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書き込み式 筆ペン字練習帳  和田康子

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成美堂出版
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のし紙を書くために。

職業柄、のし紙をよく書きます。

書道は10年以上、結構真剣に習いまして。
書道教室を開ける(開かなかったけど)腕前の筈なのですが。
なにしろ、辞めて5年以上経ちますから・・・

時々、苦手な字やバランスの取りにくい字に遭遇します。
し、筆で書くのと筆ペンで書くのは微妙に違います。

で、この本を買ってみました。
ええ。本は借りる派ですが、珍しく買いました!

字がクセがなく、美しいのが何より高ポイント。
楷書が中心なのも、のし紙書きには向いています。

見本の字が私の字よりも汚いってこと、結構あります。
自分の字がきれいだと自慢しているのでなく。
私の字に劣るなんて問題外だと言いたい。

もちろん、好みの問題もあります。
私が汚いと感じる字もいちおう「整っている」。
ですが、「こんな字は書きたくない」と思うような、
悪いクセがあるのですよね・・・

それを手本にしてしまうと、そのクセがうつります。
いいところより、悪いところの方が似やすい。
その点、和田康子さんの字は安心。

私の場合そのまま真似るということはしませんが。
苦手な字がなぜ苦手かを知るのに役立てています。

「御」は一番登場回数の多い文字ですが。
(「御礼」「御祝い」「御誕生日」「御就職」「御退職」等)
私は横に広がり過ぎるというクセがあることがわかりました。
本書の見本では私の「御」よりかなりスマートです。

ただ、私の元々の字の特性から言って。
著者の字ほど横幅を狭くしないほうがいいという結論に到達。

普通は一生懸命なぞって練習する本だと思いますが。
私は変則的な使い方になっちゃってます。

(2017.5.14)
書道を長く習って段位のある人でも。
普段の字は汚い場合が多い・・・とよく耳にしますね。
筆とボールペンとでは別、と。
私はいちおう、どちらも「それなり」です。
別といえば別ですが、別だということを本人が意識して。
その上で「キレイに書こう」とすればキレイに書けます。
さて、筆と筆ペンならば、筆とボールペンよりは近い。
それでも、毛筆の感覚で筆ペンを使うと上手くいかない。
最初「え?私、こんな下手だった?」という字になりました。
これも、結局「慣れ」なんですね。
たくさん書いていると、書けるようになってきます。

冷血(下)  高村 薫

2017.09.26 高村 薫   comments 0
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毎日新聞社
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殺人の理由が「ある時」「ない時」。

さて。
一家四人が惨殺された後の出来事が描かれる下巻。
高村薫の描きたかったものが見えてくる。

殺人者と被害者の命の重みに、差をつけない。
これは許し難いことにも思えるだろうけれど。

犯罪を肯定するわけでは勿論なく。
犯罪者に同情しているわけでもない。

極悪人も、結局。
「裁けない」ということが書かれていると思う。

いや。それでも「法」は裁きますよ。
しかし、本質的には人が人を裁くことは出来ない。

4人も人を殺しても、悔いることが出来ない。
そんな人間は死んでもらうしかないと感じる。
私は死刑に反対したことは一度もない。

けれど、正しいことだとも思っていなくて。
敢えて言うならば、必要なことだと捉えている。
でも、その「必要」を満たすための犠牲の大きさも感じる。

それは、死刑を執行される犯罪者のことではない。
「死刑」というシステムを支えている、
それに関わっている人々の犠牲だ。それは重い。

当事者でない人間にとって凶悪犯罪は、
しょせん「怖いけれど魅入ってしまう絵」のようなもの。

「怖さ」を面白がれるのだ・・・人間というものは。
そのことが、私は怖い。
(当然、「人間」に自分も含めてのこと)

でも、もっと怖いのは。
犯罪者自身も「当事者」の意識を持たずにいられること。
元々、そういう傾向がある人間は犯罪と親和性があると思うが。
現代はいっそう強まっている、もしくは増えているのだろう。

ミもフタもなく言えば。
たまたま「ノリ」で殺しちゃった、みたいなもので。
ノってなかったら、殺さなかった・・・そんな殺人。

身勝手であっても、殺人者側に「殺す理由」があれば。
おそらく、第三者はいくらか安心できるのだけれど。

探しても探しても。
問うても問うても。
それがやっぱり、無い。

面白いから殺した、のですらない。

理由がないことを。認めることは難しい。
お金が欲しかったとか、憎かったとか。
理由があれば、殺人にも「居場所」が出来て。
なぜだか、殺された側にも救いがあるように思える。

そんなのは錯覚で。理由があろうとなかろうと理不尽だ。
いや。理由がないと理不尽は倍増する。倍増して感じられる。

その理不尽さは当事者以外にも広がる。
だから。事件を担当した刑事として。
合田が犯人に手紙を書き続けるのは、わかる。

わからないままにしておきたくない、闇。
その闇は「深い」と表現してしまえば簡単になるが。
むしろ、浅過ぎるのかもしれないという印象を受ける。

海に沈んで死ぬよりも。
洗面器の水で死ぬ方が、怖くない?
海なら納得できるけれど。洗面器なんて。

本書で描かれる犯人たちが浅いと言いたいわけじゃない。
ただわかりやすい深さを持っていないと言える。

時代のような気もするし。
ずっとずっと、そうだったのだという気もするし。

見なくても。自分が巻き込まれない限りは生きていける。
しかし。「死ぬべき人間」を決定する法を支持している限り。
本来は無視してはいけないものだ。出来ないはずのものだ。

死刑になる人間がどんな人間か。
自分とはまるで違う人間と言って済ませてすむかどうか。

ヒトは平気でヒトを殺せるヒト足り得る。
それは個人の問題か、社会の問題か、遺伝の問題か。
そもそも、人間と言う「種」の持っているものか。

(2017.5.6)
今、合田シリーズが新聞連載してます。
わくわくと読み始めたものの。
高村薫はどうやら連載向きではない様子。
小間切れに読むのはかなりしんどいです。
もはや、毎朝の苦行と化してます(笑)
軌道に乗るまでの我慢だと思ってますが。

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冷血(上)  高村 薫

2017.09.24 高村 薫   comments 0
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毎日新聞社
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そう、こうしてわたしはまた何か考えているのだ、とあゆみは思う。子どもには子どもの直感がある。具体的なことは分からないけれど、何かを感じて備えるのは平穏に生きるための必然というものだ。子でもの一日が平穏であるためには、たぶん、父と母のこころが平穏であることが第一なのだ。

わたしは考えないために考えているのだろう。考えなければならないことを考えないために、余計な迂回をしているだけだろう。

以上は十三歳になったばかりの少女の独白。
スタンダールの『赤と黒』を読み始めたと日記に記している。
本もよく読むが数学の才能もある。早熟で賢い。

そう。この本は彼女の日記の文面から始まる。
もう、その時点から不吉なカウントダウンが始まる。

だって。高村薫でしょう。
タイトルが「冷血」でしょう。

たとえレビューを読まなくたって。
この少女が惨殺されることは明白。

カポーティの「冷血」は紛うことなき名作。
読んでいて、怖くて怖くてたまらないけれど。

さて。本作は。

じわじわじわじわと、怖い。
何が起こるかを知っているからなのか。
その過程が妙に明るいからなのか。

残念ながら。
この少女は著者の時代の少女だろう。
私が少女の頃であっても、まだ少し古い。

だから少女像を描けていないことにはならないけれど。
しっくりこない感覚というのは、案外、尾を引く。

力作だし、秀作だし、面白くないとは言わないし。
著者の意図も感じ取れはするけれど。

合田刑事のシリーズとして読むと、ツマラナイかな。
そこは意識しないに限るような気がするし。
もう合田さんの若かりし頃は私も忘れつつある。

非道、としか形容出来ない犯行はなぜ生まれるだろう。
どのようにして、犯罪者の人格は出来上がるだろう。

理解出来ないし、したくないし。
そう突き放せば、それでおしまい。

でも。自分が当事者になったらどうする?
知りたい、納得したいとは思わないだろうか。

なぜ、少女とその弟、父母は殺されなければならなかったか。
その殺人は防げなかったか。

(2017.5.5)
読みにくさを指摘する声もありますが。
高村薫はもともと独特の読みにくい文体です。
文章に癖と粗があると思います。
乱暴に言えば、それも味と思える人には読みやすい。
私の場合、導入部をしばらく我慢すれば、馴染んできます。

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コクヨのシンプルノート術

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コクヨ株式会社
KADOKAWA
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「描く」のではなく「書く」派のノート術。

ノートはこうでなくちゃ!
やっぱり絵よりも字!

・・・と思う内容です。
(実際には絵入りノートの憧れも断ち切れず)

書く人ならではの発想が見られて楽しかったです。

ノートにTO DOを書く人は多いと思いますが。
そのTO DOが心理的負担になることありません?
だから、ネーミングを変えている!という例が。

「本日のレシピ」とか「明日へのトビラ」とか。
いや。笑っちゃいそうだけど、人間単純なもので。
ネーミングに救われたりもするんです。

仕事前に憂鬱になってる時。
「本日のレシピ」を心をこめて書く。

うん。いいぞ。なんか、いい、それ。

(2017.5.9)
ノートの使い方のあれこれを見れて楽しかった!
しかし凄いのは、コクヨが出してる本なのに。
コクヨ以外のノートも堂々と登場すること。エライ。
「たった1分ですっきりまとまる」とかいう副題は余分。

2017年に4月に読んだ本

今月読んだ本・・・・・・11冊


本の画像をクリック アマゾンへ  
タイトルをクリック 私の感想ページへ



箸袋で箸置き。「箸袋で箸置き。」 山口 真
★★★☆☆
宴会芸になりそうなスゴいのから。
使いやすそうなシンプルなのまで。

簡素な暮らしの家事手帖 ~老いを心豊かに生きる知恵~「簡素な暮らしの家事手帖」 村川協子
★★★★☆
家事っていいなと思える。

バーソロミュー2 ― 夢から目覚める(覚醒ブックス)「バーソロミュー2」 メアリー・マーガレット・ムーア
★★★★★
なんか、励まされる。

50歳、おしゃれ元年。「50歳、おしゃれ元年。」 地曳いく子
★★★★☆
おしゃれって、こういうものかも。

毎朝、服に迷わない「毎朝、服に迷わない」 山本あきこ
★★★☆☆
あまり共感できませんでした。

すぐやる!  「行動力」を高める“科学的な「すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な"方法」 菅原洋平
★★★☆☆
「行動力」を高めるって・・・
まぁ単純な「コツ」なんですが。

優雅なハリネズミ「優雅なハリネズミ」 ミュリエル・バルベリ
★★★★☆
思ってたんと違ったけど。
まぁまぁ面白かった。

二十世紀のパリ「二十世紀のパリ」 ジュール・ヴェルヌ
★★★★☆
未来の話はなぜいつも暗いのか。


あたしの一生―猫のダルシーの贈り物「あたしの一生」 ディー・レディー
★★★★☆
猫として生きた気持ちになれる。


海の仙人「海の仙人」 絲山秋子
★★★★☆
のっけから、うわわ!
なんとも形容詞がたい面白さ。
違和感を通り越す個性。

世界一予約のとれない栄養療法士の「食べて美しくなる」10のルール「世界一予約のとれない栄養療法士の「食べて美しくなる」10のルール」 アミリア・フレア
★★★☆☆
あまりにも非現実的・・・


★★★★★ また読みたい本
★★★★☆ 堪能した本
★★★☆☆ まぁ満足した本
★★☆☆☆ どっちでもいい本
★☆☆☆☆ 時間のムダだった本

(あくまでも独断・偏見ですので悪しからず)


精神的に絶不調の時期でした。
でも、こうして読んだ本を並べるとわからない。
なんの脈絡もない感じですが。
隠れテーマは「現実逃避」。
うん。間違いない。
 
  

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

*初めましてのご挨拶
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  • 2017年09月

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