でも淋しさや虚しさではなくて。
ふっと、肩の力を抜いてくれるような優しい眼差しの気配。

カリカリせずにはいられない瞬間を積み重ねるように生きる、
その苦しさの中で自らを救ってくれるものは何だろう?

身に降り掛かる出来事を自分がどう受け止めるか。
心に余白のない状態だと「負」の部分ばかり鮮やかに見えてしまう。

そこから、ちょっと目線をずらして、息継ぎをする。
そのコツをそっと教えてくれるような、そんな漫画です。

(2013.5.4)
  

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

*初めましてのご挨拶
*ブログタイトルの由来

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