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古書店めぐりは夫婦で  ローレンス・ゴールドストーン  ナンシー・ゴールドストーン

2016.07.31 未分類   comments 0
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ハヤカワ文庫NF
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ひょんなことから古本屋巡りを始めた夫婦。どんどんハマっていく様が面白い。もちろん内容重視で買っているのだが、本の美術的価値や希少価値も学ぶにつれ、高額な本をコレクションしだす・・・

エドマンド・デュラックの挿絵入りの本なんて、私も欲しいぞ。

読んでいて、ワクワクしつつ、恐怖に駆られる。この道にうっかり足を踏み入れたらえらいことに・・・と。実は私、欲しいと思っている洋書のシリーズがありまして。あ。ちなみに古本でなくても買える値段のものですけど。

「Cloth Bound Series penguin」でググって頂けると出てくるかと思いますが。ペンギン社が出しているジェーン・オースティンの『プライドと偏見』や、ドストエフスキーの『罪と罰』などの名作のシリーズ。布を使ったキュートな装丁がツボで。ものっすごく欲しい。

よろしければ、こちらに飛ぶと素敵な装丁の本たちが・・・
→http://cb-smith.com/

あ。Cloth Bound Series penguinの、ラインナップ発見。うぉぉ・・・ジェーン・オースティンのシリーズ7冊が可愛過ぎる。こんなのがあったら、きっと読む!(私の英語力で読めるのか!? いや、読む!)
トマス・ハーディもいいな。わぁぁ絶対に欲しい!
→http://www.penguin.com/static/pages/classics/hardcoverclassics/

さて。本の装丁でひとりで熱くなるのはこの辺にして。

どの作品でも、物語そのものがまずおもしろいが、それ以上にジョセフィン・ティの本を読んでたのしいものにしているのは、その文体だった。あらゆるものが控えめに表現され、そこに微妙なウイットが織りまぜられているところは、ハードボイルド小説の完全なアンチテーゼともいえる。

この感想、めっちゃいいです。ジョセフィン・ティ大好きなので、ジョセフィン・ティを初めて読んだ人がこんな素敵な感想を書いているのを知るとテンションあがります。

この夫婦の本の趣味、いいですね。私は翻訳でしか読んでいないわけですけれど、夫妻の買う本がどれもこれも好きな本なので・・・そのうえ装丁が素敵だったりしたら、もうそりゃ買うでしょう!!!

あ。でも私、英語読めないし・・・翻訳本のハードカバーもお値段高過ぎてなかなか買えない。それに古本屋でもそういう私の好きな翻訳本のハードカバーって出てこないのです(涙)

この本を読んでいると、つくづくと、私は海外の文学が好きなんだなぁと実感します。
(2016.5.15)
とりあえず、これは読みたいぞ!と思った本は、ジョセフィン・ティの「フランチャイズ事件」、ネビル・シュート「チェッカー盤」(翻訳なし?)。
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2016年5月に観た映画

2016.07.30 映画   comments 0
cckodokunosusume.jpg 5/2
孤独のススメ
★★★

監督 ディーデリク・エビンゲ
2013年 オランダ
86分

トン・カス
ロネ・ファント・ホフ


シネ・リーブル梅田、最前列にて。
余談ですけれど、シネ・リーブル梅田で映画を観られる方があれば最前列がおススメです。普通は一番前は首がしんどくなりますが、この映画館に限っては段差がないので最前列が特等席。後ろに行くと前の人の頭でスクリーンを遮られる危険が高くなります。

映画館といってもシアターによって広さや形状が違うことがありますが、おそらくシネ・リーブル梅田はどのシアターも最前が良いはず。少なくとも、シアター1、2、4はそうです。3だけは最前に座ったことがないので、次回検証します。

ちなみ私は毎回観た映画の映画館とシアター名と席の番号を小マメにメモしています。
「大阪ステーションシネマ」
 スクリーン2 F14 
 この席がいい! このスクリーンならココ!
「梅田ブルク7」
 シアター2 H9
 ちょうど良いくらい。もう一つ前の席でも。
・・・と言った具合です。

ちなみに私が狙っている席は縦も横もど真ん中。目線を左や右に向ける必要がなく、画面を見おろすことも見上げることもない席。予約段階で席図とにらめっこして選ぶのですが、シアターの席の傾斜具合によって外れてしまうことがあります。あ、スクリーンの大きさによっても変わりますね。

左右の中央を選ぶのは簡単ですが、万一ど真ん中が埋まってしまっていた場合は、利き目の反対側寄りを選びます。私は利き目が左なので、右寄りの席。この「利き目」を基準にして席を選ぶの、いいですよ。利き目の調べ方は簡単なので(ネットで検索すれば出て来ます)ぜひ、お試し下さい。

と、映画の話ではなく、映画館の席の話が長くなりましたが(笑)

この映画、かなりヘンな映画です。
ヘン過ぎて感想が難しい。少なくとも感動はしません。ただ、面白いことは面白い。バカバカしいけど、妙にジワジワと来る。愛情とか、和解とかって、案外こんな風に説明のつかない事故のように起きるのだと思えることで、なんだか少し癒されました。

cctonorisoku.jpg 5/16
殿、利息でござる!
★★★★

監督 中村義洋
2016年 日本
129分

阿部サダヲ
瑛太
妻夫木聡


イオンシネマにて、母と。
清々しく、気持ちよく観ることができました。もっとコメディタッチかと思いましたが、予想外に落ち着いたトーンでした。阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡のそれぞれの役柄がぴったりで良かった。いい話ですよね、うん。退屈してしまいそうなギリギリのところの素直な構成の映画ですが、私は好きです。これが実話っていうところが何とも泣かせます。

そうそう、こういう派手じゃない可笑しさは好みにあいます。この映画の妻夫木君は良かったなぁ・・・
もともと妻夫木君が好きですが、似合わない役をやっているなと思うことも多く(勝手にごめんなさい)、この役も初めはあまり合わないのじゃないかと感じたのですが、あれー成長したなと(度々ごめんなさい)。

瑛太もいいし、西村雅彦さんがお上手でした。ちょっと唐突だなって思う話の展開が実はあったりはするんですが。ま、許せます。

cczootopia640.jpg 5/23
ズートピア
★★★★★

監督 バイロン・ハワード リッチ・ムーア
2016年 アメリカ
109分



癒しを求めて、滅多に観ないアニメを観に行きました。
絵がすごく可愛いです。動物たちの街の情景にワクワク。
ザ・王道な感じのキャラクターたち、かつ物語ですが。
それでも退屈させずに、ほろりとさせられるのは、
さすが、ディズニーですよね。
イケメンな狼さんのキャラクター、イイです!
あとゴッドファーザー好きな人は、くすりと笑ってしまう場面も。
人権問題にかなりがっつりと取り組んだ作品で。
正義感というものが道を誤りやすいところもきちんと描いている。
夢と希望を持って、仕事をしたいな!と思わされちゃったりもします。
アナ雪も私、そう言えば観たんですが。
こちらの方が好きかなぁ。敢えて比べなくてもいいんですけど(笑)

日本の15大同族企業  菊地浩之

2016.07.29 未分類   comments 0
4582855164
平凡社新書
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ちょっと疑問があったので読んだのです。お客様のお一人が、ここに出てくる企業のうちの一つの親戚だとおっしゃるもので・・・。ただホラかな?とも思えたりもして。

結局、よくわかりませんでしたね。内情をよく知っている風の話をしていましたが、そんなのはちょっと調べれば出来ることですから。ただ、そんな嘘をつく必要もないんじゃないかと言えばそうでもあるし・・・

なんていうか、だいぶ妙なお爺さまで気になったのです。ヘンに迫力だけはあって。「只者じゃないぞ」オーラがあり過ぎて。

さて。なかなか面白かったです。なかでも、へーぇと思ったトリビア的話題をちょこっとだけ紹介してみましょう。

東宝という社名は「宝塚歌劇団の東京拠点」という意味だった。

東邦はテレビ局設立を目論むが、認可されず、フジテレビに出資するにとどまった。こうした関係から、東邦のトップは永らくフジテレビ取締役を兼務し、親密な関係を維持した。

この二点が映画好きとしては、ほほぉーっと。

(2016.4.10)

メゾンテリエ―他三編   モーパッサン

4003255062(岩波文庫 赤 550-6)
モーパッサン 河盛 好蔵
岩波書店
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マヌケなことに。なぜか、モームのつもりでモーパッサンを買ったのです。私、サマセット・モームには畏敬の念を抱いているのですよね・・・(なのに、何故間違う???)

モーパッサンもなかなかよろしいです(すみません、上から目線で・・・)

少し、物悲しくて、淋しくて、滑稽で。やはりフランスの人だなという洒落っ気がある。モーパッサンってどんな人生送った人だったけ?とWikiを読んでみて。ああ・・・やはり物悲しい。

また、もうちょっと読んでみよう。

(2016.4.4)
昔、他の作品を読んだような気がするのですが。思い出せません。もともと短篇が苦手で長篇ばかり読んでいたのですが、気が付くと短篇が大好きになっていました。ちなみに私の思い出に強く残っている短編集はサリンジャーの「フラニーとゾーイー」です。若かりし頃に好き過ぎて繰り返し読みました。今は読み返すのがちょっと怖いのです。

フラニーとゾーイー (新潮文庫)フラニーとゾーイー (新潮文庫)
サリンジャー 野崎 孝
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アナタはなぜチェックリストを使わないのか?  アトゥール・ガワンデ

4863912803
晋遊舎
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「ミスを最大限に減らしベストの決断力を持つ!」という、なかなか勇ましい(?)副題がついています。

どうして私たち人間は失敗してしまうのか?・・・多くの場合は「無理」が原因。だが無理ではない私たちができる領域の中での失敗の原因は「無知」と「無能」が原因であるという。

実際には知識も増えているし、能力もあがっているのに、失敗は起きる。知識の量が増え過ぎて、個人が安全・確実に活用できる範囲を超えてしまっているのだ。

じゃあ、どうすれば失敗を減らせるのか?

それはチェックリストを使うことです!

というのが本書の内容。大半は著者が手腕を発揮した医療分野での改革が描かれています。読んでいて、なるほど!そうか!へーぇ!ほほぅ!と感心することしきりです。正直、こんな単純なリストでいいのか?と驚きますが、そのシンプルなリストを作ることが実は大変に難しい。

チェックリストの効用も充分に実感できる事例が続々と登場し、読み物として面白い。ビジネス書や自己啓発書というよりは、もはやドキュメンタリー。医療の厳しさといいますか、いや、最高の医療を受けることの難しさといいますか、能力があるから失敗しないわけではないという現実の「あるある」な失敗例の数々・・・それがチェックリストで覆されていく様子は爽快です。

チェックリストをつくるにあたって決めなければならないポイントは、
・いつチェックを行うかをはっきり決める
(「行動のち確認」か、「読むのち行動」か)
・リストは長過ぎてはいけない。原則としては項目は5〜9個。 
・リストの文章はシンプルで明確に。
・余計な装飾や色づかいは避ける。
・必ず繰り返し試用し、改善を重ねる。
(どれだけ慎重に設計・検討しても、現実は思った以上にややこしい)
・必要な手順でも、それを忘れることがほぼないと判断した場合はチェックリストには含まない。(そうでないとシンプルで有効なリストにならない)


チェックリストに従うことは非人間的で機械的だと感じる人が多いかと思う(私もそうだった)が、良いチェックリストならば、単純なことに気を煩わせることがなくなる分、難しい問題に集中できるという。それはしかし、あくまでも改訂を重ね、洗練された上質のチェックリストの存在を前提とする。

 誰しもが、細部の見逃し、知識の誤適用、凡ミスなどに悩まされている。そして多くの人々は、ひたすら努力を重ねる以外の解決法はないと思い込んでしまっている。だが複雑化した現代に生きる私たちは「努力」で解決するのはもはや無理だ。素晴らしい能力とやる気を持った者でさえも、同じミスを何度も繰り返している。ミスは起き続けている。今までのやり方を変えていかなくてはならない。チェックリストを試してみて欲しい。(本文、一部省略)


チェックリストの素晴らしさはわかりました。ひしひしと。手術を受けるとしたらチェックリストを使用している病院で受けたいと切実に思います。そして自分も日々の中でしつこく起こる凡ミスを防ぐためにチェックリストを活用したいです。

問題は・・・どうやって、洗練されたチェックリストを作ったらいいんでしょう? そう。肝腎なこの点に関しての記述だの考察だのが薄いんですよね、この本。

最後に「チェックリスト作成のためのチェックリスト」なるものが添付されていますので、これを参考に頑張ってみるしかなさそうです。

チェックリスト作成のためのチェックリスト

「開発」
□はっきりとした目的が簡潔に定義されている
各項目は
□見逃される可能性が高く、必須である
□見逃しを防ぐ手立てが不十分である
□具体的な行動を促すものである
□声に出して確認できるものである
□チェックリストを行うことによって改善できるものである

「起草」
□仕事の区切りがよいところに一時停止点(チェックリストを使用するタイミング)が設定されている
□一つの一次停止点でチェックするのは9項目まで
□平易な言葉でわかりやすく書かれている
□目的に沿ったタイトルが付けられている
□シンプルかつ理論的な形にまとめられている
フォーマット
□1頁に収まる
□色の使用は最小限に抑えてある
□文字の色が濃く、背景の色は薄い
□作成日(または更新日)がはっきりと記されている

「検証」
□実際に使うことになる人達にテストしてもらった
□何度もテストし、その結果に応じてチェックリストを改良した
□仕事の流れを妨げない
□チェックリストを通すのに時間がかかりすぎない
□手遅れになる前に問題を探知できる
□今後、チェックリストを見直し、改良する予定を立てた

*チームメンバーを想定した項目が2つあったが、それは省略。

(2016.4.1)
  

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

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