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武市の夢の庭  さとうち藍・関戸勇

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14歳から50年、一人で北海道に広大な庭を作った男。
近頃はテレビでも、そのお庭が取り上げられて有名になりましたね。
高橋武市さん・・・月並みな表現ですけど、凄いヒトです。

まずは、幼少期の貧しさと苦労ぶりが、想像を超えています。
天秤棒かついで早朝の水汲み・・・薪割り、畑仕事。
開拓農家の生活の厳しさには、言葉を失う。

そんな彼が「花」に出会い。のめり込んで行く。
まずは生活の糧を得るための手段としてスタートした花作り。
しかし、最初からずっと彼には植物への愛情があって。

よく売れるからと温室で栽培していたサボテンが、
寒さで壊滅してしまうという悲しい事件の後、
「この土地で自然に育つことができる植物」のみを育てると決意。

それが「陽殖園」のはじまり。

7.5ヘクタールの広大な土地に。山も池も作り。
無農薬で。その土地に根付き、元気に育つものを選んで植え。
もちろん、花たちの配色ということも考えている。
自分の求める色がなければ、根気良く新品種を作る。

色の対比も、季節の移り変わりも考え尽くした、美しい庭。

体中を痛めても、病院にも行かずに庭仕事を続けてきた武市さん。
この見事なお庭を、入園料500円で解放しているというのだから驚く。

「生まれたところを少しでもよくしていくことが、
その人間が生きた証になるからね」


彼の、この言葉は、都会暮らしの人間の心にも響いてくる。
ああ。行きたいな・・・「陽殖園」。行こう。いつか、絶対に。

(2012.2.19)
小さくていいから、お庭を持ちたい。叶う気配のない、私の夢のひとつ。


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  • 2012年02月20日 (月)

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