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『貧乏入門』小池龍之介

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ディスカヴァー・トゥエンティワン
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節約生活の実践記録、的なものを勝手に想像してましたら。
まったく、違うものでした。裏切られた!いい意味で。

物を持つことを「心のノイズ」と捉える著者は、若き住職。
なんか、おっしゃることが賢い(言葉は易しいけど)と思ったら、東大卒!

学歴にひれ伏しそうになる悪い私のクセは、おいときまして。
物欲に溺れた、ごくごく普通な青年時代を持つがゆえの説得力。

そう、消費は心をとってもとっても疲弊させるのです。

欲望とプライドに振り回され、より強い刺激を求め続ける生き方。
私は、そんなことな~い!と反論したいところですが・・・。
いや、まだまだ十分、どっぽりハマり込んでます。

「迷う」こと自体が刺激的でやみつきになる、という洞察。鋭い!

正しいお金の使い方の指南書として、これ以上のものは無いのでは?
ただ、ここまでに至れるには・・・ううう、道のりは遠いです。
巷でいうシンプルだの、清貧などより、遥かに次元が高い。

彼は、お金を使うなとは言いません。ケチは害、とすら言い切る。
「お金にもの言わせる生活」から「お金にものを言わせない生活」へ。

その結果は、一見、「貧乏暮らし」に似たものが出来上がるが、
本当の貧乏とは違い、そこには「幸福感」がある。
そして、貧乏臭さが、一片とて漂わない。美しい。

(2011.6.18)
著者の仏教は、何か違う。禅に近いですね。
宗派を超えた仏教を、と。面白い活動をされています。
カフェとお寺を融合させたり、「家出空間」というウェブを立ち上げたり。
こちらが、そのウェブサイト→http://iede.cc/

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西村賢太『苦役列車』もそうですが、ただヤケになっている貧乏や清貧ではない、独特の美学にはなぜか心が惹かれれるものがありますよね。自分が昔そうだったわけでもないのに。是非この『貧乏入門』も読んでみたいと思います。
2011.07.02 02:32 | URL | #- [edit]
ぜひ、読んでみて下さい!

そうそう、おっしゃられる通り。「美学」というものに弱いのです、私。
西村賢太や、この本の著者とは正反対に、「華麗さ」を求めた、
三島由紀夫であれ、渋澤龍彦であれ・・・「美学」を持った人が好き。

方向性は・・・もしかしたらどうでもいいのかもしれません(汗)
2011.07.02 08:42 | URL | 彩月氷香 #b98C2Btc [edit]


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  • 『貧乏入門』小池龍之介
  • 2011年07月02日 (土)

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