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パレオマニア  池澤夏樹

Posted by 彩月氷香 on 06.2010 池澤夏樹   0 comments   0 trackback
4087463451集英社文庫
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羨ましい、の一語に尽きる。
こんな贅沢な旅行があるだろうか。
(副題「大英博物館からの13の旅)

歴史(特に古代文明)の勉強もしつつ、楽しく読める。
写真も豊富だし、何よりも著者の文化論が読み応えがある。

そして、「美」だけが何千年もの時を超えるという確信に心が和む。
文明の罪と哀れと美に思いを馳せながら・・・。

ひそかに痛烈な現代社会への批判も含むこの本を、
自分への警告のためにも、手元に置いて読み返したい。

(2006.5.27)

異国の客  池澤夏樹

Posted by 彩月氷香 on 13.2010 池澤夏樹   0 comments   0 trackback
4087464687
集英社文庫
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フランスに住んでみたくなった。

池澤さんの文章も思想も好きだ。
声高に語らない。静かな力強さ。

少々薄味な感じはなあるけれど。
安心して食べられる料理のような。

「国立民族学博物館の悲しさは忘れがたい」
という言葉・・・この感性はとても近しく感じられます。

きっと私、フォンテーヌブローに暮らしたら幸せだろうな。
フランス語ができないから、とんでもない話だけど。

熱くなりすぎない、かといって知的過ぎる冷たさがない、
クールな格好良さにも転ばない。安定したバランス。
読んでいて、心が落ち着く。

装丁も好き。

(2006.2.23)
引用された福永武彦の詩、いいなぁ。
著者が福永武彦の息子と知り、驚きました。

星に降る雪/修道院  池澤夏樹

Posted by 彩月氷香 on 03.2010 池澤夏樹   0 comments   0 trackback
4048738380
角川書店
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端正で、池澤夏樹らしい。
凄く良いとは思わない。でもきちんと、余韻がある。

著者の小説は私の感性から少しハズレている。
充分「良質」な味わいで満足させてくれはするのだけど。
小さな違和感があって、世界に入り込みきれない。

あと何冊かは読んでみようと毎回思い、これで何度めの失望だろう。

芥川賞受賞作の「スティルライフ」が大好きで。
その印象が忘れられずに読み続けてきたけれど。

私にとって池澤夏樹の最高傑作は、「スティルライフ」のまま。
もうだいぶ昔の、著者の初期の作品なのに・・・。

(2009.2.20)
池澤氏の小説より、随筆とコラムの方が好きです。



  

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とにかく本が好き
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時々、写真や雑記も。

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