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泣ける話、笑える話―名文見本帖  徳岡孝夫・中野 翠

Posted by 彩月氷香 on 23.2012 共著   0 comments   1 trackback
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徳岡孝夫と中野 翠の書き下ろしエッセイ集。
ご存知の方も多いと思いますが、前者は毎日新聞の元記者。
後者は辛口が売りの人気コラムニスト。
両者の随筆が交互に収められています。

文章の塩梅、というのか。さじ加減というか。
どのくらい香辛料を効かせるか。
甘みを生かすために塩をほんのひとつまみ。
火加減。焼き過ぎず、煮過ぎず。生煮えでもなく。

文章を書くって料理するのと似てるなぁと感じさせられます。
材料が良くても、料理人の腕次第では食べられないほど不味い一品になる。
逆にありふれた素材も一流の腕があれば、美味しい料理になる。

結局。材料をよくよく見て。
いかに調理するか。何と組み合わせるか。

スパイスはいつも隠し持ってなくちゃね。
そして包丁もよくよく研いでスタンバイして。

いい話は。泣けるような。笑えるような。
泣けるだけの話、笑えるだけの話、って心に残らない。
どちらも含んでいる話には、ドキッとする。
泣くことと笑うことは、実はそんなにかけ離れていない。

起きた出来事の表情を決めるのは。
その出来事を映す瞳なのだろう・・・結局は。
時が過ぎれば。いつしか変化するものかもしれないけれど。

正解はない。「何があったか」よりも「どう見たか」が強い。
見た人の数だけの真実が存在するのかも・・・とそんなことを思う。

(2012.4.29)
中野翠さんはもともと好きだったので。
持ち味の小気味よい調子を楽しみつつ読みましたが。
徳岡孝夫氏の文章には、今回初めてお目にかかって。
これは収穫でした・・・人生の厚みが自然と滲む名文です。
彼の著作をぜひ読んでみたいと思います。


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2012.05.23 19:59 まとめwoネタ速neo

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  • 2012年05月23日 (水)

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