神去なあなあ夜話 三浦しをん
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読む前にね。偶然(?)感想を幾つか目にしまして。
みなさん、それぞれのお言葉で語っておられましたが。
どうやら、ひとことで言えば「物足りない」様子。
なので、覚悟して読み始めたわけですけど。
うー。想像以上に、たるーいぃぃぃっっ!
前作は甘さは感じつつも、かなり好きだったのになぁ〜。
いや。いいんですよ。まぁ、まったりとね。
神去村の人々の日常に自分も参加する気持ちで読めば。
だけどな〜。前作の思い出があるから、読めちゃうけど。
この本、単体では読みおせないようなヌルさですぞ。
それなりに充分に安定感はありますけども。
私はね〜、こういうのを読みたいとは思わないな。
ドラマ性を求めてる読者ではないつもりですが。
なんだかなぁ。このテイストは中途半端だと思う。
ほんわかとか、淡々とか、まったりとか。
そっち方面で読者を満足させるには滋味が足りん。
やはり三浦しをんの小説は、爽快感、疾走感があってこそ!
あと。個人的に。直紀さんに魅力を感じないのが大きいかな。
つまり、物語の重要な要素である主人公の恋愛に興味が湧かない。
次回作とかありそうな気配だけれど。読まないかもなぁ。
(2013.8.3)
でも「神去なぁなぁ日常」の映画は観に行きたいです(笑)
(来年公開。監督は「スウィングガールズ」を撮った矢口史靖氏)