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つぶやき集 2011年11月 ⑤ 

朝。背筋を伸ばして。明るい日差しを体内に取り込むように、深呼吸。心の隅っこの小さなざわめきが、不平不満ではなくて。何か素敵な秘密の計画なのだ、とそう思ってみる。小さな嬉しいサプライズを準備中なのだ、と・・・。

少し。まだ、不安定な心。それでも。ふわっと浮き上がる瞬間があって。弱り切ってるときは、それすらも「再び落ちる予感」につながってしまうけれど。今、それはない。ちょっとだけ高いところを、漂いながら眺める景色を、素直に楽しんでいる。

なんか本が買いたかったので古本屋へ。100円コーナーしか見ない。ディック・フランシス「興奮」、トーマス・マン「トニオ・クレーゲル/ヴェニスに死す」、ナガオカケンメイ「ナガオカケンメイの考え」、ゲーテ「若きウェルテルの悩み」、以上4冊お買い上げ。まぁ、うち2冊は既読なんだけれど。

行楽シーズンまっさかりの京都。絶対混んでる!と思い。早めに出発。京都駅に着くと、バス停にはゾッとするほど長蛇の列。それは予測済みだったので。国立博物館まで、自慢の超・早足で歩く。15分で着けると思ったのに18分かかった。9時半開館で、9時34分に着いたのに・・・既に行列!

細川家の至宝展。本当は、私以上に母が行きたがっていたのだけれど。足の具合が悪くて行けなくなってしまい。せめて土産話を持ち帰ろうと真剣に観る。まぁ・・・いつも真剣だけど。宝物も、公家と武家だと違うなぁというのが一番の印象。煌びやかさはあまり感じない。でも勿論、地味ではない。

昔の物を見ると。やたらと「シンプル」を唱える現代の風潮が、つまらなく思える。「華美で無駄」と切り捨てられそうな、贅を尽くした装飾がどれほど心を捉えることだろう。必要のないものに込めた技術と美意識が、記憶に深く留まることだろう。美しい物を見た思い出が、いかに心を癒すことだろう。

無駄を取り除けばシンプルになるというのは、違う気がする。いや。それも一応シンプルかもしれないけれど、どこか貧しい。理想を追求して辿りついた形が、余分なものが一つもない完成に達していることが、真のシンプルなのだと思う。消去法で身軽になることはできても、そこに決して美は宿らない。

物の選び方も、考え方も。消去法に寄りすぎてたな・・・。悪い物を除けば、良くなるっていうのは勘違いだ。汚い物をどければ、美しくなるわけでもない。そもそもの初めから、良い物を選び、美しいものを目指さなければ。


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  • 2011年11月23日 (水)

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