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語り女たち  北村 薫

2016.03.07 北村 薫   comments 0
4101373302
新潮文庫
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大人のためのお伽噺。もの淋しく、哀しげで、優しい。きっと、読む時々によって、感じるものは違うでしょう。

こんな風に。日常の中に謎があって欲しいのだ、と今の私は思う・・・いや、願う。理不尽なことばかりに取り囲まれていると、せめてそれが、心に美しい絵を描いてくれるような「不思議」に化けて欲しいと感じてしまうのだ。

苦しいことも。哀しいことも。腹立たしいことも。尽きない不安も。そうすれば、遥かにたやすく耐えられるようになるのに・・・と。

(2015.10.30)
また、いつか。忘れた頃に読み返してみよう。
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八月の六日間  北村 薫

2014.12.12 北村 薫   comments 0
4041015545

角川書店
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北村薫『八月の六日間』読了。母が図書館で借りていたのを拝借。「山の本だよ」と言われ、ふーんミステリじゃないんだと読み始め。主人公が編集者の女性な辺りが著者らしいなと思い。読み進めるうちに、これは山の本でもあるけれど本の本でもあるなと。そして優しいのに刺さる感じ・・・変わらないな。

「向田邦子 映画の手帖」、南方熊楠「十二支考」、川端康成「掌の小説」、吉田健一「私の食物誌」、ヴァージニア・ウルフ「オーランドー」、中島敦「南洋通信」…山に登るのに、これらの本を持って行くセンス。本の読み方に関しては、主人公=著者なのだと思うから。北村薫氏のこういうところが好き。

小説を書く人は一部例外を除いて、読むことも好きだと思うのだけれど。そしてその本好きぶりを自作の主人公や登場人物に投影させている場合も少なくはないのだけれど。北村薫氏は中でもその傾向が顕著だと思う。彼の作品で本の話が出て来ないことってあるだろうか?(あったらごめんなさい)

あ。もう一冊、山には持って行かなかった(作中の主人公が)本だけれど。「作家のおやつ」…これも私の好きな本だ。作家たちの選んだおやつに納得してしまう。

以上、読後のツイートの転載。

(2014.9.28)
北村薫さんの小説はいつも優しいなぁと思い。
でも妙に突き刺さるところが随所にあって・・・
柔らかいけれど、鋭い。そんなところが好きです。

ミステリ十二か月  北村 薫

2012.05.15 北村 薫   comments 0
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中央公論新社
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ミステリの紹介本。特にミステリ初心者さんにオススメ。
バランスのとれた内容になっています。

残念(?)ながら、紹介された本は、ほぼ読了済みでした。
ミステリばかり読んだ時代に、ミステリの古典だの、意欲作だの、
異色作だの・・・というものを懸命に読み漁ったので。

で。なぜに今頃、こういう本を読んだかと言いますと。
自分の読んだことのある本のタイトルで、50音を作ろうと思い。
ええ、ほら、俳句カルタならぬ、書名カルタ的な・・・

リストアップしていると、沢山あり過ぎて選べなくて。
そうだ。ジャンルを限定すればいいんだ~と閃き。
一番、たくさん読んでいそうなミステリを選んだのです。

そしたらね~。50音そろえるのが不可能だった(涙)。
うー。なんか、なんか、めちゃくちゃ悔しい~。
大体、ミステリのタイトルって偏ってるんだよ。
「あ」とか、「し」とかは、山ほどあるのに・・・「ら」とか「む」がなくて。

で。こうなったら足りない分は読もうと思って。
自分の求める文字から始まるミステリを探すために、
この本を読んでみたりしたわけです。

なんとも、不純な動機・・・。ですが。しかし。

大野隆司氏の版画も目に楽しく、良きミステリ案内です。
有栖川有栖氏との対談も読みごたえあります。

(2012.4.28)
(私が読んだことのある)「ミステリ50音」はそのうち発表します~。
(なんかアガサ・クリスティだらけになりそうな予感もしつつ)
しかし50音と言いつつ、実質は46字しかないんですよね。
さらに「ん」から始まる語というのも存在しないから、45字。ああ矛盾。


紙魚家崩壊 九つの謎  北村 薫

2010.06.10 北村 薫   comments 0
4062765950
講談社文庫
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北村薫、そういえば読むの、かなり久しぶり。
何だっけ、女の子と落語家のシリーズ、大好きだった。
「ターン」「スキップ」「リセット」の三部作も。

さて、本作は副題に「九つの謎」、とあり、
ミステリのようなミステリでないような短編9つが収められている。
一作一作、趣向が異なるが、確かに、「謎」はある。
いや、冒頭の「溶けていく」は、ホラーかな?

・・・どうだろう。ミステリーというよりミステリ風、な感じ。
ミステリーを期待すると、裏切られた感じがするし、
奇妙な短編、というにはミステリ仕立てがうるさく感じる。
ちょっと、中途半端なような・・・。

などと言いつつ、私は、するすると呆気ないほど一気に、
この本を読み終えたのだが。

文章のリズムが良い。
一度乗っかってしまうと、自動的に流されていく。
少女風な色合いの、地味な可愛らしさが漂っている、優しい語り口。

この人の作風が好きなんだと思う。
甘さの奥の、ひとかけらのしょっぱさが、
とってもいい具合に効いている。
珍しい味付けではないのだけど、匙加減が私の舌に合う。

ほんわかとした雰囲気と、ぴりぴりの配分も良いのだ。
ほっとするのと、イタタ・・・と感じるのと。
あくまで優しい印象なんだけど、かなりグサグサ刺さってきたりする。
何気な~く、相当、鋭いのだ。

読んでない作品、まだまだあるし、ぼちぼち読もうっと。
(2010.6.3)

ターン  北村 薫

2010.03.08 北村 薫   comments 0
4101373221
新潮文庫
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この人の感性には、いつも、はっとさせられる。

小さな、心の中でこっそりと大切にしているような感覚を、
実にうまく表現できる小説家だと思う。

 

それにしても、主人公の味わう孤独の深さは、言い尽くせない。

単純だけど、すごい設定だ。

 

主人公のしなやかな強さ。

どんな状況にあっても、楽しもうとすることで気持ちを沈ませない
・・・私も、見習いたい。

(1999.3.14)

  

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
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語り女たち  北村 薫
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八月の六日間  北村 薫
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ターン  北村 薫

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