FC2ブログ
Loading…
 

『アンジェリク 完全版 7 華麗なる戦争』  アン・ゴロン

4835450035
復刊ドットコム
Amazon

こ、ここで終わるの?

毎巻、毎巻、怒濤の展開ですけれど。
あっという間に、愛が生まれ、愛が終わる。

うーん。でも。わからなくもない。
とびきりの美貌ってものは免罪符になる、結局。

しかし。女性にあるまじき著者の思い切りで。
どんどん主要登場人物が消えて行く・・・

いや。性別は関係ないか。
キャラクターの贅沢消費は長篇シリーズの特権かも。

とにかく。宮廷って。面倒くさいね。
まずもって、大嫌いな世界だわ。
ま。でも。腐りかけたものって美味しかったりするんだ。

熟成肉とか。
納豆とか。
ヨーグルトとか。

あ。なんか違う・・・?

人間。退屈すると。
ろくでもないことに血道をあげるんだな。
時代が変わって、スケールや毛色は変っても。
根本的に、何も変わらない。

しかし。アンジェリクの「生来の楽天主義」、羨ましい。
それと合わせて「生命力」の強いこと強いこと。

彼女の価値観・判断は、その二つに導かれる。
それこそは「勝者の道」。
災難は降るほどに襲いかかってくるけれど。
その犠牲になるのは彼女ではない。

一歩引いて冷静に眺めると。
えー。ちょっと。どうなのよ?って思う面もあるよ。

しかし。
その存在感で、納得させてしまう。
間違いなく嫌いなタイプなはずの女性なのに。
好きなんだな。憎めないんだな。

幸せになって欲しいと応援するわけでもなくて。
どっちみち、この人はがむしゃらに前に進むし。
絶対に挫けないし、負けないし。

その生命力の輝きにぼーっと見惚れているばかり。
爪の垢を煎じようなんて思わないよね。
別世界、別次元の人だもの。

それでも。ここで終わっちゃ、困る。
知ってれば読まなかったのに・・・

この完全版、改悪されたストーリーを憂いて、
作者自身により大幅に改稿された新シリーズなのですが。
なんと、この巻でストップしてるんですって!

えええー。この先どうなるんですか。

旧シリーズを一から読み直すしかない?
旧シリーズの途中からでも話は繋がる?
その場合、何巻から読めばいいの?

正直、今から26巻読む元気がないのよ・・・

(2018.7.16)
雰囲気を堪能したということで。終わりにするかな。
26巻くらいなら読めることは読めるのですが。
前半、話が微妙にダブるというのはしんどそう。


『アンジェリク 完全版 6 ベルサイユへの道』  アン・ゴロン

4835448049
復刊ドットコム
Amazon

上流社会へ、這い上がる!

美貌と度胸があれば。
なんとでもなるんだな。

まぁ。アンジェリクは頭もいいけれど。
それでいて、浅はかでもある。

しかし。なんと言っても。
彼女の人並み外れている点は行動力でしょう。

「歴史大河ロマン」とか言われたら。
「げ!」と敬遠しますけれど。
まさに、そのものズバリなこのシリーズなのに。
これは「ハマる」人がいるのが納得できる。

とりあえず。
この強烈なヒロインを嫌いになれない。
好きなタイプではないのだけれど。
ここまで来ると好き嫌いを超える。

さて。ちょいと引用。
まったく脈絡がありませんが。
なんか、励まされたところ。

これからは前を見て生きてゆきなさい。過去を振り返ってはいけません。灰のなかから、過ぎ去ったことを生き返らそう、などということをしてはいけません・・・・。あの灰は風に舞って消え去ってしまった、と思うのですよ。あの灰のことを思い出すたびに、あなたは死にたくなるはずですからね。

「どうして、良い人間でなく生きていられるのでしょう?」豚肉店の亭主は、神の子のような清らかな笑みを浮かべて応えた。「人生は短い。他人を足蹴にして金持ちや権力者になれるわけでもないのに、いかさまや冷酷な行為で、天国を失いたいとは思いませんからね」

(2018.7.11)

『アンジェリク 完全版 5 影と光』  アン・ゴロン

4835448030
復刊ドットコム
Amazon

「大丈夫、運なんて必ず巡ってくるものよ」

最愛の夫を失って。
名誉も地位もお金も失って。
残ったのは我が身と我が子。

絶望して当然。
死にたくなって当然。
二度と立ち上がれなくて当然。

あ。我が子も失っていたんだったわ。
しかし。断固として取り戻す。

何があろうと、根本的にアンジェリクは強い。
どれほどの汚辱を浴びようとも天使のように美しい。

アンジェリクにとって、彼女自身の美しさは、
大きな恵みであり、武器であり、呪いである。

いえ。美しさだけであれば、ほぼ「呪い」だったろう。
彼女は聡明で、行動力も並外れている。体力もある。

正直なところ、何でも持っている女性で。
彼女に共感できる女性など、この世にきっと存在しない。

しかし。それでも。地位と名誉を失えば。
その美点が徒になって不幸と悲運が降り注ぐ。
ああそうだ。彼女は野心もあるのだった。

この、どうだ!どうだ!どうだ!
これでもか!これでもか!これでもか!
・・・の怒濤の波瀾万丈ぶりに。
不思議と辟易せずに、のめり込めてしまう。

アン・ゴロンさん、筆力ありますね。
背景になっているフランス王朝の歴史も、
かなり厚く書き込んでいる。
ちょっと読むのが面倒なくらいに。

(2018.7.15)
アンジェリクの生命力を分けて欲しい。
美貌は別にいらないから。
このくらい前向きになれたら人生はきっと開ける。


『アンジェリク 完全版 4 ノートルダムの死刑囚』  アン・ゴロン

4835448022
復刊ドットコム
Amazon

どん底への道のり。

ひたすらに。
逆境につぐ逆境。
希望が打ち砕かれる日々。

そんな中で。
「決して諦めない」ヒロイン。
その強さがむしろ痛々しい。

これでは終わらないぞの気配はありつつも。
これでもか、これでもかと痛めつけられるヒロイン。
さすがのアンジェリクも自暴自棄になる、絶望的な状況。

這い上がる奇跡を際立たせるための布石とわかっていても。
私、苦手なのよね。この「どん底要素」の嵐。

我慢・我慢の巻でした。

(2018.7.9)

『アンジェリク 完全版 3 王家の祝典』アン・ゴロン

4835448014
復刊ドットコム
Amazon

天国から地獄へ。

お決まりのパターンと言えるでしょう。
しかし。すごい迫力ですね。

エネルギッシュで。筆力が高い。
書きながら、ペンをバキバキ折ったのでは?
(それは筆圧)

泣ける。
ヒロインと一緒に祈ってしまうわ。
絶望の海の底に沈んでしまうわ。

ヒロイン属性がない私でも巻き込まれるわ……

(2018.7.8)
  

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

*初めましてのご挨拶
*ブログタイトルの由来

このサイトはAmazonアソシエイトに参加しています。

カテゴリ

カテゴリー 月別アーカイブ

 

***