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『スティール・キス』ジェフリー ディーヴァー


それでも、ライムとサックスが好き。

悪の種類?
うーん。なるほど。
犯人像の傾向をちょっと変えてみたのね。

ジェフリー・ディーヴァーは、とにかく頑張っている。
読者を楽しませよう、退屈させまい、と。

しかしだな。
まぁ。正直。迷走気味ではあるかな・・・
スマート家電が凶器になる、っていうのは。
うん。現代的だよね。タイムリーだよね。

ちょっと。ぞぞーっとしたよね。
犯人像も。ある意味、この感じは今っぽいかも。

で。なんか、妙にてんこ盛りなのね。
あれやこれやと同時進行してて。

どうも、スッキリと面白いとは言えない。
でも。じわじわと楽しめなくはなく。

そうそう。レギュラーになりそうな、新人物も登場。
いや。頑張ってるわ。ディーヴァーは。
(頑張ってるって・・・二度目の発言だけど、褒め言葉?)

なんだかんだで、ライムとサックスが好き。
ずっと。二人を陰ながら応援してる。
作者のディーヴァーも応援してる。

頑張ってるのはすごく伝わってくるので。
これからも頑張って下さい。

(2018.12.10)
まぁねぇ。「頑張り」が見えるのがそもそも失敗ではある。
見えちゃいけないわけですよ、そこんところは。
読む側が余裕をなくすほどの面白さではないってこと。
読者の裏をかくことは、もう難しいよね。
色々、やり尽くしちゃったものね。
本作でも「サプライズ」を幾つも用意してあるんだけれど。
なかなか、もう吃驚も出来ないんだよねぇ。
正直なところ。シリーズが長くなり過ぎている感は否めない。
ライムとサックスに愛着があるから読んでいるんだよなぁ。

『煽動者』ジェフリー・ディーヴァー

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文藝春秋
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マンネリとの闘い。

キャサリン・ダンスのシリーズより。
やはりリンカーン・ライムのシリーズが好き。
リンクしてるので、こちらも気が向けば読みますが。

主人公のキャサリンは美人で有能だけど、心に傷がある。
ライムの相方のアメリアとちょっとキャラが被ります。

キネクシスという、体の動きで感情を読むという、
彼女の特殊能力がこのシリーズの魅力なのですが。

うん。まぁまぁですね。

ディーヴァーらしく、どんでん返しもあり。
犯罪者の異常性もいつも通り。
安心して読めるエンターテイメントです。

あれ。本作はハーレクイン要素入ってます?
キャサリンの恋愛模様が、けっこう御都合主義的。

ま、なんだかんだ言っても。
ジェフリー・ディーヴァーは安定感あります。

うん。マンネリは認めざるを得ないけど。
かなり健闘してると思うなぁ。
夢中で読むほどではないけれど。普通に面白い。

(2017.9.22)
しかし、犯罪の理由も。最後のどんでん返しも。
実は「読めた」んですよね・・・
ディーヴァーのパターンは、もう大体わかる。
吃驚できないのは残念。
ていうか、殺人のテクニックがかなり怖い。
現実にあり得なくもない気がしてくる。

『スキン・コレクター』ジェフリー・ディーヴァー

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文藝春秋
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マンネリも才能だ!

シリーズ物って。
どれも結局、第一作が面白いんですよね。

あとは時々、佳作か優秀作があり。
時に駄作、残念作が混じり。

それでも、その世界観を愛するファンに支持され・・・

まぁ。マンネリって言われちゃうのも仕方ない。
期待されてる型から外れるわけにもいかないし。

頑張って作風を変えてみようもんなら、
それはそれで「らしくない!」って叩かれるんです。

シリーズを通して、毎作「さすが!」と唸らせるなんて。
所詮無理だし・・・いいのよ、別に。

好きな人は読み続けるし。
がっかりしたなら、読むのやめればいいだけの話。

でも。初作が良いとねぇ。あと中盤にも良作があるとねぇ。
もしかしたら次は! 今度こそは!・・・と期待して。
しつこくしつこく読み続けてしまうのです。

本作も。
「さすがジェフリー・ディーヴァー」と言う人と、
「なんだよ、これ、がっかり」と言う人と。

うーん。私はどっちかな?
敢えて言うなら、どっちでもないなぁ。

ええ。マンネリですよ。
だってさ・・・だってさ・・・仕方ないじゃん。
殺人犯の性格も、殺人スタイルも、工夫してるけど、
そりゃ、そこそこパターン化して来ますよ。

ヒネリ過ぎれば、あざといと言われ。
ストレートで勝負すれば、単純だと言われ。
程々にしとけば、平凡って言われるんだよ。

犯人、今回、私、わかっちゃいました。
それでも、面白かったです。

マンネリの何が悪いんだ!
したくてもマンネリできない作家も多いんだぞ!
作風が確立してるからこそ、マンネリ出来るんです。

とか言いつつ、「何かが惜しいぜ・・・」感は確かにある。

作者が試行錯誤してるなぁってひしひしと感じます。
サービス精神が旺盛な人なんだなぁ、きっと。
エンターテイメントに徹してて、その姿勢が好きです。

「ディーヴァーらしさ」っていうのが「どんでん返し」ですから。
マンネリしない「どんでん返し」って厳しいよね・・・

私としては「どんでん返し」なしでも、
もしくは「どんでん返し」をしくじってても、
それ以外の部分に漂う「ディーヴァーらしさ」を楽しんでいます。

(2016.7.24)
とにかく、登場人物に愛着あるから私はまだ読むのだ。

『ゴースト・スナイパー』ジェフリー・ディーヴァー

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文藝春秋
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しかし、一人きりの退屈より、誰かといて感じる退屈のほうがよほど始末に悪いと、あるとき気がついた。

 コーヒーは熱く、苦みもほどよかった。トーストは厚切りで、バターを塗ってから焼いてある。その順番が唯一の正解だ。それにオムレツ。出来がよいなどというレベルではない。超一級品だ。

シリーズ物は水準を保つのが難しい、とよく言われます。ジェフリー・ディーヴァーも作品によって「さすが!」と言われたり、「やり過ぎ」と言われたり「物足りない」と言われたり、「あるまじき凡作」とまで言う人もいたり・・・

ファンとはなんとも残酷に高望みをするもので。逆にファンゆえキズがあろうとも許すという向きもあるわけですが。

本作は確かに地味。そして、ちょっと変化を感じますね、登場人物の描き方に。特にライムが変わりつつあるかな? 主人公周辺の人間模様が私は楽しかった。別にいつもジェットコースタームービー風でなくても良いと思う。うん、なんかほのぼの感があるのが新鮮。

毎度毎度、超異常犯罪者を描いていても不思議に殺伐としないのは、殺人者側、追う側、双方の暮らしぶりを丁寧に描いているからと思う。ストーリーの本筋に関係ないところの細々した描写が私は好き。インテリアやお料理や登場人物のコンプレックスや、悩みや・・・どれほど異常な殺人事件の最中にあろうとも、紡がれている日常生活の色合いは褪せていなくて。

私がイギリスの古いミステリーが好きなのは、その時代のイギリスの風俗を味わうのに何よりも適しているから。犯罪は正直どうでもいいくらい。同様にライムシリーズは、ライムとアメリア、そして毎回登場する犯罪者の暮らしを覗くことが楽しい。

シリーズ初期作品の圧倒的な面白さを忘れられずにいると、「凡作」という台詞が出て来てしまうのもわからないでもないけれど。そこまで欲張らずに、のんびり楽しく読み続けたい。今のところ、がっかりさせられたことはないので、それで充分です。

(2016.6.23)
自分自身と闘っている人がたくさん登場するのも、このシリーズの、というかジェフリー・ディーヴァーの書く小説の特徴のような気がする。がむしゃらでもなく、じめじめでもなく、ドライでクールだけど、格好良すぎない頑張り具合。そしてなかなか敵(自分自身の弱点)が手強過ぎて倒せないまま物語が進行する辺りが、読んでいて気持ちが良い。それも好きな理由。

『バーニング・ワイヤー』ジェフリー・ディーヴァー

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文藝春秋
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シリーズ物は近頃、本当に読まなくなりました。
っていうか・・・前も同じ台詞を発した記憶が。

3作くらい読むと飽きる、もしくは忘れる(笑)

リンカーン・ライムシリーズはそれでも読み続けています。
まぁ・・・忘れてるんですけれど、時々思い出して。

シリーズものの新刊を心待ちにしていた時代とか、
そういえば私にもあったんだけどなぁ。

なので。今更?な感じの遅れ具合です。
この後、二作くらい出てますよね。

で。本作はと言いますと。
やっぱり好きだし、やっぱり面白い。
ケチをつけることは簡単ですが。それはしたくない。

ジェフリー・ディーバーの作品と言えば。
どんでん返しのやり過ぎで不評を買ったり。
逆に物足りないと言われたり。
まぁでも。娯楽の王道なサービス精神に溢れてて。

シリーズの水準を保つのは難しいと言われるなか、
ほんとに良く頑張っているなぁ・・・と感心します。

初期の頃のように、なんだこの面白さは!
という驚きはありませんけれど、楽しく読めます。

電気がモチーフなんですよね。
前職が電気関係の仕事だったので親しみを感じました。
でも・・・電気ってコワい・・・かも(笑)

(2015.10.26)
  

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

*初めましてのご挨拶
*ブログタイトルの由来

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