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つぶやき集 2011年10月 ④

ずっと。心は静かでなく。騒がしいというのでもなく。風に乗って運ばれて来る波の音のように。少しだけ変則的な規則正しい音を響かせている。海を見たことがなければ、波の音から青さを思い浮かべることがないのと同じように。哀しみを知らないなら、その音色に痛みを感じることもないのだけれど・・・

仕事の合間の気分転換に。いちばん遠いトイレへ向かう。足音を様々なバリエーションで鳴らしながら。着地のスピードや角度で色んな音が作れる。ぱたぱた、とたとた、ぺたぺた、こつこつ、ぽてぽて、ずずず。それらの中間のような音も。最後に階段で、きゅっきゅと鳴らして満足する。お散歩終了。

追いつめられて。心の隅っこがピシピシっと張りつめる感覚は。実は嫌いじゃない。そこで格好良く、その壁に対峙するのじゃなく。横目に気にしながら、ふらふら~と彷徨って脱線しながら遊んで。ますます不安が募って・・・心細さが増して。隙間風がビュービュー吹いて。妙に楽しくなってくるのだ。

自虐の小さな芽が顔を覗かせている。この子を気長に育てたら。痛々しさが鮮やかに色付いて、毒々しくも可憐な花が咲く。その、目に刺さる冴えた色を見たい気もするけれど。私は私ひとりの闇に潜る自由が無いから。大切なものがあるから。摘み取って捨てる、何度でも。だから、ここに生えても無駄だよ。

ほんとは。ずっと、ずっと深く。果てのない闇に。潜って行きたい。光の届かないところへ。いつまででも。闇を進むことでしか、見えないものがある。聞こえないものがある。失うものが多いからこそ、得るものがある。でも帰って来れる自信がないから。地下への入り口に蓋をした。幾重にも。

自分を励まし続けてると、ふと、そんな健全な自分に飽き飽きして。自分を蹴り飛ばして、谷底に突き落としたくなる。悔しかったら、そこから這い上がってみろ、と。コツコツと築きあげた平穏を大切にしている気持ちを、根っこから粉々に砕いてしまいたくなる。自己愛がたぶん、強過ぎるから・・・

大切なものを壊してしまいたい衝動は。実行する勇気がないからこそ、深く根を張っている。時と共に輝きが失せていくものを。見守り続けるよりも。いっそ消し去ってしまいたい。いいえ粉砕して、その欠片の舞う残像だけを焼きつけておきたい。我儘な、決して実現しない、美しい悪夢。


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プロフィール

Author:彩月氷香

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時々、写真や雑記も。

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  • つぶやき集 2011年10月 ④
  • 2011年10月23日 (日)

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