Loading…
 

柔らかな犀の角  山崎 努

4163749705

文藝春秋
Amazon

しまった。これ、読書日記だったのか。
読んでいて楽しいが、どんどん読みたい本が発生する。
一頁に一冊ペースとか・・・どうしよう。

しかし、読書好きの俳優さんというのは良いものだ。
文章も渋い。格好いい。

山崎氏の読書ぶりはなかなか旺盛だが、
方向性とまでいかない「傾向」がある。

私も欲張らなければ、
読みたい本の山に追われることはないのかも。

いい按配の読書だな。いい按配の読書日記だな。
偏った印象はなく、けれど好き嫌いは明確だと知れる。

時々、ああ。やはり、このヒトは役者だ、と。そう思う。

(2012.11.18)
気になった本を拾い上げたら、70冊を超えました。
再読したい本も数冊あり、それも記録しました。
(まさか私・・・全てを読むつもりじゃないよね?)
多過ぎるので作者名は省略でリストにしました。
興味のある方だけ、ご覧下さい。
同名の作品がありそうなものだけ作家名を添えてます。


関連記事

The Paris Style―リアルなパリ、15のライフスタイル

4072802298
別冊PLUS1 LIVING
Amazon


シンプル好きと言いながら。実を言うと。
この本に載ってるくらいの、物がゴタゴタしたインテリアも好き。

理想は、寝室はホテル並みにスッキリしてて。
リビングは、適度に散らかってて。
キッチンは、台所っていうより厨房風で・・・

まぁ。とにかく。それでも絵になるというね。

本棚に、本のみならず小物が並んでいるのが憧れ。
ていうか、自分の本棚も近い感じだったりはします。
こんなに洒落てませんけども・・・

ちょびっとだけ、写真を転載。
(写メで適当に撮ったので画像は悪いです)

IMG_1904.jpg IMG_1905.jpg
この、なんかごちゃごちゃした感じが素敵。


IMG_1916.jpg IMG_1908.jpg
ちょっとしたオシャレ心。


IMG_1910.jpg IMG_1913.jpg
ラグジュアリーな感じ、でもガーリッシュ。



(2012.11.15)
IMG_1953.jpg私の本棚(ていうか机の上の棚)は
こんな具合です・・・今のとこ。
本棚は別にあり、そちらは本だけ。

机の上に本ぎっしりはしんどいので。
こちらは本と小物が同量くらいに。
(写真では一部しか写してません)

もっとスッキリさせたいような。
思い切り物を並べてみたいような。
現状は中途半端な感じかも・・・

この棚の上にオーディオと、
大きなコルクボードが乗ってます。
あと飾り物と化しているランプも。

アイルランド・ストーリーズ  ウィリアム・トレヴァー

4336052883

国書刊行会
Amazon

12編の短編。
明るいとは言えない。暗いとも言えない。
ポジティブではない。ネガティブでもない。

敢えて言うなら、諦念や諦観が近いかもしれない。
でも、そう名付けるには不適当なしぶとさを感じる。

アイルランド人の国民性?

作風を国と結びつけて考えたことはあまり無いけれど。
風土が作品に影響しないなんてあるはずもなく。

こじれた、決して晴れやかではない歴史の痕は、
どの物語にも重苦しい影を落としている。

自らが背負ったものを常に意識しながら、
正面から見ようとはしない・・・その姿勢を。
逃げていると言える強さを持つ人にはきっとわからない。

乗り越えられないものと共存して生きる強かな弱さ。
時が流れて風化しても、また繰り返し鮮明に甦る傷跡。
耐えることも習慣になった日々に宿る歪な自己愛。

消えないのか、消さないのか、消せないのか。

いつも曇り空のイメージのアイルランド。
気候だけなら隣国のイギリスもそう変わりはないはずで。
でも。もっと重たく灰色の空が広がっているように感じる。

昔。イギリスを旅行した時。
アイルランドに住んでいる日本人の女の子に出会った。
彼女がイギリスでなくアイルランドに惹かれたわけが、
今になって、なんとなくわかるような気がする・・・

名前も忘れてしまったけれど。
彼女の目を見ると暗い森のようだと感じたことを思い出す。
頭上に重い雲が広がって影を落としているような表情をしていた。

それは、哀しげであるとか、不幸せそうというのとは違う。
曇り空を、彼女は厭うているようには思えなかったから。

婚約者と別れていなければ、今はアイルランド人なのかも。
それとも、案外日本に帰って来ているのだろうか。

(2012.11.17)
鴻巣友季子さんのエッセイ「全身翻訳家」のおかげで出会えた本。
どうやら彼女の本の好みは、私と相性が良いようです。
この作家をもっと読みたい。幸い翻訳作品がたくさんありました。

関連記事

つぶやき集 2012年11月(3)

ブラームスの交響曲を久しぶりに聴いている。月日を経ても好みは変わらず、第4番がいちばん好きなようだ。もう少し聴いていたら違ってくるのかもしれないけれど。

バスの久々に乗ったら、運転手と客が知り合いらしく、ずっと会話してる。こんなの初めてだわ。政治談義は結構ですが、どんどん時代が遡って、竹下登のリクルート問題に到達した。古いなぁ。あの頃から政治が、悪くなった って・・・おっちゃん。そういう問題じゃないでしょう。

どう言葉を飾っても仕方がなくて。ただ、ただ、苦しいだけだけど。自分で何故だか腑に落ちないでいる。普通に過ごせているのに。しょっちゅう息が止まりそうになる。苦しさにも色々あるけれど。こんなに攻撃的な苦しさは記憶にない。

楽しいことはある。美しいと思うものもある。嬉しいと感じることもある。感謝の気持ちもある。それでも。このやけに広々とした淋しさは、私を押し潰そうとする。いつまでも、いつまでも。尽きない哀しみ。漠然として過ぎていて、対処の仕方もわからない。気をそらせば、後に倍増して帰って来る・・・

不幸ごっこがしたいわけではなく。けれど、やみくもに前向きになりたくもない。立ち上がる時は何かを手につかんでいたい、欲張りだから。苦しみは妙に「創造的」な面を持っている。そこに一抹の胡散臭さすら感じてしまう。経験を重ねるのは尊いことだけれど、ゆえに失われるものはある。

午後から映画を二つ観た。合間に本を一冊読んだ。知らない人の人生をたっぷり生きたような一日だった。いい具合に自分が迷子になっている。何の共通点もないけれど・・・。主人公はどれも男だったな。

いつかは。懐かしい本、心に棲み続けている本だけを読み返して過ごすのだ・・・と、ずっと思っている。きっと、新しいものを求める好奇心は枯れないだろうから。時々は新鮮に感じられる本も手にしよう。できれば身近な知人に教えてもらって。老いた時にそんな若い友人がいたらいいな。

マンスフィールド短編集  キャサリン・マンスフィールド

4102048014
新潮文庫
Amazon

D・H・ロレンスやヴァージニア・ウルフと交流があった作家。
たいへん病弱で、34歳の若さで亡くなった・・・と。

収められた15編の短篇の、なんとまぁ繊細なこと!
精緻、精巧、緻密・・・細やかでデリケートで。

ふわふわと空から降りて来る、真っ白の小さな羽毛。
雨上がりに、蜘蛛の糸に並んだ雨粒のきらめき。
お気に入りのワンピースの裾の、ほつれた一本の糸。

私が例えようとすると陳腐な表現になってしまいますが。
ふと目に入る、一瞬の光とそれに照らされた・・・
何なんだろうなぁ。「印象」が近いかもしれないけれど。
軽やかにみえて、もっと奥深く根を張っているもの。

私は冒頭の「園遊会」が一番好きです。

お気に入りの、とても美しい絵を眺めていたら、
ふいに、その絵の中の人物が動き出した・・・というような。
額縁の中で、一幕のあでやかなお芝居が進行するような。

そして。それを眺めている私自身も。
誰かに眺められている絵の一部になったかのような・・・

(2012.11.6)
  

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

*初めましてのご挨拶
*ブログタイトルの由来

<別館のご案内>
Instagram
99%、花の写真です。

moleskine絵日記
ちいさな絵日記。

カテゴリ

最新コメント

データ取得中...

月別アーカイブ

***