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剣と絵筆   バーバラ・レオニ・ピカード

剣と絵筆 (1981年)
バーバラ・レオニ・ピカード 大坪 美穂
B000J7KXJM


友人に借りた児童文学。
1965年に、イギリスにおける最高の児童文学作品に与えられる、
カーネギー章を受賞したそうです。

臆病で、いじめられっ子な少年の成長物語。
例えは悪いけど。いい意味で「少年ジャンプ」的な感じ。
(って、単にイメージですけど・・・)

自己嫌悪の海に溺れそうな少年が様々な出会いを通じて、
身も心も鍛えて、さらに自分自身を発見して行く。
その成長の過程は、大人にも共感できます。

本来の自分に逆らわず、生まれながらの自分に忠実に生きる。
何よりも、この物語のメッセージはそこにあります。

時に人は、自分が本当に望んでいるものかを知らないまま歩む。
自分が求めていたのとは違う種類の成功を収めることもある。

真の意味で「自分を生かすこと」はとても難しい。
それで回り道をしたとしても、それは無駄ではないし。
自らの想いを偽ることをしなければ、進むべき道は見えてくる。

・・・はずだと思う。そうあって欲しい。

主人公のスティーブンは。生まれた場所に似合わぬ個性を持ち。
それで随分と苦労し、悩み、孤独を感じます。
耐えられずに逃げ出した先で出会った人が。
彼の一生を支える言葉を贈ってくれる。

「じぶんのことを他人に決めてもらってはいけない。じぶんが生きたいと思うとおりに人生を生きるんだ。他人にこうすべきだと指図されて生きたりしてはだめだ。じぶんらしく生きなさい。そしてなんでもやりたいことがあったら、精魂込めてやるんだ」

「いつもじぶんらしく生きるんだ。他人を傷つけさえしなければ、恐れずにじぶんのやりたいことをやりたまえ。神はわれわれをそれぞれ別々に形造ってくださった。もし神がきみをふつうとちがった型に入れて造るのがいいとお思いになったのなら、臆することなく人とちがっていればいいのだ」

ここんとこに、「神」が出てくるのがイギリスだなぁって感じ。
この言葉の語り手が好きだな。自分とは正反対な性格なので(笑)

(2012.3.19)
なんかグダグダした感想ですが。要するに面白いし。感動します。
そういえば少年少女の成長物語って、基本的に好きなんですよね。
(この頃は自分が成長してないことに気付いて汗をかくんですが)


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  • 2012年04月18日 (水)

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