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キリマンジャロの雪  ヘミングウェイ

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角川文庫
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読み始めて気がついたのですが。
私。ヘミングウェイが大の苦手なのです。

十代の頃に。「名作と呼ばれるものは全部読もう」と決意して。
せっせと有名な文学作品(主に古典)を読みまして。
(とは言え、まぁ結局のところ、中途半端に終わるのですが)

「日はまた昇る」「老人と海」「武器よさらば」「誰がために鐘が鳴る」
・・・と、ヘミングウェイも、主な作品は読みました。

ですが。ぶっちゃけ。全然、好きになれなかったのです。
そして、これは。私にしたら、珍しいことなのです。

察しの良い方。もしくは、文学に心得のある方なら。
なるほどなぁ・・・と思われるかもしれませんね。

今回読みながら、ヘミングウェイが好きでない理由を考えてみました。

ひとつ言えるのは。切り詰めた文章を、私は好まないということ。
あと叙情性のない(と言い切るのは語弊があるけれど)作品も苦手。

つまり、文体と作風が、私の苦手の頂点にあるのがヘミングウェイ。

私は割と、「華麗」なぐらい、飾り立てた文章が好きな傾向があります。
心象風景も、ネチネチしつこいくらいの方が、どちらかというと好きです。
修飾語は、これでもか、これでもか!と、てんこもりでも、全然OKです(笑)

いえ。すっきりと。余白がたっぷりで、行間で語るような文章も好きですが。
ヘミングウェイは、そういうのとも、違いますよね。

あとね。ヘミングウェイは、「男」っぽいですよね、すごく。
私、自分が特に女らしいとは思いませんし。
ある種の女らしさにアレルギーがあって、全く受け付けないのですが。

ヘミングウェイが発する「男らしさ」にも違和感を感じます。
ヘミングウェイが描く女性が、嫌いです。すごく、男目線な女、だと思う。
会話のセンスも(もしかしたら翻訳がマズイのかも?)、無理なんです。

いい悪いではなく、私の感受性の限界をはみ出してしまうんですね。

それでも。今回、短編集ということで。所々、いいなと思うところもあり。
なんだかんだ言って、一気に読めたのですが。

まぁ。この先、ヘミングウェイを好きになることは間違ってもない、と確信。

昔は、名作を理解できないことを恥だと感じたものですが。
全ての名作に感動する方が、むしろ。
人間としてどこか欠陥があるのでは・・・と今は思います。

理解できることに偏りや限界がある自分自身を、素直に認めよう。
それも、個性だ。というか、そこに発見できる自分らしさというものがある。

・・・と。そんなことを考えました・・・って開き直りなんでしょうか!?

(2011.11.2)
それでも、ヘミングウェイの価値を否定するつもりは・・・ありません。
(私がその真価を、理解できていないことは認めつつ)

しかし、そんなに苦手なのに何故読んだかと言えば。
あまりにもタイトルが魅力的で。そこから、パーッと。
読みたい作品のイメージを勝手に作り上げてしまったからです。
読んでみたら、見事にまるっきり違ってました(笑)

あと。文学通の方に、クイズ。
私が、苦手とする日本の文豪は誰でしょう?
ヘミングウェイから連想して、ピンと来る方、いらっしゃるかしら・・・。
いやしくも読書家を名乗るなら、嫌いだと公言出来ない大物です(笑)


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  • キリマンジャロの雪  ヘミングウェイ
  • 2011年11月28日 (月)

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