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ねにもつタイプ  岸本佐知子

Posted by 彩月氷香 on 20.2015 岸本佐知子   0 comments   0 trackback
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ちくま文庫

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なんでしょね。
ええ、なんでしょね。

ええっと。
いいですねぇ・・・
岸本佐知子ワールドが炸裂してます。

フィクション?
と、疑ってしまうほどの面白さ。

妄想がね。なんか斜め上行ってますよね。
で。読んでいて落ち込まないタイプの、
ジメジメしていないネガティブさが背景にあって。

奇妙な話が好きな人は、きっと好きです、この感じ。

エッセイという枠をかなりはみ出していて。
なんでしょね。なんでしょね。

ひとことでいうと、「ヘン」なわけですけれど。
「ヘン」なことが面白いとか可笑しいとかに留まらず。
もはや才能だとしか思えないような「ヘン」具合。

途中までは、ついていけるんです。
私だって、「変人」の端くれだと自負してますからね。

でも・・・見事に引き離されちゃいます。

あ・・・見えないとこに、ぎゅいーんと走ってっちゃった。
いやいや・・・見えるけど、見えるけど、あのスピードは反則。

なんかもう、このヘンさは爽快だ〜

ああ。疲れ過ぎて(近頃、この言い訳多過ぎるな)、
テンションがヘンな感想で、すみませぬ。

私も周囲を楽しませられるくらいに「ヘン」になってみたい。

(2015.7.18)
挿絵もとっても素敵です。

変愛小説集  岸本佐知子

Posted by 彩月氷香 on 12.2015 岸本佐知子   0 comments   0 trackback
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講談社
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アリ・スミスの「五月」
レイ・ヴクサヴィッチ「僕らが天王星に着くころ」「セーター」
ジュリア・スラヴィン「まる呑み」
ジェームズ・ソルター「最後の夜」
イアン・フレイジャー「お母さん攻略法」
A・M・ホームズ「リアル・ドール」
モーリーン・F・マクヒュー「獣」
スコット・スナイダー「ブルー・ヨーデル」
ニコルソン・ベイカー「柿右衛門の器」
ジュディ・バドニッツ「母たちの島」

以上の短篇が収められています。
いずれも個性派(?)翻訳家岸本佐智子さんお墨付きの
とびきり変な愛の物語です。

どのくらい変かというと。
変なものを読み慣れていない人には勧め難いぐらいです。
この短編集を読んで「わー最高!」と思うほどには、
私はどうやら変なもの好きではなかったみたい・・・

愛の対象がおかしい、
愛し方がおかしい、
しかし猛烈に一途だったりはするわけで。

面白さとグロテスクさの綱渡り状態なんですね。
時々、私にはグロさの方が濃く感じられて。
面白がる気持ちが追いつかないことがありました。

突拍子もない可笑しさというものは。
突き抜けたピュアさともとれるわけで。
私、そういうのって苦手なんです〜

でも、でも。面白かったんですけれど。

(2015.1.8)
岸本さんは大変楽しく翻訳されたらしく。
続篇も編まれたようです。第二弾も出てます。

なんらかの事情  岸本佐知子

Posted by 彩月氷香 on 04.2013 岸本佐知子   0 comments   0 trackback
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筑摩書房
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「気になる部分」も面白かったんですけれど。
本書の方が私は気に入りました!いやー面白い。
この感じ、思いっきりクセになります。

言ってしまえば。
著者の日常の「疑問」を追求する思考回路を追う内容。

エッセイというと。観察眼とか描写力とか。
まぁ何でもないようなものを唸らせられる筆致で描く・・・
という文章芸的なイメージがあるのですが。

岸本さんはまず、発想が跳んでいる。

あまりにも激しい飛躍っぷりだと言えなくもない。
だが、そこにウケ狙いや作為は感じない。
恐るべき、天然の変態!(あ、いや失礼、褒めてます)

だけど。きっと。理解できるはず・・・誰でも。

いや。同じような思考を辿るとは言えませんが。
この「あれれ」感、というのか現実の中の違和感って。
各々、持ち合わせているものなのだと思うのですよ。

前回もそうでしたが。私も途中までは同行できるのです。
が、ここまで発展させたことはなかったなぁ・・・と。
彼女の妄想力の逞しさが羨ましくなってきます。

とにかく。声を出して笑い出す危険があるので。
移動中に読むことはなるべく避けた方がよろしいかと。

(2013.3.7)
パラパラと試し読みをなさるのなら。
「素敵なアロマ生活」を個人的にオススメします。
「アロマでごわす」にはヤられました・・・。

気になる部分  岸本佐知子

Posted by 彩月氷香 on 23.2013 岸本佐知子   2 comments   0 trackback
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白水uブックス
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著者は自分がネガティブだと言う。

昨今のポジティブ思考を取り入れてみようとしたものの、
ネガティブな人間が無理やりポジティブになろうとすれば、
何のたしにもならないばかりか、健康を害すると悟り、
心ゆくまでひがんだり、くよくよしたりすることにきめた、と。

ここまでは私にも充分理解できる。問題はここから。

しかし後ろ向きな人間とはいえ、やはり何の材料もなしでは上手くひがめない。想像力の助けとなるようなネタ、すなわちガミネタが、必要となってくる。

ガミネタ? ひがむためのネタ??? むむむ。

彼女は不眠の気もあり、眠れぬ夜は「一人しりとり」をするそう。
あ、私もそれ、やるやる〜。わー仲間だ!
ただのしりとりだと退屈するので「お題目」を導入するのも同じ。

食べ物とか人名とか、動物とか、植物とか。
しかし、私と大きく違うのは「お題目」が進化すること。

*淫靡なもの
*ポストモダンなもの
*八◯年代バブル経済を象徴するもの

えらい、ハイレベルなお題だなぁ〜
ポストモダンって言われても私、何も浮かんで来ないぞ。
いや、彼女も悩みだすらしい。「へこおび」は淫靡か否か?

そこで、一人しりとりに「レフェリー」が導入される。
ううう・・・シュールだ・・・。

はっきり言いましょう、著者はかなり「ヘンな人」です。
彼女の理屈に途中までついていける私は「ちょっとヘンな人」。

そのことに安心するような、残念なような。

これは、ほんの一例で、もっともっと著者の変人ぶりが炸裂してます。
ヘンだけど妙に感心させられる、ヒネリのある可笑しさです。

(2012.12.13)
申し忘れましたが、著者は翻訳者です。
訳している本がまた、かなりクセがあって面白そうな気配。
近々読んでみたいと思っています。これなんか良さそう。




中二階 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)
ニコルソン ベイカー Nicholson Baker
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とにかく本が好き
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