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『仮面の街』ウィリアム・アレグザンダー



アニメ化したら良さそうな・・・

私ね。ファンタジーって好きなつもりだったけど。
どうも。近頃、それは勘違いかもと思えてきた。

結構、評価が高いファンタジーも。
なんかピンと来ないことがすごく多くて。

本作も、期待大でした。
アーシュラ・K・ルグィンが絶賛したと聞いたので。

うーん。でもなぁ。
なんでだろう。なんか苦手だなぁ。
入って行きにくい世界観だ・・・

キャラクターの魅力も中途半端。
いや。なんか。良いんですよ、良いんですけどね。

私。ファンタジーはすごく好き嫌いあるんだな。
明確でわかりやすいストーリーが好きってことはない。
でも。モヤモヤとぼかした感じも好きではない。

ファンタジーって理屈っぽくない方がいいんでしょうが。
あまり、理屈抜きなのも、理屈屋の私には馴染めない。

なんか。釈然としないな。よくわからないな。
誰が、何をしたかったのか。
主人公がお兄ちゃんを必死で探してたことはわかるけど。

うーん。

映像にした方が、面白くなりそうな気配はあります。

(2019. 10.25 読了)
私の想像力とか、頭の柔軟性が足りないのかも。
ファンタジーとしては、秀作なんだろうとは思います。
相性の問題ですね、たぶん。
でも。なんか。どこかで見たり聞いたりした話の。
断片を寄せ集めたような雰囲気もあるんですよね・・・

『冬の薔薇』パトリシア・A・マキリップ

なるほど、元ネタがあったんだ!

訳者あとがきを読んで。
ものすごーく納得しました。

なんか。読んでいて。
もぞもぞとするというか。
良い意味でも悪い意味でも薄気味悪い。

ぞわぞわぞわ・・・とする得体の知れない気配。
これって。民間伝承とか民話とか昔話に共通する雰囲気。

私。ダメなんですね、これが。
語り継がれてきた系の物語が異様なほど苦手。
篭っている念のような物を感知してすごく怖い。

土を感じます。
「土着」っていう言葉がもう恐ろしいですね。
先祖代々・・・土地に根ざしているものって。

憧れとかはあるかな。
でもそれよりも畏怖だな。

感覚的なものなので。
この気持ちはどうにも説明しきれません。

得体がしれない。
辻褄が合わない。
ワケが分からない。

別に単純明快なものが好きなことはないけれど。
土の中で蠢いている感じのするものは怖い。

あ。で、この物語はですね。
スコットランドの昔話が下敷きになっているそう。
「若きタム・リン」という英米では広く知られた話。

ものっすごく荒っぽく、あらすじをまとめますと。
妖精に囚われた恋人を取り戻す王女の物語。

パトリシア・A・マキリップは。
そんな単純ではない、複雑なテーマと筋に変えてますが。
元になった物語の得体の知れなさはむしろ強まっています。

一人の人間が頭で考え出したものは持ち得ない魔力?
一番、近い言葉は「呪い」かな。
それは魅力でもあるのですよ、当然。

私はどうも、そういうものにアレルギーがあって。
避けよう、逃げようとする傾向があるのです。

神話も、なので、苦手ですね。
苦手ながらに読んでいたりしますけれど。

本作以外にも。同じ元ネタの作品はあるそうで。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ『九年目の魔法』とか。
スーザン・クーパー『妖精の騎士タム・リン』とか。

・・・て。私、読んでたわ。

『九年目の魔法』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
→リンク貼ってますので、過去記事に飛びます。

3年前に読んだらしい(記憶にあまりなかった)。
「惹き込まれつつも、もやもやする。」と書いている。
それは本作も同じ。これは主題に含まれている要素ってことね。

読み比べると面白いかも知れません。
世界観の繊細で玄妙な美しさはこちらが上回るかな。

どちらも、「少女」という生き物が見事に描かれています。

(2018.12.1)

『九年目の魔法』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

4488572022
創元推理文庫
Amazon

なんか・・・思春期!って感じ。
なんか・・・いいんだか悪いんだかわかんない。
なんか・・・ふがふが、もがもがする。
なんか・・・もしかしてちょっとテキトー?

独特な雰囲気があって。
真面目なん? ふざけとんの?
思わせぶり? 手抜き?

ええっとね・・・

好きな人は好きだし、駄目な人は駄目かなぁ。
この小説に魅力を感じる人も多いと思うよ。
私はうーん。消化不良かも。

ファンタジーであり。
少女の成長物語であり。
恋愛小説でもある、と。

それにしても。
意味が時々わからなくなるのは。
私の頭が悪いの?
翻訳がまずいの?
作品のクセなの?

惹き込まれつつも、もやもやする。

(2016.5.27)

『北風のうしろの国』ジョージ・マクドナルド アーサー・ヒューズ

4150203989
ハヤカワ文庫 FT
Amazon

かれがもしも北風のうしろの国に行ったことがなかったら、泣きべそをかいたかもしれない。しかし泣く代わりにかれは、なつかしい家具が一つ残らず新しい住まいに納まっているのは何よりだと考えた。そして環境の変化を嘆いて母親をいっそうみじめな思いに誘う代わりに、そこの長所を数えあげようとした。どんな場所にも長所はあるもので、短所より長所を探し出す方がいつだってどんなにいいか知れない。

 天才とはどういうことだろうと子どもの読者にきかれたら、なんとか説明しようとつとめるべきだろうか?それともはじめからあきらめてしまう方がいいか?わたしはただ一つ、たいへん簡潔な答をしようと思う。天才とは、誰に教えられないでも物事を理解できる人だと。神はそうした天才をおりおり創造され、かれを通じてほかの人間を教えようとなさるのだ。

何で書き抜いたのかが、わかるようなわからないような。
(ずいぶん以前の話なものですから・・・ごめんなさい)

心の美しさというものを。
どこか懐かしく感じるような。
キリスト教的な道徳観で描き出しています。

それが主題なわけではないとは思うのですが。
尊く、切なく、哀しく、報いられない。

あ。違う。キリスト教と限定することもないですね。
日本の(日本に限らず世界の)昔話、民話を思い出させる。

ファンタジーというけれど。
壮大な夢物語ではなくて。物悲しくて生活感がある。

神さまというのは。宗教の違いに関わらず。
幼きものに優しいようで、厳しいと感じます。
でも、それが魅力でもあり。真実でもある・・・と。

昔話って、たいてい、哀しくないですか?
私、あれがどうにも苦手で・・・
なのに、その哀しみを噛み締めるように
何度も何度も読むような子どもでしたっけ。

弱き者に厳しい世界を直視する。
幼いからこそ、恐ろしくてもそれが出来る。
それを悲嘆したり、恨んだりもせず。
ただ、まっすぐに受け止めることが出来る。

読み終えて、胸がしーんと静けさに包まれました。

(2015.2.11)
  

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

*初めましてのご挨拶
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