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舟を編む  三浦しをん

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光文社
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国語辞書を作る、と聞いて思い浮かぶのは。
地味で辛気くさくて、やたらと大変・・・というイメージ。

実際、この物語の中でも辞書作りの現場は埃っぽいですが。
思ってたのと違って、朗らかな空気に満たされている。

変人、偏屈の巣窟、ではあるけれど。
期待していたほど(!?)、じめじめとしていない。
(実は、この爽やかさに少しだけ拍子抜けした)

おそらく、著者が意識して「楽しく」描いたのだろうと思う。

言葉への愛が溢れかえっていて。
その中に浸かっていると何とも心地よく、ふぁ〜っと頬が緩む。

やたらと辞書を引きたくなって。実際、ちょこちょこ引きながらも。
あっという間に読み終わってしまいました。

言葉の奥深さを物語るエピソードの数々に、わくわくします。

「あがる」と「のぼる」の違いに関して主人公が考察する場面は、
本書の中で、私のいちばん好きなところです。

辞書作りに命をかけてる人々の声に感銘を受けるのは勿論だけど。
徐々に辞書の面白さがわかっていく人の発言も、なかなか素敵。

辞書のことを「頑固なおじいさんみたい」って。わかるなぁ。
でも「頑固だからこそ、頼りがいもあるし、ちょっと愛嬌もある」と。

(2012.4.6)

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  • 2012年04月11日 (水)

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