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フリマ卒業!一人はつらいよ?

Posted by 彩月氷香 on 13.2012 私のこと   4 comments   0 trackback
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この間の日曜日、私は人生で7回目のフリマ出店。
いつも同じ会場だし、すっかり慣れたもの・・・であるはずなのに。
前日、すぐには寝付けないほどに緊張していた。

相方の友人が急用で不参加で。初の一人での出店。
販売職の元ベテラン(!?)としては別に怖じ気づくことなどないんだけど。
わいわい、がやがやの公園で。2.5m×3mのブルーシートの上で一人ぼっち。
淋しくはないけど・・・お客さんに敬遠されるのでは、と不安。

一人出店の人ってあんまり見かけないし。いても流行ってない場合が多い。
接客には実はかなりの自信はあるんだけど。デパートとフリマ会場は違う。

それに事務職に変わって、もう4年。お客さんへの接し方、忘れちゃった。
だいたい私ひとり分の不要品の山で、人を呼び寄せられるんだろうか?
二人分だと、商品の幅が広がっていいんだよねぇ・・・

でも。やる。これが最後って決めてたんだから、やる!

フタを開けてみたら、時間帯によっては一人で捌けないほどのお客さん。
我ながら、さすが!と思うくらい口は勝手に動いた。

お客さんの顔と様子を見て、タイミングを読み、声をかける。
相手によってかける言葉も変える。しゃべり方のテンポも変える。
放っておいた方がいいお客さんは、しばらく黙って放置する。

何も考えなくても、自然に出来る。忘れないものだなぁ。
蓄積されたデータのようなものが脳の片隅にあるのだろうか。
相手の顔やしぐさで、瞬時にどう対処するか判断できる。

オジちゃんは、たいてい、ヘンな小物を喜ぶ。
外国製のおもちゃとか、ちょっと面白い文具なんかに満面の笑顔。
たいてい言葉は悪いけど、どこか可愛らしい。

開店準備中の、段ボールを開け切ってもない頃には、プロが物色に来る。
明らかに転売するのだ。上手にブランドもののバッグや小物を見繕う。
今風で、優しげで、でも少し崩れた感じの若い男の子が多い。

しかし、一般のお客さんより、物の値打ちがわかっている。
私の持ち物は一見地味なので、本当はいい物でも気づかない人が多い。
それを上手に見つけて、素早く買って行く。

なんか、面白い人種。生き方が反映されて、ああなるのかなぁ。
リスとキツネのあいの子みたいな、ヘンな愛嬌があって。
この調子のいい兄さんたちも、私は決して嫌いではない。

そのうち主婦や子供たちがやってくる。
この人たちは、にぎやかで、人それぞれ。

でも、ちょっと観察すれば、何を探してるか、どんな物が好きか、
なぜ手にしたものを買うか買うまいか悩んでいるか、わかってくる。

値段が気になる人。サイズが気になる人。素材が気になる人。
「100円でいいですよ~」
「7号だけど、ややゆったりしてます」
「綿麻だから、肌触りがいいです」
問われる前に、求めているであろう返事を投げかける。

時々、読みが外れることもあるけれど。
それはそれで、きっかけになるから構わない。
「う~ん。サイズは良さそうなんだけど、色が私に似合うかなぁ」
という返事が帰ってきたら、その人の好きな色を予想してみる。

で、ごそごそして。「こういう色、好き?」と違う服を出す。
当たるも八卦、当たらぬも八卦。これは楽しい遊び。
ふふふ、でも、結構、当たっちゃうんだなぁ、これが。

子供たちは。小物が好き。何かのオマケやマスコット。
これが実は私の不要品でなく、弟のばかりなのだ。
細々したキャラクターものを何故か彼は好む。私にはそういう趣味は無い。

リラックマのグッズとか、どうせ要らないので。
「10円でいいよ」と声をかけると、目を丸くして嬉しそうに買って行く。

可愛い坊やをつれた若いお母さんもやってくる。
小さな男の子が好きそうな電車や車なんかは、ないのだけれど。
意外と、私の手作りクマとかに興味を持ってくれる。

「欲しい!」と声をあげず、お母さんの顔をじっと見る。
無言で訴えるのが、なんとも可愛い。で、お母さんが尋ねる。
「欲しいの?ちゃんと大事にする?」「うん」「約束ね」

これで、決まり。お母さんが私にここで声をかける。
「これ、頂けますか?お幾らですか?」
もちろん、こういう素敵な親子には、サービスでお安くします。

そう。私、いつも値札はつけない。
値段は会話して決める。気分で決める。適当。面倒くさいし。
その日、その場で相場は変動。今日は大安売りの日。

だって。最後だから。ひとつでも持ち帰りたくない。
欲しい人にはタダであげてもいいくらいの気持ち。

なので。100円と10円ばっかり。たまに200円、300円、稀に500円。
元は2万円以上した服でも。ユニクロのTシャツでも100円。
我ながら、笑えてしまう。そりゃ、売れるよねぇ。

値切られるのも、面白いし。
そういう意味ではもうちょっと高値でスタートして、駆け引きを楽しむ、
というのもありなのだけど・・・一人だとその余裕は無い。それだけは残念。

友人の方が、そういうところは上手かったな。
より高く売るという技術は持っていたと思う。
私はすぐ値引き。その代わり一人の人がまとめ買いしてくれて。
トータルの売り上げは、いつも私の方が多かった。

薄利多売、っていうのか・・・それは。でも。いいんだよね。
もともと処分しようと思ってた物だもの。

10時スタートのはずなのに、搬入した8時半から客が絶えず。
11時には、すでに商品が淋しくなってきていた。

お昼頃に店じまいでもいいなぁという気分になってくる。
公園の中でも隅のほう、でも運良く頭上に木があって。
ピクニック気分になれちゃう場所ではあるけれど。寒いしなぁ。

それそろ、お客さんが2周目に入った。
ええ。何度も来てくれる人が必ず何人かいて。
「また来たよ~」「なぜかここへ戻って来ちゃう」と。

で。ありがたいことに、また、何かしら買って下さる。

前回のフリマにも来ていて、私を覚えててくれたおばあちゃんも。
「この間も、くまさん2つ頂いたの」と今日も2つ買って下さる。
で。隣の奥さんに「これ手作りなの、可愛いでしょう?」と。
あら、すみません。私より先に、宣伝までして下さって。

この頃には、朝の心細さはどこへやら。すっかりリラックス。
楽しいな~。毎日、こういうんでも良いなぁ。

あ。オジちゃんも戻って来た。なんか嬉しそうな顔だ。
「さっきアンタんとこで、もろうたアレ、気に入っとるねん」
と、その商品の良さを語ってくれる・・・わかってますって。
元の持ち主に、商品解説してどないすんねん、オッチャン。

まぁケド、微笑ましい。「で、他になんかないン?」
残念ながら、今日はオッチャンが喜びそうなものは完売。ごめん。

来たぞ~。オバちゃま2人組。これは、結構、難しい客。
一人の買い物を、もう一人が邪魔をするパターンが頻発する。

「ねぇ、これ、素敵じゃない?」とオバちゃま1号。
「あんた、似たん、もってるやん、やめとき」とオバちゃま2号。

ま、いいけどさ。こういう場合は放置しとこ。休憩しとこ。
しかし、一人だとトイレも行けないから、お茶も飲めない。

そうだ。携帯、チェックしよ。今日はお客さんが来るんだ。
友人が二人。出てくる頃に連絡くれるんじゃないかな。そろそろかな?

(以下、明日に続く)
すみません。まさかの、続編になります。
ていうか、これ、誰が興味持つんだろ・・・。本と全く関係ないし。
いや、そのうち、ちょっと関わりのある事件も起こるのでお待ち下さい。

うっかり、全部読んだ方、どうもありがとう。
あっさりと、一日の出来事を振り返ってみようと思ったのですが。
こんな有様で・・・。まぁ予測できた事態ではありますよね^^;

最後のフリマ(になる筈です)の情景をちょっと記録しておきたくて。
かなり自己満足の世界に走ってます・・・

写真は。以前にも登場してますが。フリマ商品の一つ、手作りクマさん。

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うっかり全部読んじゃいました(笑)けどその場の空気がすごくよく伝わってきてとっても楽しい記事でした♪

一人での出店の緊張感。自分はフリマの経験ないんですけど、接客業を長くしていたからよくわかりますねぇ。一人で初めてするレジとか、一人で声だししたり準備しなきゃならない即売の感じとか。

ただ、最初は不安なんだけど、だんだん慣れてきたり、それこそ今回彩月さんが書いてるように商品が売れたり、お客さんと上手くコミュニケーション取れたりすると不思議とあれだけ嫌だったりするのに楽しくなってきちゃったりするんですよね(笑)

なんか懐かしい感じ。自身はないけど、自分も接客業の仕事をもしまたやったとしたらすぐ昔の感覚取り戻せそうな気がしてきました(笑)
2012.03.13 22:57 | URL | だいすけ #JyN/eAqk [edit]
そういえば私も一人でバーゲン会場に立って、ワゴン4つを担当し、
苦闘したこともありましたっけ・・・その経験も生きてるかも。

たぶん。10年離れていたとしても、消えないんだと思いますよ。
ちゃんと身に付いてるものなんじゃないかしら。
大丈夫。その気になれば、いつでも接客業に返り咲けます!(笑)

ひとりでも、記事を楽しんで下さった方がいるというので、
ホッとしました~。ありがとうございます。
2012.03.14 08:06 | URL | 彩月氷香 #- [edit]
面白いですね。
あたし、フリマに行ったこともやったこともないのですが、
関西な香りがしました。
お客さんも売り子さんも楽しそう。
あたしのブロ友さんもフリマをやっているのですが、
彼女が関西地区で売ったらもっと楽しそうだな~と思いました。
客層もあると思うのですよ。
2012.03.14 08:26 | URL | igaiga #JyN/eAqk [edit]
楽しいですよ~♪ 
全部書くとエラいことになるので、はしょってますが。
ほんと、次から次から色んなお客さんが湧いてきます(笑)

このノリはやっぱ関西だからなんでしょうか?
隣の店のオバちゃまのキャラも相当、濃かったです。
ツッコミどころ満載で、笑わせてもらいました。

京都に勤めたこともありますが。
あそこは関西でもキャラが違うな~と思います。
ってことは、大阪の香りかな~?

2012.03.14 10:39 | URL | 彩月氷香 #- [edit]


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  • フリマ卒業!一人はつらいよ?
  • 2012年03月13日 (火)

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