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だましてください言葉やさしく  永瀬清子

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 すべてのご挨拶が詩のことばでありえないのは人並が目標だからだ。
 すべての教育の言葉が同じく詩のことばではないのは、一段高い所から語られているからだ。

ことばはくだかれて常に寒中の輝く放水を受けていなければならない。

ことばはくだかれて微塵になって、常に光の中に生まれかわらなければならない。

収録された「自分のことばを」という詩の一節。

妻であり母であり農婦でありながら勤め人であった彼女の言葉は飾らない。
素直で。しっかりと地に足がついている。日々の生活の風景。

けれど。逃さず、こぼさず、拾い上げているものがある。
それは、忙しさやストレスの中に、私たちが見失いがちなもの。

自らに深く、問いかける言葉。
探して、見つけ出して、読者に届ける言葉。

形にならないくらいに、ほんのささやかな思いやり。
自らが与えることもだけれど、与えられていることに気づく心。

日々心は、おぼつかない足取りで、それでも学んでいる。

ふり返って悔いることは山のようにあるけれど。
誤りに気付くことができた「今」をありがたいと思うことができる。

正直な人だ。自らの詩の中で彼女はこう明かす。

「人間の精神について、自分の存在について、
誰よりも正直に語るために嘘を学ぶ」・・・と。

(2012.2.5)
ツイッターにて、お知り合い(ツイッターで知り合いました)が
永瀬清子さんについて、呟かれていました。
私・・・、知らなかったのです、彼女のこと。
でも、そのつぶやきが心に残って。すぐ、本を探しました。
読んでみて思ったのは。これは二重の意味で嬉しい出会いだな、と。
実際に会ったことのない人の言葉がきっかけになるということ。
それは、「言葉」のチカラを感じさせる出来事。
名もなき人の言葉も拾い上げるツールがあることは幸いだな・・・。
もちろん、弊害もあるけれど。いい面を生かすように私もしたい。
改めて。自分の言葉に責任を持てるようでありたいと思います。
ここを訪れて下さる皆様への、感謝も込めて。

 
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読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

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  • だましてください言葉やさしく  永瀬清子
  • 2012年02月12日 (日)

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