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『二度寝で番茶』木皿 泉

2020.01.22 木皿 泉   comments 0
 双葉文庫
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気が合う友人とお喋りしてるような

読んでいて楽しい。
夫婦脚本家、木皿泉。
この二人、いいわー。

癒される。
なんか、ほっとする。

マトモなんだな。
変人の部類に分類されそうな二人だけれど。

ああ。生きていけそう、って思う。読んでいると。
特別なキラキラする言葉ではなく普通の言葉で。
とても大切なことが書かれていると思う。

突き刺さってくるような鋭さではない。
ほんわか、ふわふわ優しくもない。

ちょっとトボけた感じの。
でも。油断した隙をチョンと、突いてくる感じの。

ジーンと浸みるというより。
あ、そうだそうだ!という感じの。

気づいているようで気づいていないこと。
日常の中の大切にしたいこと。

やっぱり私は色々忘れている。
あれこれ置き去りにしている。
そうでなきゃ生きていけないと開き直っている。

そのことが精神的には「無理」なんだと思う。
ぎっしり無理してる自分に気付かされる。

でも。
責められているように感じたり。
反省しなきゃと感じたりはしなくて。

親しい友人が。ガハハと笑いながら。
「あかんやーん!アンタ、それ!」と
パーンと肩を叩いてくれたような。

そういう感じだ。

深刻じゃないんだよね。
いや。実はしばしば重いことを語っているのだけど。

で。救われる。
アハハハと笑いながら。
肩に入っていた力が抜ける。

格好つけて言えば。
明日からの自分に希望が持ててくる。

「湧いてくる」っていうべきなんだろうけど。
「持ててくる」っていう変な日本語をあえて使いたい。
・・・なんとなく。

(2019. 9.20 読了)
シュールな挿絵も愉快です。

『木皿食堂3 お布団はタイムマシーン』木皿 泉

2019.04.20 木皿 泉   comments 2

全ての頁に付箋を貼りたい。

著者は、脚本家だそうです。
ごめんなさい、まったく存じ上げませんでした。
私、あまりドラマは見ないのです。

数年に一つくらいは好きなドラマがあり。
年にひとつくらいは観る場合もありますが。

割と最近(私の中では)観ていたのは。
髙橋一生と松田龍平が出てた「カルテット」というドラマと。
あと、漫画が原作だった「重版出来!」くらいですね。
どっちも好きでしたよ。

社会現象になるようなドラマは観てないことが多いです。
そもそも初めから観ようという気がないのです。

基本、恋愛ものでなければ観ることもある。
ていうか。恋愛ものでなければ初回を観てみて。
観られる内容と思ったら続けて観ます。

あと。なんだっけ。
意外と「医龍」は好きでシリーズ全部観た。
うん。コミック原作ということに偏見はない。
相変わらず、漫画は読みませんが。

「Dr.コトー」も観てた。
ってことは医療ものが好きなのか?
いや、「ドクターX」も「コードブルー」も観ていない。

医療ものは恋愛ものではない(とは限らないけれど)ので。
観る可能性は自然と高くなるのだけれど。
俳優と脚本の好みで観ない場合も多い。

あ。待て。チーム・バチスタも観てた。
やっぱ医療者はまぁまぁ好きなんでしょうね。
ていうか、あれは俳優さんが良かったと思うんだけれど。

お仕事系をじゃあ観るかというと。
まぁ恋愛物よりは観る確立は上がるけれど。
「半沢直樹」は観ていない。
(池井戸潤原作は、NHKのは幾つか観たけど)

NHKの朝ドラはどうかというと。
これも数回観て、判断する。
もしくは初回から観ない。

結果。数年に一回くらいは観る。
ええと。過去に遡って観たものを挙げて行くと。

「カーネーション」「あまちゃん」
「澪つくし」「はね駒」「凛々と」
「ひらり」「ふたりっ子」

うん。これだけだな。
我ながら、よく基準がわからないけど。
ここに挙げた作品はちゃんと最初から最後まで観た。

「マッサン」と「花子とアン」と「とと姉ちゃん」は挫折。
「半分青い」はなぜか観る気も起こらなかった。

で。今、「まんぷく」は観てる。
私としては「あまちゃん」以来の久々のヒット。

大河ドラマは必ず、挫折。
私は一年観続けるのが不可能と思う。
「独眼竜政宗」と、「炎立つ」と「義経」は、
なんとか頑張ってほぼほぼ観たような気がする。

(だから、ナニが基準なんだろう)

「八重の桜」もまぁまぁ半分近くは観たかもしれない。
でももう、段々どうでも良くなっちゃってたみたいで。
最後にどうなったんだか覚えていない。

……って。ナンの話だっけ。
ああ。私はドラマは観ないって話だった。

でも。木皿泉という人のエッセイを読んで。
なぜだ。なぜ私はこの人のドラマを観てないんだ!
どうして出会わなかったんだ、とおろおろしました。

こんなに面白いエッセイを書ける人のドラマが。
面白くないなんて考えられない。

うー。観てみたい。観てみたかった。
ラジオドラマもやってたの?
それも聴いてみたい。

ドラマ方面に興味なさ過ぎたことを悔いました。
ていうか。むくむく著者に興味が湧いて。
調べてみたら、意外な事実がボロボロと!

え。夫婦合作。二人のペンネームなの!
絶対、女性だと思ってました。

それに。二人のデビュー作ともいえる「やっぱり猫が好き」は。
友人から「絶対に観るべき」「観て観て観て、絶対!!!」と。
しつこく言われ続けたのに、とうとう一回も観なかったドラマ。

ああ。なぜ。あの時。私は観なかったんだろう。
観てないけど、友人が内容を逐一教えてくれるので。
なんとなく観てるような気がしてきたくらいだったのですが。

あの頃は。
深夜にやってるドラマなんて観ちゃいけないと思ってました。
ていうよりも。今以上に日本のドラマになんて興味なかった。
いや。そもそも。私、十代はほぼテレビを観てません。

まぁとにかく。
このエッセイは最高です。
読んでると「わぁぁーっ」って興奮してきて。
付箋を貼らずにはいられなかったのですが。

気づいたら毎頁毎頁貼っていて。
もう貼る意味がわからないくらいでした。

日経新聞とか、小説推理とかに連載してたのかな。
あと、神戸新聞ね。
 
神戸新聞! 
なんか。神戸新聞が私の中で「神」なんですけれど。
(あえて今風に表現してみる……もう廃れつつあるかもだが)

中井久夫氏の連載もしてたし。
なんで、そんなに素敵な人の文章ばかり載せてるのだろう。
あ。神戸にゆかりのある人だからか。
神戸人がたまたま私の憧れの人なのか。

あー。もー。神戸に住みたい!
神戸新聞が読みたい!
(いや、神戸に住まなくても読みたきゃ読める)

まぁ現在はどんな方が連載なさってるか知りませんし。
妄想で神戸新聞が理想の新聞に祭り上げられただけです。

で。だから。なんだっけ?

いや。この面白さは読んで頂かないとわからないです。
ほんっとに。いいの。スバラシイ。
どこからどこが夫で妻なのかわからないけれど。

感性もよいし、表現もよいし。
ともかく。好きだ。とにかく。好きだ。

似た感覚は持っていないけれど。
びっくりさせられるわけでもない。
見落していたことに気づかせてくれる系でもない。

でも。なんだろう。この人のエッセイを読むと。
「うん。そうだ!」って気持ちが強く湧いてくる。

「そうかなぁ」とか。「そうかも」とか。
「なるほど」とか。「そうきたか」とか……ではなく。

うんうんうん。そうだよ。そうだよ。そうそうそうそう。

っていっても。共感っていうよりは。
自分ではちゃんと、そこまで落とし込めていなかった感覚で。

あ。それはやっぱり「気づかされた」なのかな。
自分の中にあったものだけど。
こんな風にきちんと表現できる形ではなかったものの気がする。

腑に落ちる気持ち良さ、だろうか。
どこかにひっかかっていたものがすーっと通るような。

それで。なにか嬉しくなるのだ。
著者に「ありがとう」と言いたくなるのだ。

(2018.10.20)
この感想を書いてから後。
私、一つだけドラマを観ました!
「僕らは奇跡でできている」を。
これもなかなか好きなドラマでした。

  

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

*初めましてのご挨拶
*ブログタイトルの由来

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