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夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです  村上春樹

Posted by 彩月氷香 on 26.2011 村上春樹   7 comments   0 trackback
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文藝春秋
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最初にお詫びを。この感想は、とてつもなく長く。
その長さに見合うだけの内容があるとは到底、言えません。
不完全ながら、私が個人的な感情の整理のために書いたようなものです。

気が済むまで、きちんと書いたら本一冊になりそうなところを、
無理矢理に縮めたため、なんとも不親切な文章となっております。

お読みになることを積極的にお勧めはいたしません。
時間がない方、村上春樹に興味がない方、あるいは彼の大ファンの方は、
特に、避けて頂いた方がよろしいかと存じます。

今回ばかりは、書き逃げ御免をお許し願いたいと思います。
補足するならば、否定的な感想に見えるかもしれませんが、
本書は春樹ファンでなくとも読む値打ちのある本です。
 
近い期間に二度読みましたが、非常に面白く読みました。

村上春樹 雑文集  村上春樹

Posted by 彩月氷香 on 04.2011 村上春樹   0 comments   0 trackback
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新潮社
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お蔵入りになっていた超短篇。
賞をもらった時の挨拶文。
知人へ寄せた解説文や序文。

・・・村上春樹の、単行本には収録されなかった雑文たち。

細々と雑多な印象ながら、くっきりと「村上春樹」の世界。
何でもないように、さりげなく、しかし濃厚に。

「ハルキ印」の烙印が、そこここにあって。
私は、その「らしさ」が明確な形になったスタイルが、
ずっとずっと羨ましかったことを思い出した。

彼のこだわりが、リズムよくスタイリッシュに、
しかし、思いのほか深く読み手の心に刻まれる。

自分の好きなことを、ひっそりと、しかし頑固に大切にする。
どうでもいいことには、あっさりと対処して涼しげに佇み。
曲げたくないことは、しんどくて非効率でも守り続ける。

口当たりは甘いのに、噛むと歯が折れそうな芯がある。
飴のように。嚙まずに口の中で、転がしてのんびり味わう。

ほろ苦い懐かしさと共に、心の襞に埋もれていた記憶の欠片たちが、
ぷくぷくと愛らしい泡のように浮き上がり、甦ってくる。

(2011.5.3)
この本の中で一番好きなのは、彼が友人の娘に送った挨拶文。
かおりさん、ご結婚おめでとうございます。僕もいちどしか結婚したことがないので、くわしいことはよくわかりませんが、結婚というのは、いいときにはとてもいいものです。あまりよくないときには、僕はいつもなにかべつのことを考えるようにしています。でもいいときには、とてもいいものです。いいときがたくさんあることをお祈りしています。お幸せに。


走ることについて語るときに僕の語ること  村上春樹

Posted by 彩月氷香 on 23.2010 村上春樹   2 comments   0 trackback
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文藝春秋
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自分が興味を持つ領域のものごとを、自分に合ったペースで自分の好きな方法で追求していくと、知識や技術がきわめて効率よく身につく。
(時間もかかり試行錯誤も重ねるが、その分学んだことはそっくり身につく)


すみません、原文のままではないかもしれませんが・・・。
村上春樹らしいなぁと思い、自分もかくありたいと感じたところの抜粋。
高品質なマイペース、ってことかな。
私も昔からマイペースだけど、粗雑な上に結構、周囲に振り回されてしまうのだ。

村上春樹が一歩よく理解できるようになる本だと思う。
彼のストイックな一面。
ある意味、私にも似たところはある。

まぁ、私がマラソンやトライアスロンを始めることは無いだろうけれども。

この本を読んだら走りたくなる人、少なくないと思います。


(2008.5.16)

象の消滅  村上春樹

Posted by 彩月氷香 on 16.2010 村上春樹   2 comments   0 trackback
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新潮社
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村上春樹の初期短篇17篇。
アメリカで出版された英語版の、日本語版、だそう。
読む前からわかっていたことだけど、全作読了済み。バラバラに。
この本のセレクトは、どうなんだろう。
やはり、ニューヨーカーの視点で編まれている、かな。

話せば長くなりますが、私にとって村上春樹は特別な作家の一人。
で、ありながら、「IQ84」いまだ、読んでいない。
哀しいことに、私は近年の彼の作品が好きではなく、
初期から、中期・・・今から5年か、10年前までの彼の作品が大好き。
世界的な大作家になる前の・・・・。

それは何故か、を問うと非常に多くの言葉が必要だと思う。
し、その説明が人を納得させるという自信もない。
それでも、敢えて言うなら、私にとっては「海辺のカフカ」も
「アフターダーク」も「残念な」作品でした。
あの頃から、今度は、と思って読み、失望することを繰り返し、
とうとう新作が、どんなに評判が良かろうと不安で読めなくなった。

初期の短編を久しぶりに読み返し、やはり、好きだなぁと思い、
でも、全てが、というわけではないことにも気づく。
未熟な部分もある。それでも・・・ああ、うまく説明できない。

17篇のなかで「沈黙」と「午後の最後の芝生」と「眠り」が好き。
すごく、共感できるので。とくに、「眠り」は。
私も、この作品の主人公のように眠らずに本を読んだことがあるのだ。

村上春樹の文章が好き。その、リズムと独特の比喩。歯切れのよい、余韻。
あと、主人公の生きる姿勢が日常の細部に丁寧に表現されているところも。
そういう意味では近年の作品は一層磨きがかかっているとは言える。
私が受け入れ難いのは、ストーリーなのだ。
しかし極限すれば、村上春樹の作品において重要なのはストーリーではない。
物語が複雑になればなるほど、むしろ失われるものがあるような気がしてしまう。

単純に私の好みに合わない要素が彼のなかで育っていった、ということなのかも。
・・・方向性の違い、というだけ。
作品に失望しても、村上氏のことはずっと尊敬し、憧れています。

「IQ84」、そのうち勇気を出して読もう。

(2010.3.16)


  

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Author:彩月氷香

とにかく本が好き
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