Loading…
 

成功する読書日記  鹿島 茂

2015.10.21 鹿島 茂   comments 0
4163590102

文藝春秋
Amazon

著者が読書について語った中で印象深かった点をまとめました。
あ。読書に限らず「鑑賞」についてでしょうか。
まず、この冒頭の章のタイトルがすごく好きなのですよ。
「量」を軽んずるなかれ

一本だけ見ると凡作だが、五本見ると傑作、というパラドックス。
それは、同じジャンルの複数の作品を見たり読んだりすることで、
類似と差異が目に入ってくるから。
類似は、そのジャンルの約束事で、差異というのは作り手の個性。
しかしその個性は、約束事を踏襲したうえでしか表現できない。
同じジャンルの小説や映画を「収集」することは、
この類似と差異に目を開き、どこがどう優れているか教えてくれる。
だがジャンルばかりにこだわっていては、ジャンル外に通用しない。
読書日記や映画日記をつけていると、コレクションが「開かれる」

それまで一つのジャンルに集中していたものが、
あるとき夾雑物がまじりこみ、その夾雑物が次のジャンルを開く。
それが次々に繰り返されることでジャンルを越えた約束事も見えてくる。

そこに至って、批評意識を抱く。

 ところで、まことに不思議なことですが、「量」というのはある域を越えると、「質」という問題を意識にのぼらせるようになります。ある程度「量」をこなさないと「質」というものも理解できないということです。
 この「質」が掴めたということは、そのまま、「抽象」を行ったということを意味します。そして、この「抽象」が完了したとき、それはその人にとって、批評の基準が据えられたことになります。

映画そのものの情報よりも。
どの映画館で見たか、どの本屋で買ったか、いくらで買ったか。
どこで読んだか。そういうことを記録する方がいい。

まずは引用。
次に引用からレジュメ(要約)を作る。
自分の言葉はあまり使わず、その本のエッセンスとなる箇所を数カ所選び、
その引用だけで本を要約する。
(結構難しいので、読書日記の中でも上級編。意欲のある人だけにおススメ)

自分にぴったり合った書店を選ぶ。

東京では、
神田神保町の東京堂、
六本木の青山ブックセンター

好みの本屋が見つかったら、まったく1冊も買わなくてもいいから、一週間に一度、できれば二、三度足を運び、置かれている本や棚を見て回る。

本を買って来たら読む場所によって、仕分けする。
1 書斎本
2 居間本
3 寝室本
4 トイレ本
5 電車本

飛ばし読みOK。
途中で投げ出すよりは、読みにくいところは飛ばしてでも最後まで辿りつく方が数段、実りが多い。


(2015.6.25)
本書を読むと気になる本が続出。
その主な物は、以下の通り。

・アンジェラの灰
・サルトル 知の帝王の誕生
・嘔吐
・バブルとデフレ
・ギルガメッシュ叙事詩
・マキァヴェッリ全集1
・本の歴史
・悪夢五十一夜(百一夜・ちりぢごく)
・制作 ゾラ
・古書店めぐりは夫婦で
・世界の旅行記101
・現代語訳 論語
・篠沢フランス文学講義 (1)
・二十一世紀の資本主義論
・時代風俗考証事典
・ブスのくせに!
・ベトナム怪人紀行
・図説 世界の監獄史
・パリの廃墟
  

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

*初めましてのご挨拶
*ブログタイトルの由来

<別館のご案内>
Instagram
99%、花の写真です。

moleskine絵日記
ちいさな絵日記。

表示中の記事

  • 鹿島 茂

カテゴリ

最新コメント

データ取得中...

月別アーカイブ

***