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心の整骨  041 life

2020.02.21 life   comments 0
徒党は組まない、企業や上司の言いなりにはならない、それくらい自己主張をできるような強さを一人一人が持たないと、簡単に流されてしまうと思いますよ。自分だけの道を歩ける強さを身につけていくべきです。

    つばた英子 つばたしゅういち「ふたりからひとり」


「心の整骨」って?と疑問な方はこちらをお読み下さい。
「心の整骨  まえがき」

心の整骨  015 person

2020.02.05 person   comments 0
 ソルダが上るのをみるのは、なんと目の保養になることか!彼は岩にしがみつくのではなく、かすめてゆくのだ。指先や足先でほとんど触れもしないほどだ。彼の動作にはためらうところや、ぎこちのないところはまったくなく、まるで進んでいないみたいだ。完璧なスタイル!

            レビュファ『星と嵐』

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『清明 隠蔽捜査8』今野 敏

2020.02.03 今野 敏   comments 0
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爽やかな風の気配。

以下、ちょっと引用。
個人的にちょっと、心に留め置きたいことなど。

 竜崎は常に出世を望んでいた。それは権限が増えるからだ。裁量権が増えるということは組織内での自由度が増すということだ。公務員としてできることが増えるのはいいことだ。
 その代わりに責任も大きくなるのだが、それは仕方ないことだと思っていた。上司とは責任を取る立場のことだと、竜崎は思っていた。

 仕事柄引っ越しは多い。だが、決して慣れることはない。移転するたびに、不思議な気分になる。なぜか、わくわくするのだ。
 これは自分だけなのだろうかと自問したことがある。他人に質問したことがないのでわからない。
 だが、誰でも新天地での生活は魅力的なものだと感じるのではないだろうか。人類はアフリカで誕生し、常に新天地を求めて世界に広がっていった。もしかしたら、その記憶がDNAに刻まれているのではないかと、竜崎は思う。

 官僚たちは、よりわかりにくい文章を、よい文章だと言う。そう言う文書をやり取している自分たちを、彼らは優秀だと思っているわけだ。

 竜崎に言わせると、そんなものは優秀でも何でもない。難しいことをわかりやすく説明できる者が本当に頭のいい者なのだ。そして、真に優秀な官僚とは、形式よりも本質を考える者たちのことだと思っている。

 自分自身や家族を守ろうとするのは当然のことだ。だが、そのために近隣の住民と対決することがあるとしたら、それは無駄な軋轢と言えるだろう。
 もっと視野を広げて、自分が町内の一員であることに気づけばいいのだ。
 さらに、町と町が争うような場合は、自分たちは同じ区民や市民であることに気づけばいい。
 県と県が対立するなら、自分たちは同じ日本国民だと言うことを意識すべきなのだ。
(中略)とはいえ、視野を広げることは簡単ではない。

清明時節雨粉粉
路上行人欲断魂
借問酒家何處有
牧童遥指杏花村

杜牧の詩(七言絶句)

清明というのは、二十四節気の一つで、旧暦では三月節と言われたそうだが、現在の暦でいうと、四月の上旬。すべてが、すがすがしく明るい季節ということ。

いいなー。やっぱり。
このシリーズは今でも好きです。
本作は、タイトル通り爽やかで良かった。

竜崎の神通力が強くなってる感じはする。
そんなに現実はうまくいかないような気がする。
いや。多分、いかないはずだ。

それをご都合主義と言ってしまうのは、でも違う。
竜崎のようなキャリア警察官はファンタジーなのだけれど。
こんな人がいたらいいなぁという夢物語なのだけれど。

断固として自分の信念を貫いて生きていく竜崎が。
それなのに格好良く感じないところが面白くて。
それでも呆気にとられるくらいの迷いのなさが眩しくて。

いいなー。

ちゃんと。成長の跡が随所に見られて。
融通の利かなさが緩和されているんだよね。
そこが妙に淋しかったりもするのだけれど。

伊丹との掛け合いも噛み合ってきたなぁ。
うん。二人の会話が楽しい。

当たり前のことを俺はやっているだけだ、と。
竜崎が本気で信じているところが私は好きだ。

周囲の凡人にはそれがとても難しいことで。
できないと思って諦めて敷かれた道を歩むのに。

彼は自分の道を歩く。

自分が正しいと思うことを環境や情勢に負けずにやる。
やって、結果を出して、周囲を納得させる。
どんなときも自分の行動に責任をとる。

あー。前言撤回。やっぱりめちゃめちゃ格好いい!

(2020年1月 読了)
早く次作が読みたいです。
引用した内容に関して捕捉しますと。
私は責任を一切とらないバカ上司に苦しみ。
わかりやすい説明をできない無能教育係にイライラし。
視野の狭い同僚の中で疲弊しているのです。
引っ越しに関しては・・・
まぁ私も引っ越しはなんだかんだで好きですね。
つまり、竜崎に共感するということです。
だけど、現状を変える力が私には残念ながらない。
いや。自分自身の態度も改める余地があるな。
その点は素直に反省しましょう。
それから。このシリーズの自分が書いた感想を。
何かの気まぐれで全て読み返してみましたが。
一貫して私、「爽やかすぎる」と評していますね。
小説としては美点でもあり傷でもある点です。
今も爽やかすぎるという感想自体は変わりませんが。
それに救われるほど人生はしんどいものと知りました。
今野さんはきっと、とても優しい人なんだと思います。
  

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

*初めましてのご挨拶
*ブログタイトルの由来

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  • 2020年02月
2020年02月21日 (金)
心の整骨  041 life
2020年02月05日 (水)
心の整骨  015 person

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