Loading…
 

ことばの食卓  武田百合子  野中ユリ

2017.09.18 未分類   comments 0
4480025464
ちくま文庫

Amazon

不思議な人。野生児の残酷さ。

大らかとか。伸びやかとか。
無垢とか、純粋とか。ほのぼのとか。

そういうんとは、違う。

飾ってないのは、そのとおりだけれど。
素朴というより、も少し荒々しい。
でも、荒削りということはちっともない。

不思議だ。

ちょっと、私には怖くも思える。
だいたい、食べ物のことを書いていて。
ちぃぃっとも美味しそうでないという・・・

自由な人だ。

羨ましいというよりも、ナゾだ。
私には、まったく似たところがない。
違和感というものすら感じない、未知なる感覚。

新鮮な文章だ。

古びない。さらりと、ぎらりと、毒がある。
わからないけれど、知っている・・・という感じ。
知らないけど、少し懐かしい気配もある。

突拍子もないようだけど。
他人事というのではなくて。

こんな随筆もありなんだな。

(2017.5.12)
挿絵も魅力的。
こちらもやはり、毒がある。
けれども緻密で繊細で。

世界一予約のとれない栄養療法士の「食べて美しくなる」10のルール  アミリア・フレア

439114963X

主婦と生活社
Amazon

食べてはいけない!

砂糖は完全にやめる。
うわー。
もちろんケーキ、ビスケットはダメ。
アイス? とんでもない!
加工食品一切なし。
缶入り食品も、
マヨネーズも、
しょうゆも、
シリアルも、
パンも、
トマトソースも!

食べてはいけないものが多過ぎる。
いや、そりゃ、理屈ではわかりますが。
これじゃ、生活の楽しみや彩りが無くなる。

効果はあるのかもしれませんが。
試してみようという気も起きない。

ミニマリストだったら、良いかも。
食生活がシンプルになります。

正直、一人暮らしだったらやれるかな。
うん、やれるし、やってみるかも。
本当に、効果があるのか試してみたい。

食べてはいけないものに好きなものもあるけど。
もともと食べていないものもありますし。
おすすめ食品は好きなものばかり。

献立が異常になるということを除けば。
やってやれなくはないのです。
あ・・・でも・・・お金かかりそう・・・

食べて良いものは。

びん入りの豆
米粉
ヒマラヤ岩塩
珈琲
リンゴ酢
くるみ
ブルーべりー
ブロッコリ
カリフラワー

他にもあると思いますが。
なぜかメモしてたのはこれだけでした。

ていうかね。ジャンクフードを食べまくってた人なら。
劇的な効果とか感じちゃうのかもしれませんが。
そこそこ気を遣った食生活をしていれば。
何も、マネる必要はない気もします。

以前から自慢していることですが。
私は間食さえ減らせば、バランスよく食べています。

糖分摂取はやや多めという自覚はあるので。
これだけは減らそうとしています。

結局、何を読んでも食生活は変えれないなぁ。
本書を読んで実践したのは、リンゴ酢を買うことのみ。

朝食のサラダにかけて食べたりしてます。
これは酸っぱいもの好きの私には向きました。

ドレッシング作るのも面倒なんで(!)
オリーブオイル、リンゴ酢、胡椒、を直にかけます。
これで、充分に美味しいです。
もともと薄味に慣れてるので、塩も不要。

あと。パンにジャムはたまにしか塗らず。
マーガリンは完全にやめ(前は時々塗ってた)、
蜂蜜を愛用するようになりました。

ゆっくりよく噛んで食べるとは誰もが言いますが。
「一口に食べるごとにナイフとフォークを置く」
・・・それじゃあ食べるのに時間がかかり過ぎます。

ま、でも。もう少しゆっくり食べる努力をします。

(2017.4.11)
余談。
蜂蜜は昔から、断然アカシアのが好きです。
国産だと高過ぎるのが悩みの種・・・
なので、近頃の愛用はこちら↓

B00BBVWLH2ブライトザマー アカシアハニー スクイーズボトル 350g
富士貿易
Amazon

液ダレしないボトルが優秀で使いやすく。
味もクセがありません。

優雅なハリネズミ  ミュリエル・バルベリ

4152089636

早川書房
Amazon

管理人って、そんなに社会的地位が低いの?

ええっと。主人公の管理人の女性の劣等感が凄いんです。
(一方で自尊心もとてもとても強い)
フランスって今もこんなに「階級社会」なんでしょうか?

とにかく、主人公のルネは。
自分に「知性がある」ことをひた隠しにして生きている。
バカで低俗で育ちが悪いという演技を徹底して貫く。

知的要素の濃さが魅力となっている本書は。
おそらく、それを面白いと思える人にしか面白くない。
スノビズムの傾向がかなり強いことは否めません。

ま。でも。そこはいいんです。
私自身、そういう面がなきにしもあらずですから。

知性が強みとなる場所に暮していない場合。
それは隠した方がいいというのは、日本でも同じ。

ただ、ここまでしなくても・・・と思います。
匿名で知性を活かす場所も現在は見つかるでしょうし。

だって、ルネは。
軽蔑している低俗なテレビを観てるフリまでするのです。
話し方もわざわざ魯鈍に装うのです。

さらに。著者の「日本文化の理想化」がこそばゆい。
憧れというのは。なかなか困ったものですね。
特に、「ファン」とか「ひいき」の域に達してしまうと。

作品全体の色調は好ましく。
哲学の香りや、批判的精神の鋭さを満喫しました。
管理人と友達になる少女のこまっしゃくれ具合も素敵。

フランスの小説って、根本的なところで馴染めないんです。
「自己主張の強さ」について行けないというか。
理屈や感情の展開が、どうも想定外なことが多いです。

だからつまらないということではなくて。
近頃は、そこが面白いと感じるようになりました。

実はルネが「バカを演じる」のにはちゃんと理由があって。
最後にそれが判明するのですが。
そこのところも、腑に落ちたとは言い切れないです。

何か、時代錯誤な印象なんだよなぁ・・・

(2017.4.4)
著者のバルベリさんは、なんと今や日本在住だそうで。
ほんまに、日本が好きなんやねー。

本を守ろうとする猫の話  夏川草介

4093864632

小学館
Amazon


本はもしかしたら“人を思う心”を教えてくれる?

えーっと。良く言えば、大人の童話。
でも正直ちょっと幼稚というか、子供っぽいというか・・・
ひとことで言うと、「残念」。うん。かなり。

意欲は伝わって来ます。
あと、本に対する愛情も。
だから、憎めないんだよなぁ。

私。以下に引用する主人公の言葉が好きです。
ここを読んだだけで、かなり満足。

「人を傷つけてはいけない。弱い者いじめはいけないし、困っている人がいれば手を貸してあげなければいけない。そんなことは当たり前じゃないかと言う人たちがいます。でも本当は当たり前じゃなくなっているんです。当たり前じゃないだけでなく、“なぜか”と問う人たちさえいるんです。なぜ人を傷つけてはいけないか、わからない人たちがたくさんいるんです。そういう人たちに説明するのは簡単じゃありません。理屈じゃないですから。でも本を読めばわかるんです。理屈で何かを語るよりずっと大切なこと、人はひとりで生きているわけじゃないってことが、簡単にわかるんです」

本の値打ちのうちの大事な側面を表しています。
もちろん、これが全てではないですけれど。

「理屈では説明できないものを語る」

そういうものが、私は本に限らず好きなのだと気付きました。
そういうものを生み出す仕事がしたいと願っています。

(2017.5.10)
本が好きな人には伝わってくるもののある物語です。
まっすぐで、ひたむき過ぎるのが恥ずかしくもありますが。
ええ・・・「うわぁぁぁ、やめて」と赤面したくなりますが。
うん。まぁ。甘いんだよなぁ。弱いんだよなぁ。青いんだよなぁ。
でも、それはそれで。いいんじゃないかとも思います。たまには。

毎朝、服に迷わない  山本あきこ

4478069123

ダイヤモンド社
Amazon

センスのいいコーディネートの土台は、普通の服。

誰もが持っている普通のアイテムなのに。
組み合わせでおしゃれに見せる。
すると「センスがいい」と感じる。

著者いわく。
おしゃれなコーディネートに必要なのは。
「センス」ではなく「アイテム」

うーん。普通のアイテムを揃えるのはいいですが。
それをどう組み合わせるかがおしゃれの肝では?
となると、「組み合わせ方」=「センス」でしょ?

あ。すみません。揚げ足取りでした。

著者が思うところの「普通の服」を揃えれば。
コーディネートも簡単、って意味ですよね?

ではでは。「普通の服」はどこに売っているのか。
「普通の服」ってそもそも、どんなものか。

白シャツ・・・またか。
誰にでも白シャツが似合うわけじゃないのに。
ストライプシャツ? やめてー。
白のTシャツもアウト!

著者の言う「普通の服」には異論があります。
ていうか、みんな、同じこと言うんだね。
ま、いいや。で、その「普通の服」はえーと。えーと。

いわゆる「ド定番」「超シンプル」
それも、プチプラ(GUとか、ユニクロとか、H&Mとか)。
安くても、安っぽく見せないお洒落を目指すわけです。

ちょっと待て。
本体を安物かつ、超シンプルにした場合。
小物を工夫しなくちゃ、お洒落にはならん。

小物代にお金かかります。かかり過ぎます!

し・・・商品そのものの質感って無視出来ない。
そもそも。このお洒落はどちら向きなんでしょう?

フリルとレースが敵視されてますが。
世の中にはそれが似合う人もいるんですよ。歳に関係なく。

ていうか・・・まぁ。
どのお洒落指南本を読んでも同じ結論に達するんですが。
「この本で提案されるテイストは私には似合わない!」

お洒落の基本とか、正解って。
無い・・・んじゃないかと思えて来ます。

(2017.4.2)
ファッション指南の本は。
Amazonのレビューを読むと面白い。
賛否両論の「否」の意見の方が特に楽しい。

この本のレビューの「否」は傑作揃い。
怖いくらい鋭い意見が幾つかありました。
私が本気モードでもここまでは書けないなぁ。

穏やかな「否」の中で秀逸なものは。

はっきり書きますと、
これでおしゃれになる人は、
このスタイルが似合う人だけです。


あはは。そうだわ。
そして「このスタイル」が似合う人は多くない、実は。

「自分に似合うもの」を土台にする方が好きだな。
(地曳いく子さんなどは、そちらの考え方)

自分に似合うものを見つけるのは大変だけど。
それを楽しむことがおしゃれに通じるんだと思う。
  

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

*初めましてのご挨拶
*ブログタイトルの由来

<別館のご案内>
Instagram
99%、花の写真です。

moleskine絵日記
ちいさな絵日記。

カテゴリ

最新コメント

データ取得中...

月別アーカイブ

***