断捨離のすすめ 川畑のぶこ
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シンプルライフを目指して、日々努力している。
読書に次ぐ私の、いわば「趣味」みたいなもの。
去年からは特に「捨てる」ことに力を注いでいるので、
「断捨離」という言葉に、まず惹かれた。
強い、印象の語だよね。
この字面を見るだけで、迷いがふっきれそうに思えるくらいに。
読み終わった感想は・・・。、
好感は持てるけど、期待していたような「新しさ」は無かった。
いわゆる、捨てることを提唱する従来の本と変わらない。
シンプルライフのカリスマといえば、あらかわ菜美、カレン・キングストン、
金子由紀子、といった面々が思い浮かぶ。いずれも甲乙はつけ難い。
物を減らすことの必要性を説き、物が減れば心に変化が起き、
生活も運命も変わる、と提唱しているんだよね、どの人も。
まぁ乱暴に言うと、語り口と、用語・用例が違うだけ。
イチオシを一冊、と言われれば、やはり、
カレン・キングストンの「ガラクタを捨てれば自分が見えてくる」かな。
でも、この本は読みやすい。
物足りない人もいるだろうけど、「捨てる」初心者には親切だと思う。
散々この手の本を読んだ人(私みたいな)には、「復習」になる。
すっきりと、よくまとまってる。
繰り返し繰り返し、自分に言い聞かせないと、なかなか捨てるのは難しい。
私は去年一年で、物を200個減らしました。
ていうか。401個減らしたのだけど、201個増えたんだよね・・・。
ゴミ袋20袋捨てた、という著者に比べると微々たるもの。
それでも、物を減らすことが生活を変える、のは実感できてる。
もっと思い切って捨てたいけど、フリマ用によけてるものが結構ある。
過去4回、フリマで相当の物や服を処分してきたから
良い物は残ってないんだけど、捨てる勇気が出なくて。
あああ、駄目だぁ、まだまだだ・・・。
ちなみに、断捨離とは、
「不要・不適・不快」なモノを断ち、捨て、離れること、その過程のなかで
「モノと自分との関係を問い直すこと」
と著者は言ってます。元々はヨガの考え方らしいけど。「モノと自分との関係を問い直すこと」
順序が逆になっちゃったけど、この考えの元祖のやましたひでこさんの本を
次に読んでみたいと思ってます。
(2010.4.30)