70歳の日記 メイ・サートン
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瑞々しく歳を重ねる。
70歳ですもの。若くはないのです。
だけど。「老い」は感じない。
歳をとることも。孤独も。
そんなに怖がることはないのかもしれないな。
ただ穏やかな日常、というよりは。
まだまだ「試行錯誤」して。
より良い自分、より良い明日を探している気配があって。
単純に「励まされた」と言うには。
著者とは住む環境や資質が異なり過ぎる気もするのだけれど。
それでも。なぜか親しみを覚えるのは。
著者が切実に必要としている「独り」の時間を、
わたしも求めているからなのだと思う。
きっと。それは変わらないよね。
うん。変わらない。
(2016.11.17)
この本は手元に置いて。数年ごとに読み返したい。
私は70歳になった時に。メイ・サートンのように。
「若い時より今の自分の顔が好き」と言えるかな。
言えるようでありたいな。