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つぶやき集 2012年7月(4)

飲み物は基本的に水か、お茶か紅茶か珈琲しか飲まない。アルコールは何でも飲めるが焼酎と缶チュウハイとハイボールと第三のビールは飲まない。ジュースは果汁100パーセントに限り時々飲む。さらに稀にポカリスエットも飲む。食べ物・衣服等より好みが明確。なので、微炭酸飲料を飲むなんて珍事。

理由もはっきりしている。甘い食べ物は好きだが、甘い飲み物は好かないのである。紅茶も珈琲も、当然砂糖は入れない。缶コーヒーも無糖しか飲まない。で。久しぶりに微炭酸ジュースを飲んで思ったのは。やっぱり甘い飲みものは好きではない。不味いわけではないけど。後味がべたべたするのが嫌い。

吉田秀和氏のグールドを語る言葉が好き。グールドに出会った時の感動が蘇る。そして、晩年のホロヴィッツを批判した勇気。さらに何をどう語っても品位を失わなかった彼の言葉の美しさ、確かさ。音楽でなく絵画を語っても、いいえ日常を語っても、自らの感性にひたすら誠実で。永遠の憧れの人。

自分はこう思う。その気持ちを包み隠さない。しかし対する異論を弾くような刺々しさは持たない。おもねらないけれど、迎合しないけれど、懐が深い。穏やかに深く優しく、秘めたる峻厳さに磨かれた言葉。難しい熟語を使うことなく、豊かに紡がれた文章。身の程知らずかもしれないが彼のように書きたい。

先日のNHKの吉田秀和さんの特集を観ていた際、メモしていた言葉。「自分の根から離れてはいけない」「他人の情報は頼りにしてはいけない」「まだ誰も言っていないことを言おう」心がけていたつもりのことだけど・・・改めて心に刻もう。

録画していたNHKBSの「旅のチカラ」を観る。アイルランドのアラン諸島を旅する糸井重里さん。世界一のセーターの島だというのに。今は幻となってしまった手作りのセーター。安い機械編みの商業製品に追いやられて。糸井さんと共に私も幾度も涙ぐんだ。母が編んでくれたセーターを思い出しながら。

母も頼まれて編み、お金をもらうくらいの腕前だった。私と弟に毎年、新しいセーターを編んでくれた。通算して何十枚になるだろうか。それが今、手元に一枚もない。記憶の中にまだ消えずにいるセーターを順番に思い返しながら。なぜ残しておかなかったかと悔いた。せめてアラン編みのセーターだけでも。

手作りはお金にならない。実直な手作り程、そうだ。儲けるための戦略を凝らせば売れる場合もある。糸井さんはそうではなく、売る側と買う側の心の架け橋になるような、心温まる商品の売買ということを望んでいるのだった。そんなの夢物語だよ、と思わず呟いてしまったけれど。その夢は美しいと思う。

糸井さんの手書きの字で、画面に映し出された彼の言葉。「荒地で思うのは絶望のことではない。荒地に絶望という名前をつけるなんて面白くもない。ここに花を咲かせてかわいいを見つめた目。ここで生きぬいてかっこいいを教えてくれた背中。時間の中に人たちが編まれる」そうだ、荒地が育むものがある。

ブログの過去記事を手直ししていた。誰が読むでもないと思うが、冗漫な文章が耐え難かったのだ。一見してすぐにわかる書き方ではないが、しつこく繰り返して同じことを記す癖がある。削りどころ満載。飾れば飾るほど言葉は弱くなるのに。そもそも思考が曖昧なのだ。掴み切れていない時ほど饒舌になる。

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人生が豊かになる 禅、シンプル片づけ術 枡野俊明

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河出書房新社
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本書の冒頭にて、著者は。
今を生きる私たちが、心豊かになるためにできることは何?と問い。
よけいなものをそぎ落とし、限りなくシンプルになることと答える。

禅が「限りなくシンプル」になるための方法を教えてくれる・・・と。

シンプルライフというと断捨離に限らず「捨てること」が主眼ですが。
この本はまず掃除ありき。極論すれば掃除の功徳を力説する内容。
(禅で最も大切にされている修行が掃除なのだそうです)

どうでしょう。賛成しかねる人もいるのでは・・・。
「疲労で死んでも、埃では死なない」とも言いますしねぇ。
ただ大きく頷けるのは、この一節でしょうか。

「雑然とした部屋では、心も雑音に蝕まれます」

根が単純な私。この本を読み終わってから大掃除をしました。
自慢じゃないけれど、元々私の部屋は割ときれいなんですよ。

ですが。禅の精神にのっとって、隅々まで磨き倒しました。
物の置き方もより整然と整え、不要品を数点排除。
床も壁もドアも、さらには本棚の棚板も(本をすべて除けて)、
隅々まで手抜きすることなく、きっちりと拭きました!

いや〜。気分が爽快になりましたね。
頭が良くなったと勘違いするくらい、脳内もクリアに。

行き詰まり感に悩まされている人には大掃除、オススメです。
そう言われても、なかなか取りかかれないはと思いますが。
この本を読めばきっと、猛然と掃除の意欲が湧いてきます。

(2012.6.11)
掃除できないほど散らかってる部屋に住んでる人のことは。
著者の念頭には無いような気がするんですよね・・・。
(禅僧の方々は、物を持たない暮らしをなさってますから)
散らかり過ぎてると、取りかかる気力を奮い立たせるのが大変。
そういう人は机の上だけで良いので、綺麗にするといいですよ。
著書も提唱してましたが、私自身の経験からも推奨できます。
本書に貼った付箋の数・・・19枚。


古書の来歴  ジェラルディン・ブルックス

4270005629
武田ランダムハウスジャパン
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「サラエボ・ハガダー」という実在する写本をモチーフにした物語。

一冊の、とても美しい稀覯本を巡って。
読者は時も国境も超え、長い旅をすることになる。
道案内をする著者の足取りは、優雅かつ機敏で。
時折、立ち止まって指し示される風景にも心が躍る。

こういう本に出会えるのは、とても幸せなことだ。

どの時代も、どの主人公も(主人公は一人ではない)、
重くのしかかる民族の苦難によって、過酷な人生を歩む。
しかし。「美」は生き延びる・・・と。信じさせてくれる。

それはファンタジーかもしれないけれど。
醜いものに支配される日々に疲弊した心を、静かに癒してくれた。

(2012.6.28)
歴史ミステリという謳い文句だったけれど。歴史ロマンだと思う。
が、どちらの語も本書を俗っぽく見せてしまうので使いたくない。


ロンドンオリンピック開幕。さて夏の最中に読む本は・・・

さてさて。オリンピックが開幕しましたね。
スポーツはからっきしな私、しかし観る方は結構好きでして。
寝不足の夏に拍車がかかりそう・・・もはや読書どころではない!?

今月は予告どおり、イギリス関連本をボチボチと読んでます。
感想がブログ上に登場するのは、だいぶ先になりそうですので、
オリンピックにちなみイギリスの本を読もうという物好きな方の為、
とりあえずリストアップだけしてみました。

たいした問題じゃないが―イギリス・コラム傑作選 (岩波文庫)
行方 昭夫
4003720113

ベイツ教授の受難
デイヴィッド ロッジ David Lodge
4560080550

イギリス文学探訪 (NHKライブラリー)
小池 滋
4140842083

諷刺画で読む十八世紀イギリス ホガースとその時代 (朝日選書)
小林章夫 齊藤貴子
4022599847

アンジェラの灰 新潮クレスト・ブックス
フランク マコート Frank McCourt
410590003X

壜の中の手記 晶文社ミステリ
ジェラルド カーシュ Gerald Kersh
4794927320

警視の孤独 (講談社文庫)
デボラ・クロンビー 西田 佳子
4062765802

ヘンリ・ライクロフトの私記 (岩波文庫)
ギッシング 平井 正穂
400322471X

おれの墓で踊れ
エイダン チェンバーズ Aidan Chambers
4198607818

チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本 (中公文庫)
ヘレーン・ハンフ
4122011639


書物の性格上、サクサク読める感じでなく冊数は抑えめ。
この中で特におススメといえば、「おれの墓で踊れ」ですね。
まだ下半期に入ったばかりですが、今年の読書ベスト10入りは確実。

ただ・・・特にイギリスっぽいことは無いです。
作者がイギリス人で舞台がイギリスですけど、英国風味が強くはない。
ん?そうでもないかな。うん。やはり英国の雰囲気です。
キーワードは、学校、先生、墓地、海辺。ね。英国っぽいでしょう。

他にはやはり、「ヘンリ・ライクロフトの私記」。
これぞ理想の老後、理想の隠遁生活・・・憧れます。

「壜の中の手記」はちょっとした怪談風の奇妙な短篇集。
「たいした問題じゃないが」はイギリスの秀逸なコラム集。
「イギリス文学探訪」も軽い読み物ですが、この手のものでは出色。
「アンジェラの灰」はアイルランドの貧しい少年の話。
「チャリング・クロス街84番地」は書物を愛する人、必読!

今月中にあと5冊読みたいなぁと無茶なことを考えていますが。
ま、無理でしょうねぇ・・・

つぶやき集 2012年7月(3)

冬生まれの私は夏が大の苦手。春の気配の頃から夏の到来を感じて憂鬱になるくらい。だけど。気がついてみると夏は心の休息期間になっている。なにしろ何でも暑さのせいにしてしまえるので、堂々と怠惰でいられるし、頑張れない自分を責める気持ちも汗とともに流れてしまうのだ。悩む気力も暑さが奪う。

たいてい、何かのせいにすると後ろめたいものだけど。暑さのせいにすることだけは平気だ。改めて考えると夏に対して、とても失礼な気もする。一般的に言う夏ならではの楽しみ、というものにも全く興味がないものだから。ただ暑さを耐えるだけの日々であって・・・しかもその退屈さが意外と心地よい。

考え事も太陽に照らされて蒸発してしまう。おかげで常にすっからかん。不安を覚えるほど気持ちが単純になる。気分は南の島の住民。起きる・食べる・洗う・食べる・寝る・作る・食べる・片づける・寝る。これだけで満足。時々涼しかったり、冷たくて美味しい物を食べたり、綺麗なものを見られたら幸せ。

まぁ。そう言って暑さを楽しんでいられるのも。最初の二ヶ月くらい。9月や10月になっても暑かったりしたら発狂しそうになってくる。その場合でも意識は「いかに暑さをやり過ごすか、乗り切るか」に集中するので、ある意味とても平和。ただ生来の「冬の人」が心の奥で生産性のなさをぼやいている。

たぶん。この暑さのおかげで。身軽になれるのだ。秋が来た時、いつも生まれ変わったように晴れ晴れしている。普通は春が再生の時期なのかもしれないけれど。私の場合は冬にぎっしり宿題を背負ってしまうので春は押しつぶされたようになっている。夏は思考を麻痺させることで心を自由にしてくれる。

間違いなく、秋がいちばん良い。自分の季節は「秋」だと決め込んでいる。しかし最も短い季節である。冬は辛いけれど実りのある季節。春は冬の疲労でヨレヨレ。いや反感を買いそうだけれど春は嫌いな季節だ。悪いことは必ず春に起きる。夏が何なのか、わからずにいたけど。長い休暇なんだな。

春が嫌いと言い切るのは語弊があって。もちろん春は美しい。ただ冬から春の変化に気持ちも体も対応しきれない。変化に弱い自分を実感する季節。春はとにかく短い期間に「動く」イメージ。春から夏への移行はスムーズで。夏の間は無駄を満喫する。頑張らない。秋は収穫の季節で。冬はそれを材料に編む。


  

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Author:彩月氷香

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