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つぶやき集 2012年5月(3) 

Posted by 彩月氷香 on 25.2012 つぶやき集   0 comments   1 trackback
詩の気分の日と。散文の気分の日と。物語の気分の日と。短歌の気分の日と。俳句の気分の日と。・・・心に浮かぶ言葉のトーンが違う。今日は散文かな?ん?三面記事の気分かな。雑誌記事の気分というのもあるな。それも月刊誌風と週刊誌風だと、またそれぞれ違う。四コマ漫画風というのもあるかも。

目線を。ふっと。逸らされるというよりも。奪われるというよりも。小さな驚きで弾ませて。ちょっとだけ、いつもの場所から背伸びするような。あるいは少しだけ膝を曲げて覗き込むような。そんな。何か心躍ることがあるといいな。知っていたはずのものに、新たに出会うように。

自分のつぶやきを読み返して思うこと。「らしい」「みたい」「ような」が多すぎる。確定することが嫌いなのだろうけれど。あまり褒められたことじゃない。「・・・」の多用も目立つ。曖昧さを維持して。逃げ場を確保しようとしているのだろうか? 無意識に? いいえ、ただ確かなものを掴めないだけ。

きっぱりしている、ということに強い憧れがある。いつも迷っていて、ゆらゆら揺れている自分につくづく愛想が尽きる。それでも。何故だか時折「凛としてますね」と言われたりして、素直に喜ぶ。揺れる水紋の底に。石は揺らがずに同じ場所に在るのだろうか。水底の石に気づいてくれる人に感謝を。

何を観るにしても自分の主観を通過せざるを得なくて。それが固定されていれば、跳ね返る角度で計ることができるのかもしれないし。柔軟であれば、どこから飛んで来ても吸収できるのかもしれないし。私の場合はどちらでもあるような無いような。「自分」と「主観」の距離も日によって変動する。

観察している自分を一歩ひいて眺める余裕がある時と、没入しきって一体化してる時と、その中間ぐらいの時と。この温度差は好き嫌い、質の善し悪しばかりが原因でもない。定点観測はできない性分と割り切っている。自分の立つ位置を決めてしまうのは無理。でも今日の自分の居場所は把握しておきたい。

自分で自分を。「あははは〜。バカだなぁ」と微笑ましく思える日もあれば。「救いようがない、単細胞」と吐き捨てたくなる日もあり。「ま、こんなもんでしょ〜」とのほほん、とする日もあり。さらには理解不能なので、目を逸らす日もある。どんな時もたぶん、本気で嫌いにはなれない自分というもの。

胸のあたりにね。小さな空洞があって。でも心地よい空間で。ほのかに差す光で日溜まりが出来てて。そこに仔猫が寝そべってる感じ。こういう日は何もせず、ぼーっと過ごすのもいいな。気紛れに頭をなでてくれる手があれば言うことなし。ひらひら蝶々が迷い込んで来そうな気もする。きっと青い蝶々。

最後のつぶやきの「青い蝶々」に関して少し。

なぜか手元にないのですが(処分してしまったのだろうか)。
母に買ってもらったヘッセの詩集の中に「青い蝶」という一篇があり。
私はいたく気に入って、繰り返し読んでいたのです。

青い蝶   ヘッセ (岡田朝雄訳)

   

一羽の小さい青い蝶が 
   
風に吹かれて飛んでゆく
   
真珠色のにわか雨が 
   
きらきら ちらちら 消えてゆく
   
そのように一瞬 きらめきながら
   
そのように風に飛ばされて
   
しあわせがわたしに合図しながら
   
きらきら ちらちら消えていった

WEB上で探し出しましたが。私が覚えているのとは少し違います。
翻訳が別の方だったのでしょう。

青い蝶

小さな青い蝶々が 風にそよがれ舞い上がる
真珠のような雨粒が 空にきらめき消えてゆく
そのような一瞬のきらめきで そのように風に吹かれながら
しあわせが私に合図をして きらきらと消えて行くのを私は見たのだった

だいたい、こんな感じだったのじゃないかと。
「空にきらめき」はかなり怪しいです。「きらめきながら」だったかも。

「きらきら」という表現はありましたが。
「ちらちら」は無かったという気がしますが。確信は持てません。
「きらめき ほのめき かき消える」だったか?

人の記憶なんて、曖昧なものですね。
冒頭の「小さな青い蝶々が」だけは間違いないと思います。
10歳になるやならずの頃の記憶なので、仕方ないか・・・

あ。思い出しました。
この本、「葉」が名前につくイラストレーターの挿絵で。
先程からずーっと考えてたのですが。葉祥明さんだ!

となれば、しめたもの。検索にかければ、きっと探してる本がわかる。
そうそう、タイトルは「手紙」!サンリオのギフトブックというシリーズ!
葉祥明さんの絵が全面に入った、愛らしい本でした。

翻訳は飯吉光夫氏というドイツ文学者だったのですね。
全体に柔らかい翻訳だったという印象があります。

どこに行っちゃったのかな、あの本。倉庫に入ってるかな?
もしなかったら、アマゾンで古本をポチろうかな・・・
(案の定、絶版でしたが、古本は出回ってるようです)

少し、と言いながら長くなりましたが。
私にとって青い蝶というのは。この詩のイメージなのです。

で。余談ですが、今、不思議なことに。
とつぜん肝油の味を思い出しました。何十年と口にしてないのに。
この詩を愛読していた頃、肝油を飲まされていたから?

肝油なんて、今の人知らないだろうなぁ・・・
丸い透き徹った麦色がかった黄金色の、きれいなお薬。
肝油ドロップが普及してたみたいだけど、私が飲んでたのはカプセル。
ドロップは甘くて美味しいのに、カプセルは不味いの。

サメの肝臓に含まれる液体、およびそれから抽出した脂肪分なのだそう。
そんなこと、知らずにイヤダイヤダと言いながら飲んでたっけ。

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