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静思のすすめ  大谷徹奘

2011.07.12 仏教   comments 6
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文藝春秋
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お経は人生に迷う人間のためのガイドブック。
いわば、「幸せのるるぶ」と著者は言う。

薬師寺の僧・・・でいらっしゃいますが。
何故この人が、お坊さんになったのだろう?と思うような。
よくも悪くも仏教は向いて無さそうな人柄。

我も強ければ、気も強く。協調性もなく。負けず嫌い。
ご本人にも自覚はあったようですが。
傍から見ても、こりゃあ、大変だ!と感じます。

修業の最中に、夜遊び三昧だったこともあるそうな・・・。
そして、そんな自分が苦しくて苦しくて。

しかし、彼は。僧として生きる道を選び、ずっと歩んできた。
憧れの、「この人のためなら死ねる」とまで思った師匠がいたから。

それが、かの有名な高田好胤さん。
荒れ果てた薬師寺再建のため、一人1000円の写経納経の供養料を集めた。
100万巻の写経が必要だったが、最終的には600万巻集めたという。

説法が滅法(ダジャレではありません)上手な人だったらしい。
修学旅行生を相手によく、お話されていたそうだ。

いえいえ、そんなことよりも。
私は、幼き著者と共に映った写真の、優しい笑顔に見惚れてしまい。
ああ、こりゃ付いていくわ・・・と納得。私も、こんな人の傍にいたい!

好胤さんは、ある日、二日酔いで酒臭い著者の横にすっと来て、
「叩かれる!」と身構えた、その頬をそっとなで、
「顔色が悪い。ちょっと休んでおいで」と優しく言ったそうだ。

苦しんでいる著者のことを、ずっと見守っていて。
知っているけれど、何も言わなくて。そして、このセリフ。
思わず、もらい泣きしてしまったじゃないか・・・!

本書に話を戻しまして。
著者言うところの「静思」とは、文字通り立ち止まり静かに考えること。
何を考えるか?それは自分自身、他者、現実のこと。

この「静思」こそ幸せに生きるために必要もの。
真の幸せは、辛いこと苦しいことがあっても幸せに生きること。

あとは・・・気になった人は、読んで下さい~。
(実は、説明できるほど明瞭に覚えておりません)

(2011.6.)
上記の感想が脱線し過ぎなのを反省し。
本書でいいなと思ったところを具体的にひとつ。
(かなり自分風にアレンジしちゃってますが・・・)

「アイ マスト」(私は~ねばならない)ではなく、
「アイ ウイッシュ」(できれば~だといいなぁ)で生きよう。
そう、断定形ではなく、願望形で。
望んだもの全てが、出来なくたっていいんだよ。
それは手抜きじゃなくて、心に余裕を持つことだから。

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先日いただいたコメントの「アイ ウィッシュ~」ってこの本の言葉だったんですね。

性格的に「アイ マスト~」になってしまうぼくの心に響きました。響いたのに、また「アイ マスト~」になってますが……

テンプレートの件は残念ですね。ぼくのPCからは見えるけど、もしかわってしまうなら、それは「その方がいいよお」って神さまがいってるんだ、って、前向きに考えてね。

では、また。
2011.07.12 22:22 | URL | 道下 森 #- [edit]
アイ マスト ではなく、アイ ウィッシュ で生きよう。
その言葉に共感。
いい言葉ですね。

2011.07.12 22:44 | URL | じゅり #- [edit]
そうなんです。あの時、この本を読んでました(笑)
私も「アイ マスト~」になってしまう性格なのですよね~

まぁ、それはそれでも、いいのかな。
時々「アイ ウイッシュ」を思い出して息抜きする、というのでも。
頑張り過ぎた時に、救いになる言葉じゃないでしょうか。

「アイ ウイッシュ」でなければならない、となると、
それもまた、新たな「アイ マスト」ですよ~(笑)!

人の心って、難しいもんですね。
脱力するにも、力こぶ作っちゃうんですねぇ。

テンプレは、まぁ、なるようになる、と考えることにします。
ありがとうございます。



2011.07.12 22:51 | URL | 彩月氷香 #b98C2Btc [edit]
ね。いいですよね!
シンプルで。気持ちがいいな。

あ、それで、いいんだな、って。
そう思ったら、心が軽くなりました。



2011.07.12 22:55 | URL | 彩月氷香 #b98C2Btc [edit]
はじめまして。突然のコメントお許しください。
Twitterから参上致しました。

徹奘 さんを手にされるとは少々珍しいな。うれしいな。と思って飛んできてしまいました。

私が尊敬する1人です。1つエピソードを。
父が生前ご縁をいただいていたのですが、私の父が急逝したとき実家にいらしてくれました。
遺灰を前にして静かに座布団を横に外し、
父の遺灰の壷ごと抱きしめて般若心経をよんで下さいました。

(壷が)重いですよ? と言ったら、命の重さ!とかえしてくれました。
そして白い花ではなくもっと華やかに飾ってあげよう。と。

Twitter拝読致しております。時に良いものをいただいております。

最近私ははじめて森見登美彦作品を3冊程読みました。彼とは同世代ですが、
この時代、彼の作品を読んでいる大学生が少し羨ましく、嫉妬してしまいました。

おっと長文失礼しました。それでは勉学の方も頑張ってくださいませ。なむなむ。
2011.07.13 00:51 | URL | 110-u #YpjAD3KU [edit]
Twitterから!まぁ、いらっしゃいませ。うれしいです。
狭く、散らかった部屋ですが、どうぞ、どうぞ。

徹奘さん、ご存じなのですね!
今回の感想で、彼の魅力ある説法・・・というより、
思いやりから生まれる温かい言葉を、
書き漏らしてしまったことを、ちょっと悔いています。

素敵なエピソード、ありがとうございます。
徹奘さんの人柄が生き生きと伝わってきます。

森見登美彦さん、『夜は短し歩けよ乙女』を数年前に拝読。
もっと若い時に読みたかったなぁ・・・と私も思いました。

長いコメントは大好物ですので、気が向いた時にはいつでも、
思う存分書き込んで下さいね!
倍返ししちゃうことも、多々あるかと思います(笑)

おかげさまで、ちょっと勉強もメドが見えてきた感じ。頑張ります。
2011.07.13 08:27 | URL | 彩月氷香 #b98C2Btc [edit]


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  • 2011年07月12日 (火)

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