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響きと鏡  吉田秀和

Posted by 彩月氷香 on 30.2011 吉田秀和   2 comments   0 trackback
4122017084響きと鏡 (中公文庫)
吉田 秀和

(絶版のため、画像なし)


先日、吉田秀和の文章が私の理想、と褒めちぎりましたが。
思えば、読んだのがかなり昔のことで・・・。
今もその気持ちに変わりがないのかどうか、不安になりました。

この「振り返り読書」。おそろしいんですよね。
たまに、「なんで、そんなに感動したのかわからない」ということがあり。
それが自分の感受性の衰退なのか、人間的成長なのか、
しばし悩みつつ、なんとも心もとない淋しさに襲われます。

今回、探し出して、読んでみた本書。
クラシック評論集ではないので、クラシック以外のことも書いています。

で。長く長くなりますが。強く心を打った一節を以下に引用。
自己満足気味なので・・・無視して下さっても、かまいません。
いえ、読んで欲しい文章だから引用するのですが、あまりに長いのです。


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沼地のある森を抜けて  梨木香歩

Posted by 彩月氷香 on 29.2011 梨木香歩   0 comments   0 trackback
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新潮文庫
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主人公の久美。なんとも、冷めてます。
いや、情感はある・・・意外と繊細なんだけど。
なんだろ、この、パキポキ感?サバサバよりも骨っぽい。

なんて表現していいか、掴めずにいるのだけど。
ただ、この女性の思考の温度が私に近いなぁ・・・。

これって、女としては欠点だろうな。
なんだか、激しく親近感。同病相哀れむ・・・の域だ。

うめく「ぬか床」。先祖伝来のそれが呼ぶ、怪奇現象。
突飛過ぎるのに、すっと入って行ける世界観はいつも通りながら。

著者が「渾身の思いで描いた」「出しきった」という本作。
実は・・・それゆえに、物語が破綻してしまっていて・・・。
メッセージを込め過ぎて、ストーリーが迷走気味。

壮大なんだけど。それが、正直。キツイ言い方すると。
できそこないSFもどきファンタジー、になっちゃってて。

魅力的なモチーフや登場人物が散らばってるので。
内容を分けて、物語を二つ書いたほうが良かった・・・?

なんだか。油性のドレッシングみたいなの。
ふり混ぜたら、一瞬はひとつになるけど、すぐ二層に分離しちゃう。

あ~。出だしが凄く良かっただけに残念。

(2011.6.10)
謎めいた箱庭をこっそりと、覗き見るような・・・。
そういう物語の方が、著者の良さが発揮される気がします。


あじさい寺(頼光寺)写真集 その3

Posted by 彩月氷香 on 28.2011 おでかけ写真集   2 comments   0 trackback
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正しいパンツのたたみ方  南野忠晴

Posted by 彩月氷香 on 27.2011 暮らし   4 comments   0 trackback
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岩波ジュニア新書
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「新しい家庭科勉強法」と副題にあります。

家庭科なんてオマケ科目、と見なされがちと思いますが。
著者の考えは全く、そう・・・180度違う。
何しろ、家庭科の重要性に目覚めて英語教師から転身した人なのだ。

自立するためには、生活力が必要。
生活力=自分の暮らしを自分で整える力。
これを身につけることが、人生を自分で切り拓いていく基本。

毎日を気持ちよく暮らすための技があれば、
少々のことで、簡単にはへこんだり、折れたりしない。
暮らしを切り盛りしてきた自信が、「生きていける」自信も生む。

このような(私なりに要約しました)熱い信念を持って高校生を教える。
その授業は、かなりユニークで、かつ理にかなっている。

簡単なアンケートで自立度チェックをしてみたり。
(私もやってみて、ショックな結果でした・・・ガーン!)

家族って何か?と問いかけてみたり。
(猫は家族? じゃあ、カメは? 金魚も? サボテンはどう?)

理想の結婚相手を探るゲームをやってみたり。
(これは個々の生き方の理想を知る手だてになり得る)

夏休みの宿題に「家族のために食事を作る」という課題を出したり。
(これが非常に勉強かつタメになることは、わかりますよね?)

様々な方面から、生徒に自発的に考えさせる工夫を凝らしている。
そして、それは最終的には社会について考えるというところに行きつく。

うん。確かに、これは、新しい家庭科だ。

(2011.5.19)
なぜタイトルが「正しいパンツのたたみ方」なのか?
それは説明しきれないので、ぜひ興味を持った方は読んでみてください。
この本、今年の私の読書の上半期ベスト10に入る逸品です!
こんな先生もいるのだなぁと思うと、何だかとても嬉しくなります。
本書の結びの言葉が素敵なので、以下に引用。

自分のことを日々成長している存在だと感じることができれば、間違いなく自分が好きになります。自分から目が離せなくなります。いまという瞬間が楽しくなります。少々のことがあっても、もう少し頑張ろうと踏ん張ることができるようになります。みなさんには、ぜひ自分を好きになって、自分という人間に夢中になって生きていって欲しいと思います。

くわしっく名曲ガイド  茂木大輔

Posted by 彩月氷香 on 25.2011 音楽   0 comments   0 trackback
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講談社
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おわかりですよね? このタイトル・・・
クラシックと、詳しくをかけた・・・なんちゅー、オヤジギャグじゃ。
内容も、このまんまのノリです。期待を裏切りません(笑)

1 「TPO別オススメこんなときに聴く・使う・クラシックの名曲ガイド」
2 「血液型・星座別 あなたの運命の作曲家はこの人だ!」
3 「オーケストラと指揮者にくわしっくなる」
4 「お好きな楽器をピンポイント鑑賞する名曲ガイド」
5 「もぎぎの吹いた・振った・好きな曲くわしっくオススメ」
6 「知られざる名曲の宝庫 ハイドン交響曲よりすぐりガイド」
7 「ドヴォルジャーク 『新世界』交響曲くわしっくガイド」
8 「バッハ 『マタイ受難曲』くわしっくガイド」

以上の8つの章からなりまして。
これ見ると、「ふざけ過ぎちゃうのん?」という印象ですが。
なかなか、シャレが効いていて楽しく、クラシック初心者さんや、
私みたく、半端にかじった人には、すこぶる参考になる本です。

TPOのオススメは、いい感じに悪ふざけの味が美味しい。
ここは、一番笑えます。なるほどね~と感心。

血液型・星座別は、面白い試みですが、ムリがあります。
魚座A型の私には、レハール『メリー・ウィドゥ・ワルツ』だそうで。
ぜぇぇったいに、違いますから!

「お好きな楽器をピンポイント~」の章も好きですね。
ホルンを聴きたい時に何の曲を聴いたらいいか?ファゴットなら?
フルートは?クラリネットは?トロンボーンは?ハープは?

・・・・キリがないので、この辺にしますが。
楽器の音の好みで曲を選ぶというのは、ありそうでない発想。
まぁ、ピアノかヴァイオリン、チェロならば良くあることですが。

ちなみに彩月が好きなのは、ダントツ、ピアノ。次、ヴァイオリン。
ビオラ、チェロ、オーボエと続く・・・という、至って平凡な好みです。

(2011.5.29)
意外と著者が、趣味に走っているのね・・・そこが好き。
ハイドンが凄くお好きらしいんだけど、そういえば。
私も昔、大好きでした・・・大きな声で言えませんが、モーツァルトよりも。

クラシック興味あるけど、とっつきにくいと思ってる人に、オススメ。


  

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

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