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マルドゥック・ヴェロシティ3  冲方 丁

2010.10.31 冲方 丁   comments 0
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ハヤカワ文庫JA
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残虐シーンの数々に震えながら読み続けてきたこのシリーズも、
とうとう、最終巻。さぁ~よぉ~し。読むぞぉ~~っ!

かなり、身構えて読み始めました。
期待は裏切られず、しょっぱなから、ひぇ~、ぎゃ~な場面。
私の恐怖心のメーターがブチ切れて無感動になったくらいな、凄まじさ。

1、2と読んできて、ずーっと思ってた。
どうして、ここまで、やるの?って。

意思のある武器として生まれて、哲学的に自らの「有用性」を
考え続けるネズミと、虚無と破壊に惹かれ続ける男のコンビ。

彼らの活躍の舞台であるシティも、その他の登場人物も、
やや異色なヒーローもの、カッコ良く感動的なSFの要素を、
とても魅力的かつバランスよく備えている。

この異常な暴力と残虐さえなければ、抜群に楽しい娯楽小説なのに。
しかも、哲学の要素すら盛り込んで、作品の深みも充分に出せるのに。

恐怖や残虐を、絶妙なスパイスとして巧みに使いこなすことくらい、
著者になら、いとも簡単にできるはず・・・。
読者離れさえ引き起こしそうな、この病的な、醜悪と残虐を、
執念深く描き続ける・・・そこに、どんな意図が潜んでいるのか。

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岩崎弥太郎と三菱四代  河合 敦

2010.10.30 未分類   comments 2
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幻冬舎新書
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今年のNHK大河ドラマの「龍馬伝」で、主役を食うぐらいの勢いな、
岩崎弥太郎・・・三菱財閥の創始者。
あの、香川照之の怪演に、私、正直ついてけなくて。
ホントに、あんな人だったの?まさかねぇ。

と、気になって本書を読んでみた。
なぜか、弥太郎の伝記とかでなく、岩崎家4代の話なんだが。
あ、個人的に私、2代目の弥之助のことが気になってて。

ていうのも、東京ぶらり旅の折(2年に一度くらいの恒例)、
美術館めぐりしてて「静嘉堂文庫」を訪れ、いたくお気に召し。
創設したのが、三菱の二代目の弥之助と知り、興味を持ったのだ。

素敵な洋館だしさ。庭も素敵だしさ。緑いっぱいで川も流れてる。
美術館周辺の敷地をひとり楽しく、うろうろしてたら!

なんか、不思議な建物、発見!
洋風な建築物の前に、狛犬っぽい、お犬様が向かい合っている。
近寄りがたい、ヘンな迫力があって・・・。
森の中に、突然出現したそれが何か、私は知らなかったのですね。

お墓、なんですねぇ、弥之助さんの。
ええ~っ。ドーム型の屋根の、扉も等身大の、
大体、そこに入る前に階段を昇るのだぞ。立派すぎるだろ!

お墓っていうか、廟、ですよね。これ、王族か!ってな凄さだ。
凄過ぎて・・・私の頭では「墓」と認識されず、
そのことを知ったのは、旅から帰ったのちのことだったのだ・・・。

岩崎さんち、って、どんなんやったんやろ?
お金があるからっていうだけで、あんなお墓、作るもん?



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いつの間にか

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カウンターが、5000を越えていました。
まぁ~。ありがたいことです。
管理人が迷走して、暗闇運転しているうちに、
ひとつ、扉を通過してしまいましたよ・・・。

でも。いいタイミングだったかもしれません。
やっとやっと。迷いの森から抜け出しました。

皆様、長らく本当にありがとうございました。
あ、あれ?これじゃあ、お別れの挨拶っぽい・・・

違います。違います。
今日から、新たなスタート、とまでは言いませんが、
気持ちは切り替えまして、楽しい話題をお伝えしたいと思います。

カテゴリになってるくらいなので、おそらく。
迷いの森は、たま~には、出現いたします、今後も。
ただ、今回のような長引く不況・・・ちが、違う、長引く無様、
あ、そうでもない、長引く・・・なんだ?えー。

とにかく(言葉が思いつかないのであきめた)。
当分は、大丈夫です。

もしかして。もっと読みたいと期待されてたらどうしよう。

何故か、ブログ村の読書日記の人気記事に唯一ランクインしてるのが、
私の一番、迷ってる記事である、「深い森の中で」なのだ・・・。

な、何かの間違いでは・・・なくて?

辛い時にしか、書けませんけど・・・。
楽しい時も、書いてみますか・・・?
あのノリの逆転バージョンとか。
迷ってるのじゃなく、踊ってる記事とか?

「迷いの森」に対抗する、「笑いの森」、あ駄目だ、
それじゃ二流な・・・いや三流なお笑いだわ。
売れない芸人になるには、私の美貌がアダに・・・違う違う。
・・・で、なんだっけ?

たぶん。皆様の応援の気持ちがそういう結果に表れてるだけですよね。
ていうか、人気記事の定義がよく、わかんないんだけど。
どうやって、決めるんだろうか?・・・ま、いいや。

そして、うだうだ話は続きます・・・

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読む本 読みたい本 

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今さら説明も不要かと思いますが、私は、超・濫読です。

そのことに限界を感じ始めたりもしていて、読むものを絞ろう、
という個人的なキャンペーンを今年の始めにスタートさせました。

その痕跡は、ひとりごとの「本のこと」にチラホラと、
長文・大作の記事となって残っております・・・。
とってもとっても、お暇かつ心の寛大な方は、ご覧ください。

が、何やらバタバタしているうちに、そんなのは吹っ飛んでしまい、
いつの間にやら、片っ端から読むスタイルに戻りました。
・・・きっと、それが私にとって自然なのでしょうね。

何でもいい、わけではなく、私なりの基準はあるわけで、
それについて考えをまとめたいとは思ったりするのですが、
お手上げ&小休止の状態となっております。

私自身そうですが、読書の傾向から、人となりを思い浮かべたり、
親近感を覚えたり、興味を抱いたり、ってことありますよね。

もしか、お気付きでない方の方のために説明いたしますと、
カテゴリの右上の小さな「+」「-」ボタンで、
子カテゴリが一気に開閉します・・・お試しください。

カテゴリ名になってる作家は、私がその著作を2冊以上読んだ人、
と、そう思っていただけば、わかりやすいかと。
・・・もしくは、今のところ1冊しか読んでいないけれど、
遠からず2冊目を読むと心に決めている作家、です。

その他あ行、その他か行、等に押し込まれている作家さんは、
今のところ、1冊しか読んでいないということですが、
将来、単独カテゴリに昇格する可能性は秘めております。

単に、カテゴリを作るのを後回しにして忘れちゃった人も、
時々は混じっているかもしれません・・・

ただ、多くのお気に入り・ご贔屓作家が全く取り上げられていない、
という不本意な事態となっておりますことも少し言い訳したく・・・。

カテゴリを覗いて、私の読書傾向を読み取って頂くと、
あのぉ、う~ん、別人の像が浮かんでくるわけです、私としては。
なので、見苦しく、ここに過去に書いた記事のリンクなど、
貼っておきます・・・

ひと休み・・・・私の読書傾向について


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空が見える

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整理 整頓
さて 捨てるべきか 捨てぬべきか
悩みが生じた時は もうお別れのとき?

白黒つけられそうもないものでも
勢いで切り捨ててしまいたくなる

そうしたこともあったし しなかったこともあったし

ただ すでに無理なものは 無理なもの
決断は 早い方がいいのか

さて もう少し様子を見るか 見るまでもないか
悩めることは 前進の兆し

曖昧なのは 嫌い
でも答えを急げば失敗することもある

正解なんてなくて
けっきょく 振返っても自分の答えが間違いかどうかもわからない

その時の気持ちや状況
勢いで出した結論もあれば 悩み続けて出した結論もあり

じーっと
耳を澄ませて 自分の心の声を聞いてみる

答えは 出ているのだろうな
一度 信じられなくなったものは
もう信じることは やはり出来ない気がする

逡巡するのは 何に対する思いやり?
自分の過去の思い出を 守ってあげたい?

憎しみよりも 修復不可能な想い
心は時々 とても残酷な決断を下す

立ち止まってみる
考えてみる
悩んでみる

心が決めてしまったことを 覆すのは
とてもとても難しいと わかっているのに

どちらにせよ まだ傷に風が沁みる
どこから吹いてきた風 これは?

整理 整頓
片付けることは 難しい

美しいものだけを 手元に残そうなんて
そんな都合のいいことは 大抵できない

きっぱりと 心が命じることに
有無をいわせず 従わせようとすることに
答えは出ているのに 立ち止まり振返る

時がたてば心は もしかして変わるだろうか 
今とは違う答えを 導き出すだろうか

急ぐなという声と 急げという声と
さて どちらを信じよう?

きっと どちらを選んでも
少しは後悔する そして後悔しない

自分が決めたことは 自分が背負う
そう決めているから そうするしかないから

選ぶための情報が少ないよと 頭がつぶやき
もうこれ以上は必要ないよと 心が異を唱え

選ばないという道もあるか
でも立ち位置は はっきりさせたいのだ
どちらでもないというのは とても疲れる

さて 捨てるべきか 捨てぬべきか
今決めなくても 時が淘汰するだろうけれど
時の流れから早く 取り除きたいのだ

ああそうか やはり心は もう決めているのだな
よしじゃあ 前に進もう もう振返らずに  

自分の心を信じて 
引き摺る痛みより 切る痛みを選ぼう

たとえそれが 正解でないとしても
心が決めたこと 前へ進むために必要なこと

ぐるぐるぐる 迷いの渦 そのなかは闇
右も左も上も下もなく 暗い霧に包まれ

口にするのが怖かった 呪文を唱えて 
自由になろう それが束の間の羽ばたきでも


迷い 消えた 晴れた 空が見える


  

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

*初めましてのご挨拶
*ブログタイトルの由来

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ちいさな絵日記。

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