FC2ブログ
Loading…
 

2018年2月に読んだ本

今月読んだ本・・・・・・18冊


本の画像をクリック アマゾンへ  
タイトルをクリック 私の感想ページへ



棲月―隠蔽捜査7―「棲月 隠蔽捜査7」 今野 敏
★★★★☆
惰性で読んでいる。
展開に新鮮味もない。好きだけど。

PON! PON! スタンプアイデアBOOK「PON! PON! スタンプアイデアBOOK」
★★★★☆
スタンプ楽しい。かわいい。
どう使えばいいか持て余してる人に。

あなたを天才にするスマートノート「あなたを天才にするスマートノート」 岡田斗司夫
★★★☆☆
天才にはならないと思う。
でも読んでいてなかなか面白い。

物が多くても、狭くてもできる いつまでも美しく暮らす収納のルール「いつまでも美しく暮らす収納のルール」 水越美枝子
★★☆☆☆
広ーい部屋か家に住んでいる人向き。

デザイナーズハンドブック レイアウト編「デザイナーズハンドブック レイアウト編」 風日舎 佐々木剛士
★★★★☆
イラストが好みだったら星5だった。


雑な読書 (BURRN!叢書)「雑な読書」 古屋美登里
★★★★★
とことん楽しい書評。

着かた、生きかた「着かた、生きかた」 地曳いく子
★★★★★
お役立ち度でいうと、?だけど。
地曳きさんの説得力、強い。

能勢マユミさんの手編みバッグ―Linen Color Silk Cotton (レッスンシリーズ)「能勢マユミさんの手編みバッグ」
★★★★★
簡単だけど、おしゃれ。 

純喫茶へ、1000軒「純喫茶へ、1000軒」 難波里奈
★★☆☆☆
うーん。構成が・・・

住み直す―ものと心の整理整頓、この先に向かうために「住み直す」 井上由季子 村松美賀子
★★★★★
参考になるならないというより。
読み応えがあった。ずしーんと来た。

仕事がもっとうまくいく! 気持ちが伝わる「手書き」ワザ―気になるクセ字が5分でなおる (日経ビジネス人文庫) (日経ビジネス人文庫 ブルー あ 4-1)「「気持ちが伝わる「手書き」ワザ」 青山浩之
★★☆☆☆
ごめんなさい。
思ってたのと違ったので・・・

イラストでわかる!  好きなモノと美しく暮らす収納のルール「好きなモノと美しく暮らす収納のルール」 加藤ゑみ子
★★★★☆
収納としては王道・基本。
でも、ゑみ子節は健在。

これからの暮らし方「これからの暮らし方」 門倉多仁亜 吉谷桂子 西村玲子 吉川千明 李映林
★★★★☆
門倉さんのおじいさまに憧れるな・・・
おじいさまの家の写真あったらいいのに。

三つの石で地球がわかる 岩石がひもとくこの星のなりたち (ブルーバックス)「三つの石で地球がわかる」 藤岡換太郎
★★★★☆
こんなに噛み砕いてくれても難しい。
でも、わかった気分にはなれた。

最上級のライフスタイル「最上級のライフスタイル」 加藤ゑみ子
★★★☆☆
著者の本の中では特にオススメではない。


清陰星雨「清陰星雨」 中井久夫
★★★★★
再読で知る「凄味」。

楽な読書 (BURRN!叢書 18)「楽な読書」 古屋美登里 
★★★★☆
前作よりちょっとパワーダウン。
でも面白いけど。

17-18手編み大好き AUTUMN&WINTER (サイタムック)「17-18手編み大好き」
★★★☆☆だって、リフ編みが知りたかったんだもん。


★★★★★ また読みたい本
★★★★☆ 堪能した本
★★★☆☆ まぁ満足した本
★★☆☆☆ どっちでもいい本
★☆☆☆☆ 時間のムダだった本

(あくまでも独断・偏見ですので悪しからず)


ライフスタイルの本、多し。
読んでも読んでも自分の生活は変えられないんだから。
そろそろ読むのをやめたらいいのにと思う。

参考にしようとか、コツや心構えを知りたいというより、
もはや、単純に「興味がある」だけかもしれない。
暮らし方や収納法にこだわっている人の実際を見たいという・・・

美しくないものを排除、その徹底、に尽きると思うのですが。
その勇気が足りず。喝を入れて欲しいというのもあるような。

書評はどんなものでも結局好きだし。
ただ読めば読みたい本が増えるので避けている。
なのに、二冊も・・・
幸い、既読本の登場が多かったので助かりました。

面白い書評を書くには。
基本的には、面白い本を取上げることだわなー、と。
つまらない本でも、面白く書ける場合もなくはないけれど。

その「面白くなさ」にもある意味パワーがないとね。
凡作よりは駄作の方がそういう意味では題材として優れている。
そして。好き過ぎる本の書評は案外、コケるもの。

などということを古屋さんの書評を読みながら考えていました。

毎日新聞書評の「2017年この3冊」 6

毎日新聞を我が家では購読しているのですが。
日曜日の書評欄の、年末の恒例記事に「この3冊」という企画が。
書評を執筆している人にその年の「3冊」を選んで貰うのです。

大好きな企画で楽しみにしていますが。
年末年始、忙し過ぎて読むヒマがなかったんだよー!!!

切り取って保存してあったので。
今更ながら、ここに勝手に写しちゃいます。
本に関しての一筆批評は割愛。タイトルと著者名のみです。

これは読むぞ!という本も結構みつかりました。
けっこう、人数が多いので5人ずつに分けています。

(画像をクリックするとAmazonのページへ飛びます)


沼野充義
(東京大教授・スラブ文学)

 新約聖書 訳と註 第七巻 ヨハネの黙示録
田川 建三
4861824192


 アーダ〔新訳版〕 上
ウラジーミル ナボコフ 若島 正
4152097108
アーダ〔新訳版〕 下
ウラジーミル ナボコフ 若島 正
4152097116



 ロシア革命――破局の8か月 (岩波新書)
池田 嘉郎
4004316375


堀江敏幸
(作家)

 港の人 付単行本未収録詩
北村 太郎
4896293312


 中動態の世界 意志と責任の考古学 (シリーズ ケアをひらく)
國分功一郎
4260031570


 プレヴェール詩集 (岩波文庫)
ジャック・プレヴェール 小笠原 豊樹
400375171X

松原隆一郎
(東京大教授・社会経済学)

 富国と強兵
中野 剛志
4492444386


 平家物語 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集09)
古川日出男(翻訳)  
4309728790


 時がつくる建築: リノべーションの西洋建築史
加藤 耕一
4130611356

國分功一郎 氏、人気過ぎやしませんか。
気になるから(元々好きだし)読みますけども。

後は・・・今回は興味のない本が多いな。
『時がつくる建築: リノべーションの西洋建築史』くらいかな。
あ。『欲望論』は読むかもしれない、もしかすると。

血迷ったら。『騎士団長殺し』を読む可能性もある。
いや、読まないな。うん。

音楽の旅・絵の旅  吉田秀和

4480427783
ちくま文庫
Amazon

古き良き時代の旅

昔の話だな、と感じてしまう。
ぽつりぽつりと一年くらいかけて読んだ。
おかげで内容がさっぱり記憶にない。

クラシック音楽が好きな人向きではあるでしょう。
私もクラシック狂まではいかないので。
本文中の曲名を目にしても頭に曲が流れないことがあり。
となると、文章の味わいは少々減じるのでした。

私は吉田秀和の文章がとても好きなのですが。
本書は内容としてはやや軽めだろうかと思います。
それでも。もしくは、それだから。楽しく読めます。

贅沢な経験をしている人だなぁ・・・と思います。

その時、私はメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を初めて耳にしたのだった。そうして、この曲の最初の音から最後の音に至るまで、一貫して流れている抒情性の浄らかさ、それからつぎからつぎから涌き上がり沸騰するような躍動感のみずみずしさに、いっぺんに魅せられた。それは美しいというより、もっと動きにみちた感動で私を包んだ。
 その演奏会の帰り道、私はそばをゆく人が「きれいだけど、少しセンチメンタルで女性的だよな」というのを小耳にはさんで、全く未知の人物だったにもかかわらず、いきなり「あれは青春の優しさというもので、ちっともセンチメンタルなんかじゃない。それにセンチメンタルと女性的とは関係ない。センチな男の数は女より多くとも少ないはずはありませんよ」と言葉をかえしたものだ。
 あのころが、今思えば、私にとっての朝の如き青春だった。

なんだかんだ、何十枚と貼っていた付箋。
貼られた頁をぱらぱらと読み返した中で目を惹いた一節がこれ。

私もこの曲が大好きです。
でも、それを口にするのが少々憚れるのは。
センチメンタルな曲の代表みたいに扱われているからで。

それでも好き、とはもちろん言えるつもりだけれど。
見知らぬ人にこんな風に言葉をかえす吉田氏、なんか可愛い。

そもそも。氏はとても心の健やかな人で。
永遠の青年という印象がありました。

もちろん。以下の文章はまだ老いる前のものと思いますが。
このような心境と程遠い私は心からの羨望を抱いたものです。

 幼い頃は、大人になれば、何でもやれるようになると信じていた。若い頃は、今苦しいのは若いからで、もう少しさきになれば、智慧がつき、ものごとがもっとわかるようになるだろうと期待していた。しかし、私にわかったのは、年をとればとるほど、人生、万事につけて、むずかhしくなり、若い時のようにはやれなくなるということぐらいである。
 それでいて、私はまだ生きるのに退屈しない。朝、床の中で目がさめ、これから一日が始まるのだと思うと、言いようなく、うれしい。これは子供のころもそうだったし、今も変わらない。


けれど。晩年にはこのような文章も書いておられます。
(注:本書からの引用ではありません)

何しろ私はこのごろ気分が晴れない日がよくあるので、音楽をきいてもせっかく音楽そのものから楽しい便りのようなものが発信されてきても、私の胸のどこかにつかえてしまって、ちゃんと届かない思いをすることが多いのだが、グリュミオーとハスキルのような人たちが《春のソナタ》をやさしくなだらかに歌ってくれると、「もう少し辛抱したら、また、いいこともあるよ」と慰めてくれるような気分になる。

ああ。ハスキルとグリュミオー!
私の大好きな組み合わせ。
そして、幸福感に満たされた朝が去っても、文章は軽やかだ。

氏の心の若さが。どこか「甘さ」となっていないかと言うと。
ほんの少し、逡巡する。完全に否定はできない。
クラシック音楽評論家として神格化されすぎということも否めない。

でも。別に。彼の意見や感想を絶対視しなければいいだけのこと。
本人がそもそも、そんなことを望んではいなかっただろう。

若い頃に書いたものと、晩年に書いたものとを。
そのうち、並べて読んでみたいな、と思います。

(2018.3.1)
関連記事

17-18手編み大好き

2018.08.25 手芸   comments 0
4860085108
セブン&アイ出版
Amazon

リフ編みのやり方を知りたくて。

編み方はYouTubeで見つけました。
それを見たら、ちゃんと編めたのです。

ふっくらと可愛い編み地なので。
それを活用した作品を編みたかったんです。

この本には確かバネポーチが載ってました。
編むつもりで、編めませんでしたけれど。

ちなみに、リフ編みってこんなのです。




(2018.2.16)

『清陰星雨』  中井久夫

4622048191
みすず書房
Amazon

3年ぶりの再読。

前回の感想はこちら。
→http://raffiner.blog70.fc2.com/blog-entry-2316.html

著者の本で初めて読んだのが、この随筆集。
読み終えてすぐ、また読みたいと思いました。

優しい語り口、何気ない言葉のなかの厳しさ。
凄い人だな、素敵な人だな、いい文章だな。

ぎらり、でも、きらりでもない、静かな光。
著者の心の繊細さは随所に感じられるけれど。
声高な叙情性や感傷とはまったく無縁。

知が情によって甘くなるということがない。
そこが氏特有の「鋭さ」で。
平易で明快であっさりとした言葉で語られるが。
よく読めば、息が止まるほどに厳しい内容だったりする。
特に社会の趨勢を読む眼力は透徹している。

なぜ。この人はこれだけのことが理解できたろう。
そして、それをこのように語ることが出来るのだろう。

この著作を皮切りに、何冊も読んで来ましたが。
改めて、畏敬の念を覚えました。
憧れの人なのですが。ちょっと怖さも感じました。

他人にたいして、とことん優しく。
そもそも、その眼差しの優しさが同時に極めて論理的で。
ゆえに、読む側の意識も澄んでくるようなところがある。

中井先生と同年代の知人が。
なぜ表立った活動をしなかったろうとおっしゃいました。
中井先生が語らずして語っていることは並外れている、と。
これだけの見識が世に出ず埋もれていることが惜しい、と。

限定された範囲でのみ、有名な人ですものね。
私も知らずに長年生きて来ました。
ほんとうに、もったいないことだったと思います。
もっと早く知っていたら、どれだけ心が救われたでしょう。

穏やかで、どんな時も品位を保ち、感情的にならず、
しかし、心の奥深くまで響いてくる文章。
専門分野(精神医学)について書いてもそれは変らない。

この随筆集は氏の著作のなかでは易しいといえます。
『神戸新聞』に連載されたものをまとめたという性質上、
時事問題に絡めた内省、観察、洞察、思い出、などが主な内容。

もっとも、難しいことを語る時にこそ氏の知性と、
その知性が掘り下げた思想の深淵を提示する手並みが、
読み手の頭と心を活性化する面白さとなるのでもありますが。

なんでもないことを語るような様子で。
人間の暗闇に切り込んでくるような。
それでいて、その刃が不思議と読み手を傷つけない。

影を見落さないけれど、いえ。というよりも。
氏が光を当てるから影も生まれるのだけれど。
その影が描く模様がおどろおどろしくはない。

こんなに様々な物事が「見える」人は。
絶望のあまり、前にも後ろにも進めなくなりそうなのに。
この人は淡々と着実に(でも凡人からみれば超人的に)歩み続ける。

タイトルは著者が名づけたものではないそうですが。
この詩的な響きの言葉から受ける印象どおりに、
静かで爽やかでしっとりして明るくて。陰もあります。

読むのは二度目なのに。
挟んだ付箋は数え切れないほど。
その中からひとつだけ。

 さりとて私は予言を好まない。「自己実現予言」というものがある。予言という行為がその実現性を高めてしまうことである。ある銀行が危ないといえばそれが取り付け騒ぎを起こさせ、ほんとうに銀行が倒産する率が高まる。日本の運命にだって同じことが起こらないとはいえない。船が大揺れの時は冷静を心がけなければならない。しかし、それは沈没の可能性に盲目であれということではない。ただ、順風の時にこそ、それを思わなければならなかったはずだった。


引用しませんが、この後に続く文面は痛烈です。
それが哀しみにも、罵倒にも、皮肉にも聞えない。
あくまでも冷静に、見解を語る。

それが高みの見物でなく、著者自身の痛みも含むことは。
さらりと読んでしまうと気づかないことかもしれない。

(2018.2.25)
精神医学の分野で権威と言われる人物ですが。
若い頃にポール・ヴァレリーの研究者になるか、
それとも医者になるのか、かなり迷ったというだけあって。
医者らしからぬ(というと失礼かもしれないけれど)面があり。
ある意味、とてもユニークな人だと思います。

こちらにも氏の本が取上げられています。
私がまだ読んでいない作品ですが。
→松岡正剛の千夜千冊 中井久夫 分裂病と人類

多くの指摘と示唆が盛りこまれていて、これを読むぼくの自己像がまたひとつ脱皮させられていくような共鳴をおぼえたものだ。
 このような共鳴は中井さんの本を読むたびにぞくぞく感じてきたことで、そこからは多くの文明的な視点がそのつどもたらされていた。中井さんの著作には、たいていその力があった。このような文明的な俯瞰力は、残念ながらというか、遺憾ながらというか、ミシェル・フーコー(545夜)か中井さんからしかもらえないものなのである。

「文明的な俯瞰力」・・・それです、それ。
どの著作にも通じる中井久夫の魅力の最たるもの。

実はフーコーを読んでいないので。
そろそろ何かしら手にしたいと思います。

しかし正直に白状しますと。
松岡正剛氏の書評全体は何が言いたいか不明です。

  

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

*初めましてのご挨拶
*ブログタイトルの由来

<別館のご案内>
Instagram
99%、花の写真です。

moleskine絵日記
ちいさな絵日記。

表示中の記事

  • 2018年08月

カテゴリ

コメント リンク


カテゴリー 月別アーカイブ

 

フリーエリア

***