Loading…

ロードサイド・クロス  ジェフリー・ディーヴァー

Posted by 彩月氷香 on 05.2012 ジェフリー・ディーヴァー   0 comments   0 trackback
4163297200
文藝春秋
Amazon

いつ何を読んでも、さすが!と唸る・・・ジェフリー・ディーヴァー。

てんこ盛り過ぎるとか、どんでん返しがくどいとか、
難癖をつけたくなることも、そりゃ、あるけれど。

紛うことなくエンターテイメントの鑑。
上手い。面白い。人物造型の才能が並外れてる。

ヒロインがキネシクスに精通した捜査官なわけです。
キネシクスというのは、えー、ちなみに。
「言葉を使わずに意思を伝達する身振りについての研究。動作」

つまり、動作で感情を読む。
結果、被疑者が嘘をついてるかどうかが、ほぼわかる。

嘘つきにもタイプがあるわけで。
それが判断出来れば、どう言葉で追いつめるとボロが出るかも掴める。

ダンス捜査官だったら、私の嘘も見破れるのだろうか?
(自慢にはならないけど、私、嘘は上手いですよ。対決してみたいな)

主題としては、コンピューター社会、情報化社会に潜む危険。
なかなかね・・・他人事ではない感じです。
自分の身にも迫りうる危機を、幾つか認知させられました。

で。しっかり、騙されました、今回。

ディーヴァーといえば派手などんでん返しがトレードマークなのに。
「今回は地味めなんだなぁ」と呑気にかまえて読んでおりました。

そーんなワケがないっ! やられた~!
(後味の良い騙され方だったのが救いです)

正直、これだけの筆力があるのだから、読者サービスをセーブして、
要素を削ぎ落した方が、むしろ読み応えある作品になるのでは?と思う。

まぁでも・・・そんなもの書かれた日には。
「どうしたんだ、ジェフリー・ディーヴァー!!」と叫んじゃうだろうな。

(2012.3.28)
青少年の異常犯罪というものに、私は弱い。
社会的弱者が仮想世界へ逃避することと、
そこから実際に凶悪犯罪に走ることとの間には、
さほどの大きな間隙がないように感じてしまって。
私が犯罪者じゃないのは、運が良かったのだと思えて。
ディーヴァーを好きなのは、彼が描く主人公が犯罪を追う側でありながら、
犯罪者の心理に寄りそうことが出来るからなのです。


関連記事


  • password
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://raffiner.blog70.fc2.com/tb.php/1431-4f970f5e

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

*初めましてのご挨拶
*ブログタイトルの由来

<別館のご案内>
Instagram
99%、花の写真です。

moleskine絵日記
ちいさな絵日記。

表示中の記事

  • ロードサイド・クロス  ジェフリー・ディーヴァー
  • 2012年04月05日 (木)

カテゴリ

最新コメント

データ取得中...

月別アーカイブ

***