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『おもたせ暦』平松洋子

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新潮文庫
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「おもたせ」ってコトバ、ご存じですか?
私も、かなり歳をとるまで知らなかった言葉です。

お客様が手土産に持ってきてくれたお菓子などを、
さっそく開けて、一緒に食べることなんですね。

「いま熱いお茶を淹れますね。おもたせですけれど、いっしょにいかが」

ね~。大人だよねぇ。うれしいよねぇ。こう言って貰えたら。
だって、これは美味しい!って思って持っていくお土産だから。
内心、自分も食べたかったり・・・するんだもの。

日記風に、ある日の出来事とお土産のエピソードが綴られています。
読みながら、笑顔になっちゃう本です。だって、どれも美味しそう!

描かれている思い出は、とことん楽しかったり、ちょっとほろ苦かったり。
贈り物をすること、貰うことの喜びと、時には鬱陶しさ・・・。
意外と難しい、お土産の「呼吸」。わかる~。わかる~。

それにしても。東京育ちの著者だから仕方ないけど。
食べたくても、おいそれとは買えないが多い。
イマどき、百貨店で買えちゃうものも多いけど・・・
もちろん、こだわり屋さんの著者は、そんな安直な味を選ばない。

現地の店へ足を運ぶのは・・・一苦労っていうか無理だ。

あ、でもね。かん袋のくるみ餅(大阪の堺市にある)と、
すやの栗きんとん(岐阜県だけど、旅行先で買った)は、
食べたことある! どちらも感動的な美味!

・・・ということは、他に紹介されてるものも、期待大!

高級すぎるお値段のもある。
でも、私はたとえ、自分が食べられなくても。
そういう、「本物の味」はどこかで、力強く生き続けていて欲しい。

そして、そういった特別・格別の味の食べ物が、
贈ったり、贈られたりして喜びが倍増するって、素敵だなと思う。

美味を独り占めせず、分けあいたいという、著者の気持ちが愛らしい。
今すぐ美味しい物を持って、お友達のお宅へ訪問したくなります。

(2011.8.20)
友達が勧めてくれた本なのです。これは持ってて、時々眺めたいな。
まつのは昆布なら、買える(地理的には)のだけど、よりによって、
吃驚するほど高価なんですよね・・・うーん。気になるけど。うーん。


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2011.08.30 16:24 | | # [edit]
「おもたせ」
関西出身の年配の方が使っておられました。
でも、確かに滅多に耳にしません。

同年代の友人が口にしたこともありますが。
考えてみれば、彼女は関東出身でした。
どうなんでしょうねぇ。地域性がある言葉なのでしょうか。

両親の実家も、必ず仏壇に供えてました・・・そういえば。
(静岡県です)

パソコンも夏バテかしら?治るまでゆっくり休んでくださいね。
神様が下さったお休みなのかもしれませんね。

と、言いつつ・・・復帰を心待ちにしております(●^o^●)

2011.08.30 19:29 | URL | 彩月氷香 #b98C2Btc [edit]


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  • 2011年08月29日 (月)

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