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身体の零度  三浦雅士

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講談社選書メチエ
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「本書は試行錯誤の一過程に過ぎない。調べなければならないことは
膨大であり、考えなければならないことはさらに多い」
と、あとがきにある。誠意のある、良心的な態度だと思う。

この方の説、面白くて、面白すぎて、鵜呑みにできないところも。
でも、ぱぁぁーっと目の前が開ける爽快感がある。
・・・特に、最初の方が。

パール・バックの「大地」を例に、文化と身体の関係を解き明かすところ、
読んでいてワクワクする。

残念ながら後半は、私には、こじつけっぽく感じられ、
あまり惹かれないし、そもそも納得できない。
いや、バレエとか舞踏という題材に親しみが薄くて、
共感しづらいだけかもしれないんだけど・・・。

日本人の歩き方が変わった、というところは、とても面白い。

タイトルのつけ方も、センスがあって、好きだなぁ。
この人の他の作品も、タイトルだけで読んでみようという気になる。

「メランコリーの水脈」、「小説と言う植民地」、「私という現象」、
「この本がいい」、「主体の変容」、「疑問の網状組織へ」

(2007.3.11)
また、いつか読もうと思って数年、放置されている本が出てきました。
すでに何冊かは絶版のようです。
ちょっと強引に展開する節があるけれど、鮮やかな評論を書く人、
という印象が残っていて、近々必ず読んでみたいと思います。

  

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Author:彩月氷香

とにかく本が好き
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  • 三浦雅士
2010年06月09日 (水)
身体の零度  三浦雅士

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