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書くことについて

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2つ目の、「15メートルの通学路」の感想文ですが。
予告通り、公開したものの、ゆっくりと読みなおした末、
やはり、消去することにいたしました。

文章が、ネジネジとしていて、これは心の乱れなのだな、と。
伝えたいことが分散しすぎているな、と。
ごっちゃごちゃな記事を目にされた方、ごめんなさい。

病気でなく、教育に比重を置いて、語りたかったのですが。
これは、まだ私の中に、重いしこりと傷を残していて、
冷静に語ることが不可能な様子です。

できるかな、と思ったのですが。
一個人への恨みが、どうしても混じってしまうため、
それを排して問題に向き合えないうちは無理なようです。

その恨みも、もはや消えているのですけれど。
文章にすると、恨み節が鳴り響く・・・。
ニュアンスの微妙な加減の難しさもあります。

その、取り下げた感想の中から、一節だけ引用します。

自分の苦しみに潜ってしまうと、周囲が何も見えなくなる。
その、ひたすら闇に向いた目線を、ふっと外に向けてくれる、
何気ない、さりげない、ちょっと軽すぎ?ってくらいの、
ほんわかした優しさやユーモアが、一番、子供には有難い。

ううん、それは、子供でも、大人でも、関係ない。

痛みを忘れさせてくれるのは、激励じゃなかったよ。
笑い、だった。小さな、楽しい遊びや、会話だった。

本のことに、少し戻りますと。
病気の子を教える、という特殊に思える題材だけれど、
この本で語られているのは、教育全体に通じることなのです。

立派なお説教より、「楽しい!」と感じる瞬間を贈られることが、
子供にとって、何よりの糧となる・・・と私は思います。
それを理解している人なのですよね、著者は。

取り下げた記事では、自分も、お説教調になっていました。
ああ、深く反省・・・。

自分の抱えている問題を、迂闊に書くのは危険だなぁと。
当事者ヅラって、なんだか、イヤなものですね。
経験したことを(辛いことでも)誇ってるかのようになってしまう。

「書くこと」に大事なのは、「読む人への思いやり」。
これだけは、忘れずに心がけていたい、と考えています。
(実現できているかというと、大いに怪しいですけれど・・・)

写真は神戸シリーズ第6弾。ランチを頂いたカフェの窓辺。


15メートルの通学路  山本純士

2010.12.30 未分類   comments 3
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角川文庫
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今年で一番、泣きました。よりによって、喫茶店で読んでたので。
涙は必死にこらえたのですが・・・そしたら鼻に来た(汗)。
ポケットティッシュ2袋を消費して、鼻をかみっぱなし、目が真っ赤。

病院の中の、学校の話。教師の書いた、実話です。

実は学校ものと病院ものは、なるべく読まない主義。
何故って・・・悲しいに決まってるし、しんどいに決まってるし。
私の過去にも深くかかわるので、避けてるんです。

短大まで出て、ひととおりの教育は受けました。
6・3・3・2で、14年。でも、ずっと学校が大嫌いだった。
登校拒否にも中退にもならなかったのは奇跡だと思うくらいに。
・・・その原因の一つは自分の病気でした。

先天性の肝臓病で、8歳のとき大きな手術をしました。
おへその上1cmくらいのとこに、横に一直線、
20cm以上の手術痕があります。

本を読んでて、病気の子供たちのエピソードが胸に沁みるのは勿論、
過去の自分のあれやこれやが、甦って泣ける、泣ける。

ぐるぐるぐる・・・史上最強な、ぐるぐるに陥りました。

で、思わず、語りだしそうになりましたが・・・。
ちょっと待てよ。彩月氷香の半生記じゃないか、これは。
え~。今回ばかりは、自重します。

と、言ったものの延々語ってしまいましたので(汗)、
お暇な方、心の広い方のみ、お進み下さいませ。


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ポール・スミザーのナチュラル・ガーデン

4796657789
宝島社
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ポールさんは、イギリス人の庭師さん。
とても、素敵なお庭を作ります・・・て、実物は観たことない。
実は、関西にもあるのですよね、彼のデザインした、お庭。

行かなきゃ! 来年、行こう~。決めたっ。
私の下手っぴな運転では、ちょい不安な、少し遠くだけど。

この人、ほんとに植物、好きなのね。
デザインのセンス、その裏にある大らかでありながら、
繊細で、でも伸びやかな優しさ・・・美しい。

日本人が忘れてしまった日本植物の魅力を語っている。
イネが大好き・・・って面白いね。

花が枯れた姿もデザインとして計算する緻密さ。
それが、やり過ぎ、頑張り過ぎに感じられない。

自然に見えるけど、実は自然では、ない。
そこに彼の哲学と美意識が表れている。

うん、いいな。平凡だけど、お庭づくりは愛情。
狭いから、日が当らないから、と言わず、
そういう場所に合う植物もあるんだよ・・・と。

その、まっとうなアドバイスが、まっすぐに、
心に届く、気持ちよさ・・・人柄、かな。
疲れたとき、ちょっと、眺めて和めます。
 
(2010.12.15)

心の整骨  003 interior

2010.12.28 interior   comments 0
簡単な自炊道具の他には、机の上のちいさな卓灯、数冊の本とノート、それに三枚の古びたレコードがあった。それも三枚ともバーンスタイン、クレンペラー、ワルターと、それぞれ指揮者の異なる「大地の歌」だった。この交響曲の規模をもっている壮大な歌曲の一節を、カケルが時折口笛で吹いたりすることを思い出した。
寝台は綺麗に整えられていたし、なにも敷いていない切石の床の上には塵ひとつなかった。毎日の掃除は欠かさないらしい。これは刑務所というよりも中世の牢獄だわ、と私は思った。  

                 笠井 潔「バイバイ、エンジェル」

「心の整骨」って?と疑問な方はこちらをお読み下さい。
「心の整骨  まえがき」

今年読んだクリスマス本

koube2.jpg

今月、ふと思い立って、クリスマス本ばかり読んでいた私。
読んだ本を一覧にしてみました。え~と、計11冊。
(まだ、お読みでない方は、リンクでそれぞれの感想ページに飛びます)


なかなか、バラエティに富んでて、楽しめました。
ミステリ、蘊蓄本、ヒューマンドラマ、絵本、ビジュアル本。

どれが好き?と問われると悩んじゃうくらい、ハズレなしでした♪

確実に泣けるのが、「クリスマスに少女は還る」と、
「クリスマス・セーター」かな。ただ、タイプは全然違います。
前者は、変化球、後者は、直球です、簡単に言うと(簡単過ぎ!)。

ほのぼのと心温まるのは、「サンタのおばさん」「34丁目の奇跡」、
「ベツレヘムの星」「クリスマスのまえのばん」

ちょっと驚きがあるのが、「セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴」と
「クリスマス・プレゼント」

「イェンセン家のクリスマス」はクリスマス飾りの参考にどうぞ。
「サンタクロースの大旅行」は雑学好きな方にオススメ。

リストアップしたけど読めなかった本もあるのでそれは、また来年に~。

正直、12月25日、という明確な締切があるので、少し大変でした。
気分的に追われてる感もあり、連載小説書く作家の気分(大袈裟!)を
疑似体験できました・・・って、誰も、催促してないんだけどねぇ(笑)

ちょっと、自分の感想に不満は残るけど・・・でも楽しかった!

で、ここから小さな声で、お知らせと言うか、告知・・・

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とにかく本が好き
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