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つぶやき集 2012年7月(3)

冬生まれの私は夏が大の苦手。春の気配の頃から夏の到来を感じて憂鬱になるくらい。だけど。気がついてみると夏は心の休息期間になっている。なにしろ何でも暑さのせいにしてしまえるので、堂々と怠惰でいられるし、頑張れない自分を責める気持ちも汗とともに流れてしまうのだ。悩む気力も暑さが奪う。

たいてい、何かのせいにすると後ろめたいものだけど。暑さのせいにすることだけは平気だ。改めて考えると夏に対して、とても失礼な気もする。一般的に言う夏ならではの楽しみ、というものにも全く興味がないものだから。ただ暑さを耐えるだけの日々であって・・・しかもその退屈さが意外と心地よい。

考え事も太陽に照らされて蒸発してしまう。おかげで常にすっからかん。不安を覚えるほど気持ちが単純になる。気分は南の島の住民。起きる・食べる・洗う・食べる・寝る・作る・食べる・片づける・寝る。これだけで満足。時々涼しかったり、冷たくて美味しい物を食べたり、綺麗なものを見られたら幸せ。

まぁ。そう言って暑さを楽しんでいられるのも。最初の二ヶ月くらい。9月や10月になっても暑かったりしたら発狂しそうになってくる。その場合でも意識は「いかに暑さをやり過ごすか、乗り切るか」に集中するので、ある意味とても平和。ただ生来の「冬の人」が心の奥で生産性のなさをぼやいている。

たぶん。この暑さのおかげで。身軽になれるのだ。秋が来た時、いつも生まれ変わったように晴れ晴れしている。普通は春が再生の時期なのかもしれないけれど。私の場合は冬にぎっしり宿題を背負ってしまうので春は押しつぶされたようになっている。夏は思考を麻痺させることで心を自由にしてくれる。

間違いなく、秋がいちばん良い。自分の季節は「秋」だと決め込んでいる。しかし最も短い季節である。冬は辛いけれど実りのある季節。春は冬の疲労でヨレヨレ。いや反感を買いそうだけれど春は嫌いな季節だ。悪いことは必ず春に起きる。夏が何なのか、わからずにいたけど。長い休暇なんだな。

春が嫌いと言い切るのは語弊があって。もちろん春は美しい。ただ冬から春の変化に気持ちも体も対応しきれない。変化に弱い自分を実感する季節。春はとにかく短い期間に「動く」イメージ。春から夏への移行はスムーズで。夏の間は無駄を満喫する。頑張らない。秋は収穫の季節で。冬はそれを材料に編む。


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  • 2012年07月27日 (金)

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